ソ連で開発された「落ちものパズル」の元祖、「テトリス」 東西冷戦終結前の1980年代後半、突如現れたソ連製のパズルゲーム「テトリス」。 上から落ちてくる、「7種類のブロック(テトリミノ)を回転させ、横一列うまくはめ込むと消える」という単純なゲームです。 しかし、単純ゆえにその中毒性は高く、一度ハマると抜け出せなくなる魔力がありました。 ロシアの民族音楽をBGMとしたエキゾチックな雰囲気も手伝って、世界各国で大流行しました。 時間を忘れて夢中になる人が続出したため「ソ連がアメリカの生産性を落とすために流行らせたゲームだ!」という陰謀論まで生まれました。 多くの派生ゲームが生まれ「落ちものパズル(落ちゲー)」というジャンルが生まれました。 このゲームを開発したのは、ソ連科学アカデミーのコンピュータ技術者「アレクセイ・パジトノフ」。 まだ東西のビジネス交流も乏しかった1984年にテトリスは生まれ