首相は「党(規律)規約に定めている役職停止は党本部における役職だと承知している」と説明。その上で「1年間の役職停止は厳正な処分だ」と強調した。 これに対して山岸氏は、既に萩生田氏が裏金問題を受けて政調会長を辞し、現在は党の役職に就いていないとして、「実質おとがめなしだ」と批判。萩生田氏の政治資金収支報告書への不記載額が2728万円と党の調査で3位だったことにも触れ、「下から3番目の処分にとどまったことは最大のミステリーだ」と皮肉った。(井上峻輔)
(写真)思い思いのメッセージを掲げる「裏金ご当地!八王子の萩生田光一氏にNO!」の参加者=18日、東京都八王子市 自民党派閥のパーティー券裏金問題をめぐり、2022年までの5年間で2700万円以上を裏金化していた萩生田光一・前政調会長の地元・東京都八王子市で18日、街頭宣伝「裏金ご当地!八王子の萩生田光一氏にNO!」が実施され、250人が参加しました。 JR八王子駅近くの路上で、参加者は「金権政治NO!」や「裏金着服の説明責任をはたせ」などと書かれた紙を掲げて集い、発言者の訴えを聞きました。市民と立憲野党でつくる「つながる八王子」が主催し、安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合が協力しました。 マイクを握った白神優理子弁護士は裏金について「市民が1円単位で厳しい確定申告をしているのに、自民党は組織ぐるみで明らかな違法行為をしている。政治資金規正法違反にとどまらず、所得税法違反にもつ
「東京地検に連れていかれることはございません」──裏金捜査をネタに「つかみはOK」だ。自民党の派閥パーティー裏金捜査を巡り、刑事告発された安倍派幹部7人全員の「立件断念」報道を受け、萩生田前政調会長が堂々と勝利宣言。支援者に軽口を叩き、悦に入っても、まだまだ「無罪放免」とはいかない。 【写真】この記事の関連写真を見る(20枚) ◇ ◇ ◇ 萩生田氏の地元・八王子市は現在、市長選の真っ最中だ。21日の投開票に向け、萩生田氏は自公推薦の元都庁職員・初宿和夫氏(59)を猛プッシュ。萩生田氏の大放言は16日夜、初宿陣営が寺の集会所で開いた個人演説会で飛び出した。 応援弁士として「政治資金問題で地元の皆さまにご心配をかけて申し訳ない」と自ら裏金ネタを前振り。「しっかり襟を正して、やり直していく」と決意を語ったが、神妙な顔つきはここまで。 「そうは言ってもワイドショーを見ていると、だんだん私の写真
自民党安倍派で「5人衆」と呼ばれる有力幹部の萩生田光一・前政調会長は14日、選挙地盤の東京都八王子市で同日告示された市長選の候補者の出陣式に出席し、「政治資金パーティーの会計処理をめぐって政治不信を招くことになり、大変なご心配をおかけしていることを改めておわび申し上げたい」と述べた。派閥による裏金作りの詳細や、自らの責任には言及しなかった。 萩生田氏は自民党総裁の岸田文雄首相による政権中枢からの安倍派の一掃方針を受けて、昨年末、党三役の政調会長を辞任した。自らもパーティー収入の一部について裏金としてキックバック(還流)を受けた疑惑があり、東京地検特捜部が任意で事情聴取したことが関係者への取材でわかっている。 茂木敏充幹事長も出陣式に出席し、「国民に疑念が広がっていることを深刻に受け止め、反省しなければいけない」と述べ、「(自民の)総裁直属機関の(政治)刷新本部のもとで、再発防止策をとってい
自民党の萩生田光一政調会長と、立憲民主党の長妻昭政調会長が、29日のNHK「日曜討論」に出演した際、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害者救済をめぐり、バトルとなる場面があった。 きっかけは、萩生田氏が旧統一教会との関係の深さが指摘されたことについて、長妻氏が言及したため。旧統一教会の財産保全をめぐり、教団側から関連法案を提出しないよう求める文書がファクスで岸田文雄首相の事務所に届いていたことが発覚したことを念頭に「萩生田会長のところにも来ているのですか」と、突っ込んだ。 立民は20日、解散命令請求から司法の判断が出るまでの間、教団の財産を動かせないようにする内容を盛り込んだ被害者救済に向けた特別措置法案を衆院に提出したが、長妻氏は「自民党の中から、野党案は憲法違反のパフォーマンスに過ぎないという失礼なことをおっしゃっている方がいるが、財産保全は徹底的にやらないといけない。我々は特別措
東京スポーツ新聞社は2022年9月12日、自民党の萩生田光一政調会長が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連イベントに出席していたと報じた記事をめぐり、事実ではなかったとして謝罪した。 元信者が赤裸々告白も... 同社はニュースサイト「東スポWeb」で8月29日、「旧統一教会イベントでの安倍元首相側近・萩生田光一氏『四つん這い』証言 元女性信者が赤裸々に!」と題した記事を配信した。 萩生田氏が過去に旧統一教会の関連団体の礼拝儀式に出席していたり、教祖の文鮮明氏の親族から直接応援されていたりと、教団との密接な関係を伝えていた。元信者の証言を根拠としており、萩生田氏側の見解は掲載されていなかった。東京スポーツ新聞社中部支社のツイッターによれば、30日付の夕刊一面でも報じた。 記事は注目を集め、SNSでは萩生田氏に説明を求める声が殺到していた。 しかし、東スポは9月12日までにウェブ記事を削除
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