API開発の基本 - 銀行APIの開発事例に学ぶ『使いやすい』のデザインプロセス APIは多くのWebシステムにおいて、欠かすことのできない技術です。APIをどのように設計、デザインすれば、ユーザに利便性を提供できるのかを、GMOあおぞらネット銀行 CTOの矢上聡洋さんが解説します。API設計の基本、そして実際の銀行APIの設計から、“使いやすい”を生み出すためのデザインプロセスを学びます。
帯域を知ろう - ユーザと開発者の視点から考える、テレワーク時代の帯域圧迫を防ぐアプローチ 多くの人がテレワークに移行する中、帯域という言葉に注目が集まっています。インターネット上での社会的活動量が加速度的に上がっていく中、帯域をできるだけ圧迫しないためにはどのような工夫が必要になるのでしょうか。ユーザ、開発者、それぞれの視点から、帯域を上手に使うためのアプローチを、みやもと くにおさんが解説します。 誰もがある程度、高速なインターネットにアクセスできるようになって久しいですが、2020年3月以降、インフラとしてのインターネットの重要性はますます高まりました。多くの企業が業務をテレワークに切り替え、また、多くの人がインターネットサービスをより多く利用するようになったからです。 インターネット上の活動量が上がると同時に、「帯域」という言葉を耳にする頻度が上がりました。本稿では、インターネット
エンジニアHub > 記事一覧 > Backlogを作ってるエンジニアが教えるBacklog活用術 - 開発チーム内外をつなぐ、課題管理の考え方 Backlogを作ってるエンジニアが教えるBacklog活用術 - 開発チーム内外をつなぐ、課題管理の考え方 プロジェクト管理ツール、コラボレーションツールとしてBacklogを採用しているチームは多いでしょう。多岐にわたる機能を利用できるツールですが、上手に使うためのアイデアと方法を、Backlogを生み出したヌーラボ社の中村知成さんが解説します。開発チーム内だけでなく、マーケやセールスなどを含めた、チームを横断した課題管理など、“中の人”ならではの知見をご紹介します。 株式会社ヌーラボの中村知成( @ikikko )です。Backlogの開発・運用全般のマネージャーを務めつつ、Backlogの導入・業務改善や、ソフトウェア開発現場の支援サービ
エンジニアHub > 記事一覧 > IntelliJ IDEAをもっと便利で使いやすく! つまずきがちな設定や、便利な機能を細かに解説します。 IntelliJ IDEAをもっと便利で使いやすく! つまずきがちな設定や、便利な機能を細かに解説します。 Javaの統合開発環境であるIntelliJ IDEAの人気が高まっています。興味はある方や使い始めたばかりの方に向けて、つまずきがちなポイントや、地味だけど便利な機能などを、IntelliJ IDEA関連の著作も多い今井勝信さんが紹介します。 IntelliJ IDEA(インテリジェイ・アイデア)は、JetBrainsが開発・販売しているJavaの統合開発環境(IDE)です。最初に登場したのは2001年と古く、しばらくマイナーIDEとしてひっそり存在していましたが、ここ数年で知名度も上がってきました。 近年の人気も相まって、IntelliJ
実践データサイエンス─サンプルコードと図表で学ぶ、前処理・モデル評価・パラメータチューニング 実践とともに、データサイエンスに入門しよう!敷居が高いと思われがちなデータサイエンスですが、データの前処理からの手順は意外とシンプルです。本記事では、データの前処理や特徴量の作成、モデルの評価・訓練、ハイパーパラメータの調整など、基本的な知識をサンプルコードと図表を見ながら学びます。 データサイエンティストとしてのスキルを向上させるには、データの前処理や特徴量の作成、モデルの評価・訓練、ハイパーパラメータの調整など、広域にわたる知識を身に付ける必要があります。 この記事は、そうした知識を「サンプルコードと図表を見ながら、分かりやすく学習できること」を目指して作成されました。記事内では、新米データサイエンティストのOさんが登場して、ある案件のデータ分析を担当します。読者のみなさんも、ぜひOさんと一緒
知ってるようで知らないTeXの世界 自分の人生より歴史あるソフトウェア開発をマネジメントする技術 アルゴリズムに関する大著『The Art of Computer Programming』のため、ドナルド・クヌース先生が組版システム「TeX」を発表して41年。その開発は世界中で活発に続いています。日本語TeX開発コミュニティやTeX Liveチームで活動する20代のエンジニア山下弘展(aminophen)さんに、自分より1.6倍も長生きなソフトウェアをメンテナンスする技術について聞きました。 数式がきれいに組めることで広く知られているTEXTEX(以下、TeXと表記)は、誕生から40年を超える自動組版システムです。 学生時代にレポートや論文でTeXを使ったことがある人も少なくないでしょう。技術系の同人誌でページの見栄えを改善すべく、Re:VIEWなど書籍執筆支援システムの背後で動くTeXに
エンジニアHub > 記事一覧 > AWSコスト最適化入門 ─ クラウドで「こんなにかかるはずじゃなかった!」を避けるツールと計測 AWSコスト最適化入門 ─ クラウドで「こんなにかかるはずじゃなかった!」を避けるツールと計測 「あれ? AWSのコスト、高すぎ…?」そう感じたときには、そもそもコストを正しく見積れているのか、適切に計測できているのかから見直しましょう。クラウドならではのメリットを享受しながら、コストを適正な範囲にしていく上で役立つ機能やサービスを紹介します。 こんにちは。吉川功一郎と申します。 私はフリーランスのシステムエンジニアとしてあちこちの会社をお手伝いしていますが、その中で、AWS(Amazon Web Services)移行に関するさまざまな相談をいただきます。切り口はいろいろありますが、意外と多いのが「コスト」に関する相談です。 さすがに「クラウド破産」というケ
Kibela開発における技術選択の指針を全部教える。必要十分に新しい技術を維持するための考え方 サービスの立ち上げや機能追加時には、どのような技術をどの観点から選択すればよいのでしょうか? 自社サービス「Kibela」の実例を交えつつ、ビットジャーニーの井原正博さんがエンジニアと経営者の両視点から「技術選定」を考えます。 Yahoo! JAPANやクックパッドのエンジニアを経て、現在はビットジャーニーで代表を務める井原正博(@ihara2525)です。プライベートで超長距離のランを楽しむ傍ら、情報共有ツールKibelaの開発・運営を手がけています。 Kibelaについては、その立ち上げにあたってサービスを考えてリリースするまでのフローを以前に書きました。今回は、サービスの技術選定をテーマに、Kibelaを成長させるさまざまな段階でどのような選択を行ってきたか、具体例を交えながら紹介できれば
SRE実践の手引 ─ 信頼性をどう制御するか? から始める、現実的な指標と目標の設計と計測 SREの役割には、信頼性、SLIとSLO、エラーバジェット、トイル、ソフトウェアエンジニアリングといった複数のキーワードが存在するがゆえ、なかなかうまく実践できない、という声もあります。本稿では、難しく見られがちなSREの内実を、「信頼性の制御」というコンセプトを軸に整理し、小さく始める一歩を坪内佑樹(ゆううき)さんが解説します。 こんにちは。SREの研究者をやっているゆううき(@yuuk1t)です。 SRE(Site Reliability Engineering)は、従来のオペレーションエンジニア、システム管理者(sysadmin)と呼ばれる人々が担っていた技術領域の新しい形です。Googleによって提唱され、日本国内でも2015年ごろからWebコンテンツ事業者のコミュニティを中心に広く知られる
SQLをはじめよう - 初心者でもわかる、構文とデータ取得の基本 リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)において、データの操作や定義を行うためのデータベース言語であるSQL。“データ”の重要性が謳われるようになった昨今において、この言語はより重要性を増しています。本稿では日本MySQLユーザ会の副代表であり、データベースを中心とした業務システムの設計・コンサルティングを手掛ける坂井恵さんが、「SQLを学びはじめたばかりの若手IT技術者」や「社内のデータを利用したい非IT技術者」に向けて、SQLによるデータ操作の基礎を解説します。 企業活動において、近年ますます、蓄積されたデータの活用が重要になっています。自社の持つ大量のデータの中から必要なデータを抽出・集計するという操作は、以前はITエンジニアが用意した画面を通して限定的にのみ行うことができるのが一般的でした。 しかし最近は
「単体テスト」再入門! 開発の現場でバグを確実に洗い出す最適な手法と、テストケースの作り方 単体テストの定義から手法、未来の展望までを、日本におけるソフトウェアテストの第一人者・高橋寿一さんが解説します。 ソフトウェアのテストにおいて、最初のフェーズである単体テスト。若手Webエンジニアの中には、いきなり単体テストを任されて戸惑った方もいるでしょう。仕方なく現場で踏襲されているやり方に従っているだけ、ということもあるのではないでしょうか? 今回は、単体テストの定義から手法、未来の展望までを、日本におけるソフトウェアテストの第一人者・高橋寿一さんが解説します。 単体テストとは(各社ばらばらな単体テストの定義を再定義) コードベースの単体テスト 命令網羅(C0カバレッジ) 分岐網羅(C1カバレッジ) よくある(コードベースの)単体テストの間違い 機能単位の単体テスト 例:複雑なソート機能のテス
新人ITエンジニアのスキルアップに近道はないが、写経・RSSフィード・英語で成長を加速できる 新人のITエンジニアがスキルアップするため、特に「写経」「RSS」「英語」の3つを、成長を加速させる“三種の神器”として紹介します。 1. 写経で「まねるは学ぶ」を体現する まだ理解していないプログラミング言語を写経するコツ 入力だけで終わらず実行した結果から学ぶ 自分なりにまねて応用してみる まねることのもうひとつのメリット どこから写経するか? 教材を選ぶコツ 2. 技術情報の収集はRSSフィードの活用から 情報収集はITエンジニアの生命線 RSSフィードの実例とFeedlyによる購読の方法 3. 英語はコミュニケーション領域を圧倒的に広げる 全てのドキュメントは英語といっても過言ではない 英語から逃げなければ情報源は広がる Google翻訳に頼りすぎない 英語の記事の答え合わせとして日本語の
エンジニアHub > 記事一覧 > Visual Studio Codeのうれしい機能を使いこなして、初心者を最速で脱出する!《VSCode実践入門》 Visual Studio Codeのうれしい機能を使いこなして、初心者を最速で脱出する!《VSCode実践入門》 VSCodeは初版が2015年リリースの新しいエディタですが、インテリセンス、ユーザースニペット、Emmet、マルチカーソル、拡張機能というコーディングにうれしい機能が充実しています。VSCodeを検討中あるいは使いはじめたばかりの若手エンジニアが、いち早く初心者を脱出するための使いこなし方を解説します。 はじめまして、KC(けーしぃ、@kcpoipoi)と申します。技術書典6にサークル参加してたら「キミ、Web執筆に興味ない??」とお声がけいただきました。Web執筆は初めてなので至らない点があるかもしれませんが、何卒よろしく
grdの作者が考える、いまフロントエンドエンジニアに求められる「速度という機能」 Webパフォーマンスの改善に、並々ならぬ情熱を傾けるエンジニアの泉水翔吾(@1000ch)さん。氏の手がけるOSSはこの情熱を体現するかのように、パフォーマンス改善にフォーカスしたものが多数あります。なぜWebパフォーマンスにこだわるのか、そして現在のフロントエンドエンジニアに求められる技術を聞きました。 「サイトの表示に3秒以上かかると、訪問者の53%がそのサイトから離脱する」 Googleが公開した上記のドキュメントは、Webの「使いやすさ」とは、スピードと不可分なものであることを示しています。 「パフォーマンスはサービスが持つべき“機能”の一部」と語るのは、『超速! Webページ速度改善ガイド』の著者の一人である泉水翔吾(せんすい・しょうご/ @1000ch )さん。彼は、前職の株式会社サイバーエージェ
こんにちは、小林(@koba04)です。 本記事では、シングルページアプリケーション(以下、SPA)における状態管理について解説します。 GmailやTwitterは、SPAとして構築されている代表的なWebアプリケーションであり、スムーズなページ遷移をSPAによって実現しています。またElectronやPWA(Progressive Web Apps)の登場により、複雑なアプリケーションをWebの技術を使って構築する場面も増えてきました。 これらの複雑なアプリケーションにおいては、既存のページ単位での状態管理の考え方では対応が難しくなります。 そこで今回は、具体的なフレームワークも取り上げながら、Webフロントエンドにおける状態管理のアプローチについて紹介します。 フロントエンドでの状態管理の複雑化 ページの単位を超えた状態の保持 モデルとビューによる処理の分割 イベントの管理が複雑にな
Lambdaで作る音声インターフェイスの基本 Amazon EchoやGoogle Homeといったスマートスピーカーが話題となっています。AIとの対話をインターフェイスとするVUIの基礎知識から、Alexaスキル製作の基本まで、スマートスピーカー向けのアプリケーションを数多く手がける君塚史高さんに教えてもらいました。 こんにちは。君塚史高(@ki_230)と申します。 普段は面白法人カヤックで、IoTデバイス向けのソフトウェアを開発しています。 最近ではAmazon EchoやGoogle Home、Clova WAVEといったスマートスピーカー向けのアプリケーションを制作する機会が増えました。そこで得られた知見をもとに、本稿ではAmazon Echo向けにシンプルな「時計」アプリケーションの作り方を解説します。 スマートスピーカーのユーザーインターフェイスは音声のみ(VUI)のため、一
「AWSとGCPを“選択可能”にしておく」LIFULLに学ぶ長生きするインフラ構築術 多くの開発に導入されるクラウドサービスですが、LIFULL社では、AWSとGCP、両サービスを同時に使用しているそう。同社のインフラの変遷と、併用の背景を聞きました。 AWSとGCP、「どちら」を「どうやって」使うか サーバの肥大化を阻止するべく、オンプレからAWSへ移行 マイクロサービス化し、「影響範囲」を狭めることで得られたメリット 「使い分ける」のではなく、「両方を使える」ことが継続性を生み出す インフラ構築における技術的な選択肢はさまざまですが、なんらかのクラウドサービスを活用するということは多くのエンジニアが検討する手段でしょう。 昨今ではクラウドサービスは多くの企業から提供されており、エンジニアにとって多様な選択肢が提供される一方、どのサービスを選ぶべきかという悩みもあるでしょう。筆者の周りで
Macでターミナルとシェルを使うための基礎知識 - 環境の構築と基本的なファイル操作を知る Macでターミナルとシェルを活用し、サクサクと作業をするには?シェルに関する多数の執筆を持つ、「シェル芸人」こと上田隆一さんが基本のテクニックを解説します。 こんにちは。千葉工業大学未来ロボティクス学科の上田( @ryuichiueda )です。というよりシェル芸の人と呼ばれることが多い上田です。 この記事は、「Macでターミナルやシェル、コマンドを使う」というテーマでお送りするものです。通常、シェルの話になるとサーバとして利用されるOSを環境に指定することがほとんどです。この企画もそういう暗黙の前提があったはずなのですが、「せっかくエンジニアにはMacユーザーが多いのだから、Macで普段使いできるような解説を書きたい」と筆者がダダをこねてねじ曲げて、これを書いております。 シェル(ターミナル)とい
WebAuthnでパスワードレスなサイトを作る。安全なオンライン認証を導入するFIDOの基本 FIDO(Fast IDentity Online)とは、公開鍵認証方式を応用し、オンライン経由で認証を行う仕組みです。パスワード認証の安全性は限界が指摘されるなか、Webサイトにおいても生体認証などパスワードレスな仕組みを導入する企業が増えており、このFIDOやWebAuthnに注目が集まっています。Capy株式会社で情報セキュリティに関する研究開発や分析などに携わる、松本悦宜さんの解説です。 こんにちは、松本悦宜(@ym405nm)です。 FIDO(ふぁいど)に関しては、昨年(2018年)から多くのメディアや技術ブログで取り上げられ、導入するWebサイトも増えています。 FIDO2プロジェクトにおいて話題になったWebAuthn(Web Authentication API)についても、主なW
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