【ベルリン=宮本隆彦】二〇二二年までの脱原発を決めているドイツで、一二年の電力輸出量が六百六十六億キロワット時となり、輸入を二百二十八億キロワット時上回ったことが分かった。ドイツ連邦統計庁が二日発表した。 東京電力福島第一原発事故を受けて八基の原発を閉鎖したにもかかわらず、輸出の超過量は一一年の四倍近くに増加。太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーの急速な普及が要因となったとみられる。
【ブリュッセル斎藤義彦】東京電力福島第1原発事故後に「脱原発」を決め、国内17基の原発のうち約半数にあたる8基を停止したドイツが昨年、周辺諸国との間で、電力輸入量よりも輸出量が多い輸出超過になっていたことが分かった。脱原発後、いったんは輸入超過に陥ったが、昨年10月に“黒字”に転じた。太陽光や風力などの再生可能エネルギーの増加と、全体のエネルギー消費量を抑える「効率化」が回復の要因だという。厳冬の影響もあり、電力不足の原発大国フランスにも輸出している。 欧州連合(EU)加盟27カ国など欧州の34カ国の送電事業者で作る「欧州送電事業者ネットワーク」(ENTSO-E、本部ブリュッセル)の統計。冬はエネルギー消費量が最も多いことから、ドイツ政府は「(脱原発決定後の)最初の試練を乗り切った」(レトゲン環境相)としている。 ドイツは昨年3月の福島第1原発事故後、17基の原発のうち旧式の7基を暫定的に
12月16日、格付け会社フィッチ・レーティングスは、フランスの格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げた。8日撮影(2011年 ロイター/Mal Langsdon) [ニューヨーク 16日 ロイター] 格付け会社フィッチ・レーティングスは16日、ユーロ圏債務危機への包括的な解決策は「テクニカル的にも政治的にも実現しない」との見通しから、スペインとイタリアを含むユーロ加盟6カ国の格付けをレーティング・ウォッチ・ネガティブ(RWN)に指定するとともに、フランスの格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げた。 フィッチがRWNに指定したはスペインとイタリアのほかに、ベルギー、スロベニア、アイルランド、キプロス。また、フランスの「トリプルA」格付けは確認したものの、格付け見通しを従来の「安定的」から「ネガティブ」に変更した。 フィッチは声明で、フランスの格下げは向こう2年以内に行われる可能性があるとした
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