2016-09-04 焼山の噴煙が3本立ち上る 火山活動が活発化? ニュース 新潟県の糸魚川市と妙高市にまたがる活火山、新潟焼山(2400m)で2016年7月以降、噴煙が3本立ち上るようになり、特に8月以降は目立つようになってきた。火山活動が活発化してきたのだろうか。 3か所の噴気孔から噴煙が出ている焼山(2016年9月2日、早津賢二氏撮影) 気象庁では焼山の最近の火山活動について「7月21日に、山頂からおよそ1.5km付近で微量の火山灰が見つかった。7月中にごく小規模な噴火が発生していたと考えられる」と発表している。 焼山を毎日観察している妙高市渋江町の早津賢二氏(妙高火山研究所所長)によると「7月は、1日と19日に噴火している。1日の噴火では火山灰の影響で葉の一部が枯れた植物を確認した。19日の噴火では1.5km離れた場所で植物の葉に火山灰が降っている。8月も何回か噴火したはず」と話す