「Bodhi Linux」は筆者にとって思い入れのあるOSだ。見た目が美しく、ユーザーフレンドリーなOSというだけでなく、筆者がLinuxを使い始めた頃を思い起こさせてくれる。というのも、デフォルトのデスクトップ環境である「Moksha」は、筆者が長年にわたって愛用しているウィンドウマネージャーの1つである「Enlightenment」をベースにしているところが大きいためだ。 まず、ちょっとした用語について説明しておきたい。全てのデスクトップ環境は複数のコンポーネントで構成されており、その1つがウィンドウマネージャーだ。ウィンドウマネージャーは画面の描画やレイアウト、ウィンドウに関する位置情報の保存を担当する。 例えば、ウェブブラウザーの「Firefox」をオープンしたと考えてほしい。タイトルバーとウィンドウ枠が表示されているはずだ。そのタイトルバーをつかんだ状態(マウスの左ボタンを押した
Red Hat でコンサルタントをしている菅原と申します。 この記事では、意外とあまり説明されていないような気がする Linux システムで発生するハングタスクについて少し説明したいと思います。現場のシステムでもハングタスク検知の設定がされていることが多いと思いますが、ハングタスクとは何なのかを正しくご理解いただくことで、ハングタスク検知を行う目的が明確になること、また、実際の障害事例もご紹介することで、通常あまりハングタスクと関連づけて考えないような設定でもハングタスク発生につながる場合があることを知っていただき、少しでもシステム管理や障害の理解、障害対応などのお役に立てれば幸いです。 なお、この記事では RHEL のみを対象に書いていますが、他の Linux ディストリビューションにも適用される内容と思います。 ハングタスク (hung tasks) とは ハングタスクとは読んで字のご
NVIDIA is now publishing Linux GPU kernel modules as open source with dual GPL/MIT license, starting with the R515 driver release. You can find the source code for these kernel modules in the NVIDIA/open-gpu-kernel-modules GitHub page This release is a significant step toward improving the experience of using NVIDIA GPUs in Linux, for tighter integration with the OS, and for developers to debug, i
現代のコンピューターのほとんどがx86やARMといったクローズドなアーキテクチャを採用する中で、プロセッサ業界に革新をもたらす鍵として注目されているのが、オープンソースの命令セット・RISC-Vです。そんなRISC-Vを搭載し、Linuxの動作にも対応した119ドル(約1万2400円)のコンピューターボード「BeagleV」が発表されました。 BeagleV https://beagleboard.org/static/beagleV/beagleV.html x86やARMはプロセッサのアーキテクチャとして多くのシェアを勝ち取っていますが、利用するためには高額なライセンス料を支払う必要があり、プロセッサ市場への新規事業者の参入障壁となる点などが問題視されてきました。オープンソースのRISC-Vは誰でも無料で利用できるため、普及すれば他業界や研究機関によるプロセッサ開発の垣根を下げ、安価な
文字盤を打鍵することで文字を紙に打ち付けることができるタイプライターは、19世紀から20世紀にかけてビジネスにおいて幅広く利用されました。そんなタイプライターをLinuxのターミナル画面として使用するムービーを、ビンテージコンピューターのレストアなどを行っているCuriousMarc氏がYouTubeに公開しています。 Using a 1930 Teletype as a Linux Terminal - YouTube CuriousMarc氏がターミナル画面として使用するのは「TG-7-B」という型番のタイプライター 1930年に登場し、1960年代まで軍隊でのコミュニケーションなどに使用されていたとのこと。 「TG-7-B」で入力した文字は5ビットのBaudotコードに符号化され…… 符号化された文字は電磁石によって復号され、紙に印刷されます。 CuriousMarc氏は、まずコンピ
VIVERとは? VIVERは、1台のコンピュータをCDやDVD、USBメモリなどから起動し、続いて他のコンピュータを次々にネットワークブートすることで、瞬時にディスクレスネットワークを構築するシステムです。 VIVERを使うと、非常に簡単な手順で、今あるLinuxシステムをUSBメモリやネットワークブートからブートできるようにすることができます。 特定のLinuxディストリビューションには依存していないので、CentOSでもopenSUSEでもDebianでもMandrivaでも、ほとんどのディストリビューションをディスクレスブートさせられます。 ネットワークブートにはNFSを使いません。分散多重化共有ブロックデバイスV-FIELDを使います。 もっと詳しく デモムービーを見る
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