ソフトバンクグループ傘下のイギリスの半導体開発会社「Arm」は、イギリスではなく、アメリカの株式市場だけでの上場を年内に目指す意向を明らかにしました。EU=ヨーロッパ連合からイギリスが離脱したあとのロンドンの株式市場の存在感の低下を指摘する声が高まりそうです。 「Arm」はイギリス・ケンブリッジに拠点を置く世界的な半導体開発会社で、2016年にソフトバンクグループに買収され、現在は株式の新規上場の準備を進めています。 「Arm」のハースCEOは3日、声明を発表し「ソフトバンクグループとArmは、ことし、アメリカの株式市場だけでの上場を目指すことが最善の道だと判断した」と明らかにしました。 欧米の複数のメディアによりますと、イギリス政府はロンドンの株式市場への上場を誘致してきたということですが、現時点では見送られることになりました。 声明の中では、引き続き、イギリスに本社を置くとともに、新た
1987年米国イリノイ州生まれ、マサチューセッツ州ベルモント在住。タフツ大学フレッチャー法律外交大学院国際歴史学准教授。フィラデルフィアのシンクタンク、FPRI(外交政策研究所)のユーラシア地域所長、ニューヨークおよびロンドンを拠点とするマクロ経済および地政学のコンサルタント会社、グリーンマントルのディレクターでもある。ニューヨーク・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナル、フォーリン・アフェアーズ、フォーリン・ポリシー、アメリカン・インタレストなどに寄稿し、新鮮な視点を提供している気鋭の経済史家。ハーバード大学にて歴史学学士号、イェール大学にて歴史学博士号取得。 半導体戦争 自動車や家電だけでなく、ロケットやミサイルにもふんだんに使われる半導体は、今や原油を超える「世界最重要資源」だった。国家の命運は、「計算能力」をどう活かせるかにかかっている。複雑怪奇な業界の仕組みから国家間の思惑ま
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます Intelの最高経営責任者(CEO)Pat Gelsinger氏は米国時間10月24日、エレクトロニクス製造における地理的多様性の拡大を推進する同社の取り組みの一環として、台湾はIT産業において「不安定」な状態にあるとの考えを語った。 Gelsinger氏は同日開幕した「WSJ Tech Live」カンファレンスで、「台湾はテクノロジーサプライチェーンの中で極めて重要な役割を果たしているが、不安定な状態にある」と語り、「世界は、地理的にバランスが取れた弾力性の高いサプライチェーンを必要としている」とした。 この発言は、中国が自国の領土として台湾を再統一しようと試みるのではないかという懸念が高まっていることを反映したものだ。中国は、Nan
半導体業界人。 自分の周りでは大ニュースになってる割に世間では全然騒がれてないんだけど、メチャクチャ国際関係にインパクトがあると思われる事件が現在進行形で起きているで紹介したい。 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-12/RJNDM6T0G1KW01 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-13/RJNXIKDWRGG001 中国で事業を展開している半導体装置メーカーが人員を引き上げるというニュースなんだけど、記事中で取り上げられている装置メーカーのAMAT、ASML、Lam、KLAは世界シェア1位、2位、3位、5位のメーカーであり、それらが人員を一斉に引き上げるという部分にヤバみを感じる。(ちなみに4位は日本の東京エレクトロンだが、アメリカに圧力かけられたら逆らえな
2020年以降、つまり新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が拡大して以来、半導体不足に陥ったこともあって、世界の半導体工場は増産に次ぐ増産を行っている。世界半導体市場統計(WSTS)によれば、昨年2021年は、出荷額が約5523億米ドル、出荷個数が約1.2兆個と、いずれも過去最高を記録した(図1)。そして、ことし2022年は、出荷額も出荷個数も、それを上回ると予測されている。このように、半導体業界は、ここ数年、過去に例を見ない活況期を迎えていると思われる。 ところが、この活況に“冷や水“を浴びせる出来事が起きた。2022年4月7日にEE Times Japanでも掲載された通り、3月8日に米3Mのベルギー工場が、ポリフルオロアルキル物質(Poly Fluoro Alkyl Substances, PFAS)の一種である、フッ素系不活性液体(登録商標フロリナート)の生産を停止し
IntelがTSMCの3nmの生産枠の大半を確保、Appleや他社製品の生産に影響か 2021 8/13 中国聯合新聞網(UDN)が、IntelはTSMCの3nmプロセスの生産枠の大半を確保したと報じました。 TSMCの3nmプロセスで、4製品の生産を計画 UDNがサプライチェーンから得た情報によれば、IntelはTSMCの3nmプロセスで3種類のサーバー向けプロセッサと1種類のグラフィックチップを生産することを計画しているようです。 生産はTSMCのFab18bで2022年第2四半期(4月〜6月)に開始され、量産が軌道に乗ればウェハーベースで月産10,000万枚に達する見通しです。TSMCで生産された製品の出荷も、2022年第2四半期(4月〜6月)に始まるようです。 これら以外の製品は、Intelの自社Fabで生産されるとUDNは伝えています。 UDNによれば、IntelがTSMCに大量
パソ兄さん HOME パソコン・パーツ知識ガイド CPU知識 現在 コラム:クロック数が高いほど値段が高い理由 なぜ、高クロックのCPUは、同ファミリーの低クロックよりも値段が高いのか?それは・・ 高クロックCPUの値段が高いのは、希少価値によるもの 同ファミリー間で、キャッシュメモリや帯域は同じで、クロック数だけが異なるCPUがありますよね。比較すると、クロック数が高いほうが処理能力が高く、高価です。実はこの違いは「製造工程によるコスト差」ではないんです。低クロックも高クロックもまったく同じ製造方法と工程で作られており、製造コストは同じです。つまりクロック数の差を意図的には作っていないのです。このクロック数の違いは、単に製造ムラです。例えば、2.66GHzで作ったところ、 「検査したら2.4GHzや1.86GHzのものがでてきた。」ということです。これをグレード分けにして販売しています。
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