『ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破』論考 - 濱野智史の個人ウェブサイト@hatena
7月頃、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破 」に関する原稿を書いたのですが、諸事情につき刊行されない運びとなったとのことなので、せっかくなのでウェブサイト上にアップしたいと思います。約8,000字です。 ■ 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』（以下、『新エヴァ』と略す）の総監督である庵野秀明は、いまから約三年前にあたる二〇〇六年の九月に、同作品を制作するにあたって「我々は再び、何を作ろうとしているのか？」と題された所信表明を公開している（注１）。そこでは次のように書かれていた。なぜいまエヴァの再映画化を手がけるのか。それは「疲弊しつつある日本のアニメーションを、未来へとつなげたいという願い。蔓延する閉塞感を打破したいという願い」を実現するためである。もちろん、いまさら十年以上も前の作品を映画化するのか、という思いはある。事実、「エヴァはもう古い、とも感じ」る。しかし、庵野はこうも断言している。「この
ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序 EVANGELION:1.01 バンダイチャンネル今月の新着！
原作・脚本・総監督：庵野秀明。巨大なヒト型決戦兵器エヴァンゲリオンに乗って謎の生命体・使徒と戦う14歳の少年・碇シンジ。1990年代を代表するＳＦアニメが最新デジタル技術で劇場映画にリビルド（再構築）された。「序」は全４部（公開は３回）の第１部にあたり、ＴＶシリーズ第６話までを凝縮した。みどころは日本全国からＥＶＡ初号機に電力を集めて第６使徒を倒そうとする「ヤシマ作戦」。激しく変形を繰り返す使徒との激戦をＣＧを取りいれた圧巻のビジュアルで描写。そこにシンジの前向きな気持ちが加わることで、大きな感動がまきおこる。第２部「破」への布石や伏線も多数含まれ、新しい世代へのエヴァ伝説を起動した必見の劇場アニメである【アニメ評論家 氷川竜介】 ■メインスタッフ 原作・脚本・総監督： 庵野秀明 監督： 摩砂雪／鶴巻和哉 主・キャラクターデザイン： 貞本義行 主・メカニックデザイン： 山下いくと
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