今時のアプリ開発において、コンテナは避けて通れないものになっています。そして数多くあるコンテナ実行環境の中でも、デファクトスタンダードと言えるのがDockerです。そんなDockerのイメージですが、皆さんは正しくビルドできていますか? そのコンテナは無駄に太っていませんか? 効率よく最短時間でビルドできていますか? セキュリティは大丈夫ですか? 今回はDockerfileの書き方をテーマに、「今さら聞けない」Docker入門をお届けします。
次々と発表されるオープンな日本語大規模モデル どうなっているの??という感じですよね。 我らがnpakaさんは、さっそくGoogle Colabで動かしていらっしゃいます。 ただ、Google Colabだと毎回モデルのダウンロードが大変なので、ローカルでDocker使って手軽に動かせるといいな、ということでやってみました。 以下GitHubのリポジトリにDockerfileとサンプルプログラムをおいています。チャットっぽいことをできるようにしています。 上記で、サイバーエージェントとリンナのLLMが両方動きます。 使用環境 前提となる環境です。使用しているPCのスペックは以下です。 項目 内容
PHPerKaigi 2024〜10年以上動いているレガシーなバッチシステムを Kubernetes(Amazon EKS) に移行する取り組み〜
Nginx + OAuth2 Proxy + StreamlitでGoogleログイン後にStreamlitにアクセスする環境をローカルコンテナ環境で作ってみた こんちには。 データアナリティクス事業本部 機械学習チームの中村(nokomoro3)です。 今回は、Nginx + OAuth2 Proxy + StreamlitでGoogleログイン後にStreamlitにアクセスする環境をローカルコンテナ環境で作ってみます。 実行環境と準備 実行環境としてはWindows 10マシンを使います。 また前提としてRancher Desktopをセットアップ済みであり、Googleの認証情報作成のためにGoogle Cloudにログインできる環境を作成済みという前提で進めます。 Rancher Desktopのセットアップについては以下も参考にされてください。 Windows 11 に Ran
単著ならではの一貫性と、筆者のノウハウをありったけ突っ込んでやろう!というあっつい想いを感じる素晴らしい書籍です。 「2018年から2024年、コンテナ界隈もいろいろ変わったもんだなぁ…(しみじみ)」 献本いただいた「Docker/Kubernetes 実践コンテナ開発入門 改訂新版」を眺めながら、ハマコーはそんな感慨にふけっておりました。 5年前、Docker始める人はまずこれ!書評「Docker/Kubernetes 実践コンテナ開発入門」で旧版の書評を書いたご縁で、著者の山田さんより改訂新版の献本をいただき、今この場にその本があるというわけです。 改めて中身読んでいたのですが、単著でこれはマジでやばいです。今コンテナを使った開発を進めようとしたときにでてくるであろう、開発〜運用面でのトピックが幅広く凝縮されている本で、「これ一冊読んどけば、マジはずれないよ」というぐらいの力が入った書
Dockerを使った機械学習環境の構築方法 株式会社松尾研究所で働いているからあげ(@karaage0703)です。松尾研究所では、機械学習(ここでは、予測モデル、画像認識からLLMまで幅広く扱います)を使う多数のプロジェクトが走っています。プロジェクトの特性は多種多様なので、環境構築方法は様々なのですが、松尾研究所では、環境構築方法の1つとしてDockerを推奨していています。今回はDockerを使った機械学習環境の構築方法を紹介します。 松尾研究所の特にインターン生を想定した記事にはなりますが、他の組織、個人の方にも参考になる部分があるかと思いWebに広く公開させていただきます。 なぜDockerで機械学習環境を構築するのか? 具体的な手法に入る前に、まずはDockerで機械学習環境を構築する理由から説明したいと思います。説明が不要な方はここはスキップしてもOKです。 そのために、Do
完成物 ER図 画面遷移図 figma, 原寸画像 AWS構成図 ※備考※ GitHub Actions CIは構築済みです。 GitHub Actions CD, apiのprivate subnet化にも取り組んでいます。 EC2インタンスは通常時停止です。 技術選定理由 プログラミング、IT業界ともに未経験で着手し独学で作りました。 Go 比較対象:JAVA、Ruby、Python、PHP コンパイラ言語であり実行速度が高速である 静的型付けであり、コンパイル前にバグを発見しやすい 静的型付けかつ記述自由度が低いことから、以下2点を利点と考えた 開発を中長期まで続けた際にも、加筆・改修しやすい 他人のコードを読んだ際に学びやすい Javaも多少書いてみたが、簡素にかけるGoの方がしっくりきた SHOWROOM、IRIAM、Twitch、AbemaTVといった動画配信サービスにも採用さ
Web版VSCodeがDockerコンテナをWASM環境で起動、Webブラウザ内ローカルマシンとして利用可能に。拡張機能「vscode-container-wasm」登場 WindowsやMacなどのデスクトップPCでVisual Studio Code(以下VSCode)を利用して開発をする場合、同じローカルマシン上でDockerコンテナのLinux環境を起動し、VSCodeのターミナルで接続して操作することは、開発環境としてよくあることだと思います。 これと同じことをWebブラウザ版のVSCodeでも実現する、すなわちWeb版VSCodeが同一Webブラウザ上にWebAssembly化したDockerコンテナを起動し、Web版VSCodeからローカルマシンとして接続し利用できる、実験的実装を実現したVSCodeの拡張機能「vscode-container-wasm」が登場しました。 V
どうもお疲れ様です。MESIです。 これは私が駆け出しの新卒1年目の頃でしょうか。 ある社内のつよつよエンジニアからこう言われました。 「MESIよ。流行りのフレームワークの使い方を覚えるのではなく、土台を理解しなさい」 彼はそう言い残すと1冊の本を残し会社を去っていきました。 これ。 託された本を読んでみたものの当時の私には難しすぎました。 理解ができないのですが、何が理解できないのかがわからない。そんな状態でした。 毎日この本とにらめっこをしましたが、時間だけが過ぎていきました。 大学でコンピュータサイエンスを全く学んでいない状態で入社した当時の私には難しすぎたのです。 私は諦めずにOS関連の低レイヤーの本を読み出しました。そして以下のループにハマりました 本の内容が理解できない ↓ 本を理解するために別の本を読む ↓ 理解できないのでまた別の本を読む いきなり難しい本にチャレンジをし
はじめに 冬休みに12ステップで作る 組込みOS自作入門を完走したをkozosを完走しました。 そのときの備忘録になります。 12STEPの各内容は以下のようになっています。 第1部 ブート・ローダーの作成 1stステップ 開発環境の作成 2ndステップ シリアル通信 3rdステップ 静的変数の読み書き 4thステップ シリアル経由でファイルを転送する 5thステップ ELFフォーマットの展開 6thステップ もう一度,Hello World 第2部 OSの作成 7thステップ 割込み処理を実装する 8thステップ スレッドを実装する 9thステップ 優先度スケジューリング 10thステップ OSのメモリ管理 11thステップ タスク間通信を実装する 12thステップ 外部割込みを実装する 1STEP、1commit単位でまとめて進めていきました。レポジトリは以下にあります。 環境構築 マ
はじめに こんにちは、WatanabeJin(@Sicut_study)です。 今回は私が初学者のときに最も苦労したDockerの技術を身につけるためのロードマップを紹介していきます。 Dockerが難しいのはなんといっても概念的なところだと思っています。新人時代の私は入社していきなり「Dockerで環境構築して」とだけ先輩に言われて何もわからない状態から自力でなんとか使えるところまで1ヶ月かけて学びました。(プログラミング経験なしでいきなりDockerは辛かった) その後、同じくプログラミング経験なしの方にDockerを指導した際に、この流れでやっていけば技術として身につくなと思ったのでまとめていきます。 概念が難しいDockerの学び方 私自身がものすごく1年目の時につまづいたDockerの勉強の仕方についてどのように身につけていったかを紹介します。… pic.twitter.com/
はじめに ここでは VS Code 開発コンテナー用カスタム Docker イメージの開発方法について説明します。 動作確認は Linux 環境を使っているため、Windows や macOS とは違っている場合があります。できるだけ Docker が動作する環境であれば動くようにはしています。 この記事の対象者の前提は下記となります。 Visual Studio Code(VS Code)が使えること Docker が使えること Node.js で NPM を使ったパッケージ管理について基本的なことを知っていること Docker Compose の基本的な使い方を知っていること Linux の基本的な使い方を知っていること 使用する環境は下記です。 Visual Studio Code Docker 拡張機能: ms-azuretools.vscode-docker Dev Contai
Fastladder の Rails を 4.2 => 7.1 までアップデートした Upgrade Rails 4.2 => 7.1 その他信頼性向上のためにテストをいくつか追加した Add ApplicationSystemTest Add E2E test across feed addition, crawling, and display このアップデートにともなって Dockerfile も追加してある。この Dockerfile は Rails 標準の Dockerfile からいくつかの最適化などを削ってより簡易にしたもの。 fastladder orgnization ではパッケージを配る権限がなかったので、とりあえずぼくのネームスペースでビルドした Docker イメージを配っている。 以下のような docker-compose.yml を使えば手元で一発で fastl
こんにちは。ソーシャル経済メディア「NewsPicks」で検索システムを開発しております崔(ちぇ)です。 この記事は、 NewsPicks Advent Calendar 2023 の23日目の記事になります。 qiita.com 昨日ははぐっさんによる「SwiftUIのKeyframeAnimatorでちょっとしたカードアニメーション 〜猫の手を添えて〜」でした! はじめに コンテナ流儀: 必要最低限のものだけで運用する Point1)レイヤーは少ないほどいい TIP:ベースイメージを作る Point2)不要なパッケージをインストールしない Point3)いつ再起動してもいいコンテナを作る Point4)独立したアプリケーションにする TIP:複数のプロセスを実行したい場合もある TIP:環境変数を積極的に使う Point5)フォアグラウンドで実行する 終わりに まとめ 感想 告知 はじ
こちらは 「本番環境などでやらかしちゃった人 Advent Calendar 2023」 22 日目の記事になります。 はじめに Happy Coding!🤶 みなさん年末いかがお過ごしでしょうか。 私は卒論の抄録執筆が終わらないし、今年体調崩しまくってるしで泣きそうです😭 この記事では「Docker が俺の Postgres を勝手に全世界に公開しやがって色々怒られた話」について述べていきたいと思います。 ※所属団体の関係で、技術的な話以外のところの一部で詳しく話せないところはぼかしたり、デタラメなことで置き換えたりしています。ご了承ください。 背景 私は大学 4 年で、働いているという訳でもなく、 個人やちょっとした団体で Web アプリや API サーバなどを作って、みんなが使えるようにしています。 今回は数年前に起こった、とある団体でのお話です。 サービス構成 そこではオンプレ
はじめに こんにちは〜!皆様いかがお過ごしでしょうか? no plan inc. CTOの @serinuntius です。 これはno plan inc.の Advent Calendar 2023の22日目の記事です。 最近気に入っているOSSとかを作者様に感謝しながら、スターを送りながら、こんなのを使用してるぜって紹介する記事です。 「OSSは使っていることを公言するだけでも貢献になる」とsongmuさんが言っていたので、私も貢献したいと思います。 紹介する順番に特に意味はありません。 rtx 個人的お気に入り度: ★★★★★ スター数: 3700 Rustで作られている💯 LICENSE: MIT 初っ端は、rtxです。あらゆるプログラミング言語環境(Runtime)のマネージャーです。 公式のデモ画像を見ていただくのが一番早いと思います。 私はこれを使う前はanyenvというも
この記事は、株式会社カオナビ Advent Calendar 2023 の3日目です。 はじめに 株式会社カオナビの高橋(@kunit)です。 今回は MySQL バージョンアップ(5.7 -> 8.0) で起きた問題とそれに対してどのように対処したのかを書いていこうと思います。 何が起きたのか MySQL 5.7 から 8.0 にバージョンアップをするにあたって、CI およびローカル環境でテストができるように MySQL 8.0 のイメージを作成し、それをつかって各機能の担当者にテストを開始してもらっていたのですが、以下のような事が起きました。 接続を MySQL 5.7 から 8.0 に切り替えただけでテストの時間が3倍くらいかかるようになった そこを変更するだけで3倍遅くなるってやばいぞということで報告してくれた担当者と同じテストを自分でも実施してみると再現性があり、それが以下のどの
クラウドネイティブをけん引してきた「Docker」10周年 前佛氏が「コンテナの価値を実感するのにちょうど良いタイミング」と断言する理由:「Dockerは枯れた技術になりつつある」 多くの企業でITインフラやシステム開発の在り方を見直す機運が高まりつつある。急速に変化するビジネス環境に対応するためには「クラウドネイティブ」の取り組みも欠かせない。さくらインターネットの前佛雅人氏は、2023年に10周年を迎えたDockerの歩みを振り返りながら、コンテナ技術が重要な理由や、開発や運用においてDockerコンテナを利用する際のポイントを解説した。 多くの企業でITインフラだけでなく、システムそのものの開発、改善、運用体制をモダナイズしていこうという機運が高まっている。急速に変化するビジネス環境に対応し、ITがより多くの価値を創出する環境として「クラウドネイティブ」にも注目が集まっている。だが、
最近では開発環境をローカルに構築することなく、Dockerをはじめとするコンテナ技術を使用する場面が増えています。コンテナ技術の利用により、環境の構築手間が大幅に軽減でき、さらにプログラミング言語やデータベースのバージョン管理も柔軟に行えるのが主な利点として挙げられます。 そんなコンテナ技術で有名なものとしてはDockerが存在しますが、最近では他にもさまざまなコンテナ技術や仮想化技術が登場しています。本記事では、これらの技術の相違点や特徴について紹介します。 コンテナはホストOSから独立した環境でアプリケーションを実行する技術です。 Dockerの場合を見てみると、下の図のようにホストOSの上にDockerが存在し、このDockerが様々なアプリケーションを「コンテナ」として管理しているとイメージできます。 具体的には、コンテナ内には必要なライブラリや依存関係がパッケージ化されており、こ
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