日本のIT(情報技術)エンジニア人材が逼迫し大きな問題となるなか、IT業界は賃上げのニュースに沸いている。日経クロステックが複数のシステムインテグレーター(SIer)に2024年春の賃上げ状況を聞き取ったところ、妥結済みまたは交渉中の賃上げ率(総額)は、5%を超えている。改善の兆しは明白だ。だが、本当にITエンジニアは、自身が生む価値に見合う給与を手にしているのだろうか。安月給に甘んじ、実は「
YAPCは「Yet Another Perl Conference」の略称であり、Perlを軸としたITに関わる全ての人のためのカンファレンスです。このカンファレンスは、Perlのみならず参加者たちが好きな技術の話をして交流することを目的としており、毎年数多くの方々が参加する一大イベントとなっています。 2024年2月9日・10日に広島県で開催されたYAPC::Hiroshima 2024は「what you like」がテーマ。職種やロール、プログラミング言語、技術要素など、各々のさまざまな「お好み」を語る場となりました。YAPC::Hiroshima 2024の運営に携わったメンバーたちは、どのような思いで活動をしたのでしょうか。 運営チームのリーダーを務めたkobakenさんと、長きにわたり運営に参加し今回は主に広報業務を担当したpapixさん、そして開催地である広島県在住でコアスタ
東京都文京区に注文住宅を建てたエンジニアのTomohisaさん。都心に注文住宅を建てるという金額面でのデメリットを懸念しつつも、長期的な資産価値を考慮し「建物ではなく土地に可能な限り予算をかける」ことを選択しました。 そうして建てた自宅では全館空調、全館浄水器といった生活の快適さを追求する一方で、仕事スペースやネットワーク環境は必要最小限に。さまざまな制約がある中でバランスを取った家づくりを心がけたといいます。 職業柄、「よりよいもの」や「よりよい環境」を求める方が多いエンジニアの家づくりを紹介する「エンジニア、家を建てる」第8回です。 はじめまして、Tomohisaと申します。年齢は40代後半で、同世代の妻と小学生の娘2人(小5、小2)の4人で暮らしています。 大学生の頃に外資系ベンチャー企業でアルバイトを経験して以来、ベンチャー企業を渡り歩くエンジニア人生を送ってきました。アプリからイ
私は決して世界レベルで優秀なエンジニアではない。ただ、幸いなことにグローバルに活躍するエンジニアの方々と一緒に仕事をする機会には恵まれてきた。 エンジニアとしてだけでなくビジネスマンとしても、彼らからたくさんのことを学ばせてもらってた。 今日は彼らから学んだ成長するための立ち回りについて紹介しようと思う。 質問力が高い彼らと働いていて驚かされたことがある。 それは「これほど優秀な人がこんな基本的なことを質問するのか?」という場面に何度も出くわしたことだ。 知らないことが罪のように感じていたグローバル人材と働く前はゴリゴリの日系Webベンチャーで働いていた。その際は、簡単なことを質問することに対する抵抗感が大きかった。 「基本的なことを聞いてしまって申し訳ないのですが。。。」といった言葉を頻繁に聞いたことはないだろうか? これは私だけかもしれないが、日本コミュニティにいると基本的なことを知ら
はじめに 34 歳のとき、勤めていた会社の経営が傾き早期退職を促されたのを契機に独立しました。その後、41 歳で Authleteオースリート 社を設立しました。諸般の事情で現在も Authlete 社の代表取締役という肩書きを持っていますが、経営者的な仕事は他の人に任せ (参照: シリコンバレーのプロフェッショナル CEO を迎えて米国市場に挑戦する日本のスタートアップの話)、50 歳目前の現在もプログラマとしてコードを書き続けています。 Authlete 社設立 (2015 年 9 月) から 8 年半弱経過したものの、まだまだ小さな会社で道半ばであるため、起業家として何か語るのは時期尚早ではあるものの、軽い体調不良が長引く中、『自分のエンジニアとしてキャリアを振り返ろう!』という記事投稿キャンペーンを見かけ、生きているうちに子供世代のエンジニアの方々に何か書き残しておこうと思い、文章
『Network Engineer Simulator』はネットワークエンジニアとなって業務をこなしていくシミュレーションゲームだ。プレイヤーはサーバーの整理という世間一般的に“うらやましくない”とされている、仕事をするために雇われた従業者。大小さまざまなデータセンターを訪問し、サーバーを管理していくことになる。 本作のメインタスクとなるのは、もつれたケーブルをほどくこと。立ち並ぶサーバラックを管理し、適切なポートにケーブルを繋いでいくようだ。ケーブルの長さは変更することができ、ケーブルホルダーを使えば綺麗にまとめることもできる。配線整理が好きであれば本作を思いっきり楽しむことができるであろう。 (画像は『Network Engineer Simulator』Steamストアページより)(画像は『Network Engineer Simulator』Steamストアページより)また、本作は
こんにちは。ソーシャル経済メディア「NewsPicks」で検索システムを開発しております崔(ちぇ)です。 この記事は、 NewsPicks Advent Calendar 2023 の23日目の記事になります。 qiita.com 昨日ははぐっさんによる「SwiftUIのKeyframeAnimatorでちょっとしたカードアニメーション 〜猫の手を添えて〜」でした! はじめに コンテナ流儀: 必要最低限のものだけで運用する Point1)レイヤーは少ないほどいい TIP:ベースイメージを作る Point2)不要なパッケージをインストールしない Point3)いつ再起動してもいいコンテナを作る Point4)独立したアプリケーションにする TIP:複数のプロセスを実行したい場合もある TIP:環境変数を積極的に使う Point5)フォアグラウンドで実行する 終わりに まとめ 感想 告知 はじ
オフィス回帰が顕著になるなか、リモートワークの是非はなかなか結論が出ないテーマだ。リモートワークがいいのか、どういうことに配慮するといいのか。メタバースを運営し、エンジニアを多く抱えるクラスターの取り組みと現状について、クラスターのソフトウェアエンジニア asukaleido氏が自身の考えなどを交えながらリモートワークについて考える。 これからは主体的、クリエイティブ、リアルとバーチャルが相互作用する世界で働く クラスター株式会社は2015年に設立、メタバースプラットフォーム「cluster」を運営している。今回登壇するのはソフトウェアエンジニアのasukaleido(大泉明日香)氏。同社内では日常的に使われているハンドルネームとアバターでの登場だ。同氏はクラスターに2023年7月に入社し、主にWeb開発環境改善を行いながら、Unityでの機能開発に従事している。 誰もが実感しているように
この記事はエンジニア転職 Advent Calendar 2023の11日目になります。 10日目はnewtaさんの「やりたいことをするための環境を探そう」でした。「野球をやっててもサッカーはうまくならない」というのには膝を叩いて納得してしまいました。確かにその通りですね。今後の参考にしたいと思います。 さて、この記事はアラフィフのおっさんエンジニアによる転職失敗談です。皆様の成功談のなかで恐縮ですが、他人の失敗から学べることもあると思いますので、よろしければご覧ください。 ざっくり自分の経歴 新卒でベンチャー企業に就職。約10年働くも倒産で解雇。 フリーランスのエンジニアになる。約10年働くも諸事情で廃業。 派遣でエンジニアとして働く。合間に転職活動も行って、何度か転職したこともあるけれど諸事情で数年で退職を繰り返すこと約10年。現在も転職活動中。 トータルで約30年のキャリアがあるわけ
自分は現在アメリカの医療系スタートアップ企業でソフトウェアエンジニアとして働いている。カナダに在住していて、年収は日本円にして約1600万円、エンジニアとしては現在4年働いている。 もしあなたが日本のエンジニアなら、これを読んだ時に心がざわついたと思う。日本にいると表面化しづらい、世界的エンジニアの給与格差を今目の当たりにしたのだから。しかし実際には、自分はほぼぴったりアメリカでのエンジニアの平均給料を貰っているに過ぎない。 日本でのエンジニアの扱い給料Economic Research InstituteをソースにしたCodeSubmitさんの各国のエンジニアの平均給料のリサーチによると、日本は$36,024でランキングの27ヶ国中18位、1位のアメリカ($110,140)とは$74,116、即ち2023年11月現在の日本円対アメリカドルのレートで1100万円ほどの開きがある。ちなみに日
ラブグラフでエンジニアをしています横江 ( @yokoe24 ) です。 ラブグラフでは、エンジニア以外で Google Apps Script (GAS) を書く方も多く、 Slack通知の自動化など、業務の効率化がおこなわれています。 マジですごいと思います! GASをエンジニア以外が書く問題点 一方で、コードを見るとプログラマーからするとムズムズするところもあります。 変数名に snake_case が混ざっている インデントが揃っていない for文の中で getValue() を回している Google Apps Script の getValue() メソッドはコストが高く、何度も実行するとタイムアウトの可能性が高まる == で比較している double quotes " と single quotes ' が混ざっている こういうコードを見ると直したくてウズウズしてしまいます。
関連キーワード アプリケーション開発 | プログラマー | プログラミング プログラミングは20世紀の半ばから半世紀以上を経る中で、さまざまな変化を遂げた。1950年代からどのように変わってきたのか。2023年のいま注目したい変化も含めて振り返ってみよう。 半世紀で見えたプログラミングの“劇的変化”とは? 併せて読みたいお薦め記事 連載:プログラミングのこれまでとこれから 第1回:不況でも稼げるプログラマーが知っている「プログラミング」の基本はこれだ プログラミングの関連記事 働く母とプログラミングをつなぐ――IT業界に貢献する女性たち 「JavaScript」はいつ、なぜ生まれた? “大人気言語”の知られざる歴史 プログラミングにとって最大の変化は、活用場面がさまざまな分野に広がったことだ。いまや携帯電話や時計、自動車、家電製品までもがアプリケーションを搭載している。黒い背景に緑色の文字
英語が話せてプログラムも書けるようになったのでより就職が難しくなった件について 最初の記事にも書きましたが、日本を離れて10年以上、外資系の企業にて外国人と働き、または交渉事などをまとめ、何処に行ってもそれなりに不自由しない英語力を獲得し、さらにロックダウン中から2年あまり、毎日毎晩独学でコードを書き続けたことによって獲得したプログラミングスキルによりウェブアプリなどを自作できるようにまでなった訳ですが、そうして身につけた能力をフルに生かして条件の良い働き口を見つけてこましたろ と思った時に、そういった能力が身を助けるどころか、よりレッドオーシャンの荒波に我が身を晒すことになったことに気付き、愕然としてこの記事を執筆しています。 英語ができることによって競争が激化 例えば、自分は英語も話せて、プログラミングも出来ますよ となった場合、勿論グローバルな企業にて雇用されることを期待する訳ですが
机のまわりを整理していたら、偶然、大昔の雑誌が出てきた。共立出版の月刊誌「bit」の1985年4月号だった。 雑誌というのは何号かに一度、良い記事の集まった当たり号が出るものらしい。この号も、当たりの1つだったようで、面白い記事が集まっている。そのために、なんとなく捨てられずにとっておいたようだ。巻頭記事は、宮本勲氏の紹介による「本物のプログラマはPascalを使わない」だ。次が、ジェラルド・ワインバーグの短いエッセイ「ロージーの返事」。翻訳は、東京工業大学教授・木村泉氏。それから、御大ドナルド・クヌースの論文「文芸的プログラミング」が載っている。翻訳は黒川利明氏である。さらに、湯浅太一氏と萩谷昌巳氏の「Common Lisp入門」の連載第一回目が始まっている。石田晴久氏の「PC-UX」紹介記事もある、という具合だ。 「本物のプログラマはPascalを使わない」は、注釈が必要だろう。これは
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