そこで、関係者からのヒヤリングをもとに、きちんとした解説をしてみたいと思う。要はこれ、「アマゾンの見積もりが甘かった」「日本の出版の状況は、海外と大きく違っていた」ことが原因だ。 以前も本メルマガのコラムで書いたことがあるように、アマゾンの読み放題サービス・Kindle Unlimitedにはいくつかの支払いルールがある。 一つは、このメルマガも含め、セルフパブリッシング系の書籍が適応されている「KENP」という指標に基づく支払いだ。KENPとは、書籍の内容をある基準に応じてページ単位に換算したもので、読者がKindle Unlimitedから本をダウンロードして読むと、読んだページの分がKENPに換算される。 アマゾンには利用者からの収益をベースにした「KDPセレクト基金」というものがあり、これを読まれたKENPの分(KENPCという)だけ、権利者に分配する仕組みになっている。元の本の価
この上半期は書籍全体の売上の前年割れが続くなか、近年の傾向である、中高年や女性に支持された書籍が上位を占めた。写真やまんが、アニメなどの画像を効果的に使った、楽しく読みやすい本に人気が集まっているのも特徴。 総合第1位『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』。第二の心臓と言われるふくらはぎの5分間マッサージで医者と薬を遠ざけられると説く本書は、「金スマ」等のメディアにたびたび登場。昨年7月の発売から継続して売れ続けており、ミリオンセラーも目前。購買の中心は40代~70代女性。 第2位『人生はニャンとかなる!』を手がけたのは「夢をかなえるゾウ」の水野敬也氏等。名言格言と、それにピッタリの表情豊かな猫たちの写真が女性たちに大人気。 第3位『村上海賊の娘』は4月の本屋大賞受賞後に売上急増。村上水軍の戦いを描き、中高年を中心に男性読者にも人気の作品。 第4位『まんがでわかる7つの習慣』はまんがで
幻冬舎は2011年3月にもジャスダック上場を廃止する見通しだ。 幻冬舎社長の見城徹氏が代表を務める特別目的会社TK ホールディングスが、幻冬舎の普通株式と新株引受権をTOB(公開買付け)により取得。買付け期間は11月1日から12月14日まで、買付け価格は普通株式1株につき22万円。買付け予定数は2万7499株、買付け代金は60億3878万円にのぼる。 買い付けに必要な資金は幻冬舎のメインバンクであるみずほ銀行が貸し付ける。見城氏自身も8300株(第2位、23%)を保有する大株主だ。今回の公開買い付けに参加、得た資金約15億円はTKホールディングス経由でみずほへの借り入れ返済に充当される。 株式買付成立後、11年2月にも幻冬舎は臨時株主総会を開く。TKホールディングスが幻冬舎を完全子会社化する。その後、TKホールディングスを消滅会社とし、幻冬舎を存続会社とする吸収合併を行う。このスケー
【マンガは、どうなってしまうのか?】 紙の漫画雑誌の発行部数は1996年以来減少し続けてきており、単行本の部数もそれを補うものとはなっていない。漫画市場そのものが縮小してきているのだ。そんな状況下で出版社を通しての仕事を減らし、自らサイトを立ち上げてウェブでの漫画販売を開始した漫画家、佐藤秀峰(さとうしゅうほう)。彼は紙での漫画出版に決別し、電子化されたウェブコミック販売へと向かっている。先日は人気コミック『海猿』『ブラックジャックによろしく』全巻をウェブサイト上で無料公開するなどして話題をさらった。しかし、そういう彼の行動に対して『出版社・流通・書店の努力をバカにしている』といった批判の声もみられた。この連続インタビューは、そんなさなか彼の仕事場にお邪魔しておこなったものである。 前回のインタビューはこちらでご覧いただけます 登場人物 秀峰=佐藤秀峰(さとうしゅうほう。漫画家。代表作『海
漫画家、佐藤秀峰連続インタビュー、2回目です。前回はこちらです。 登場人物 秀峰=佐藤秀峰(さとうしゅうほう。漫画家。代表作『海猿』『ブラックジャックによろしく』など) ふかみん=ききて:深水英一郎(ふかみえいいちろう。ガジェット通信の中の人) 【沈んでいく船から他の船に乗り移るタイミング】 ふかみん:今、まだ多くの漫画家さんが出版社側についているのは現実的な選択だと思いますけども。秀峰さんみたいな人が先陣を切って、それがもしうまくいったら今後皆が真似する、ってことになるんじゃないですか? 秀峰:そもそも、うまくいくと思われてないんでしょうね。 ふかみん:秀峰さんが実践しているものの他に、漫画家が漫画を描き続けるためにどんなモデルがあると思いますか? 秀峰:今はほんとにハザマで、何がいいってのは言えないんですよね。 ふかみん:明確なのは、今の出版モデルが沈没しかけているということですよね。
担 こんにちは。ITmediaの担当者です。 シ こんにちは。「ねとらぼ」アイコン用イラストを描いてる無名同人AことシコタホAです。なんだよこのタイトル。 担 ネタがなくて。適当に。意味ないです。 シ そうですか。イラストも何にも思い付きませんでした。すいません。 担 時間ないんで手っ取り早く行きましょう。 シ アタックステップ! 担 あ、バトスピね。アニメは9月から新シリーズだよね。 シ ドローステップ! 担 意味分かってないだろ。 シ うん。2年間アニメ見てるけど、いまだにルール分からんです。すいません。 担 それはそうと最近アイコン絵の更新が滞りがちじゃないですか。 シ すいません。だって描いても俺の同人誌売れないし。 担 そういやiPhoneケースとニンテンドーDSケース用のイラストも描いてもらったっけ。 シ 同人誌の締め切りと重なってて、マジ涙出ました。 担 さすがというか、実物
昨年の独占禁止法以来話題になっていた本書をようやく読みました。 書いてある内容は非常に『凄惨』と言わざるを得ない内容で、身震いするものだったのだけれど、感想を、と聞かれたら、んー…「よくわからない」としか言えない。かも。本書が嘘だとか誇張だとか言うつもりは全然無いのだけれども、完全に信頼できるかどうかは僕にはよく解らない。信じたい気持ちは山々なのだけども、これだけセブンイレブンの店舗が街に溢れ、裁判でもロスチャージの件が支持されている状況(ロスチャージの件ではセブンイレブン本部が勝訴している。原資料提示では仕入れ価格の報告を命じられている)では、なんとも言えない感じがする。せめてどれかで本部の敗訴が確定していればまた違っているのだけど… ロスチャージの件 最高裁判例 | 平成17(受)957 | 不当利得返還請求事件 コンビニエンス・ストアのフランチャイズ契約に加盟店は運営者に対し加盟店経
「パーミションマーケティング」と同じく河野さんが薦められていた本。 【読書中】とあるように、まだ読んでる最中なんですけれども、話の始めからずっと思ってることがあるので書いておきたいと思います。 本書の「ブログ」という単語は現在では全て「Twitter」に置き換えることができる 本書に書かれていることはマーケティングとしては非常に納得できますし素晴らしいのですが、どことなく古めかしさがつきまとってしまいます。何が原因なのかな、と考えるに、クチコミやマーケティングのキーとしてブログを挙げ、そのメリットを主張しているから、で、 誰でも参加できる コメント欄のやりとりなど全てが公開される 簡単に頻繁に更新できる と言った本書で挙げられているブログのメリットは今や全てTwitterで代替可能だからなのだろうな、と思い当たりました。現代に当てはめてみると、全てブログよりTwitterのために使われてい
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