2日(日本時間3日)のコスタリカ戦でゴールを決めた日本代表FW柿谷曜一朗(24)=C大阪=は、2009年6月から11年シーズン終了まで、当時J2の徳島ヴォルティスに在籍した。C大阪で遅刻を繰り返すなど未熟だった天才少年は、徳島での2年半で“大人”のゴールハンターに成長した。兄貴分として柿谷をサポートした徳島MF浜田武(31)が当時を振り返り、エールを送った。 「ありがとう。ホンマに感謝してるわあ」 いつもと様子が違う返信に、浜田は思わず噴き出してしまった。 「アイツが『感謝』なんて使えるんやと思って、びっくりしました」 W杯代表メンバーが発表された5月12日。浜田はLINEで「おめでとう」と柿谷に伝えた。しばらくして返ってきた神妙な言葉には、天才と呼ばれる男の安堵(あんど)と喜びがにじみ出ていた。 09年6月。柿谷は徳島に期限付き移籍してきた。C大阪で遅刻を繰り返し、クルピ監督(
日本代表を率いるアルベルト・ザッケローニ監督は12日、ブラジル・ワールドカップに臨む代表メンバー23名を発表した。 メンバーにはこれまでザック・ジャパンの主力を務めてきたミラン所属のMF本田圭佑やマンチェスター・U所属のMF香川真司、インテル所属のDF長友佑都らが順当に選出。負傷からの回復状況が心配されるシャルケDF内田篤人やサウサンプトンDF吉田麻也、ブンデスリーガ最終節で復帰したMF長谷部誠もメンバー入りしている。また、前回大会の主力で、ザックジャパンでは1試合しか出場していなかった川崎のFW大久保嘉人もサプライズ選出された。 日本代表は27日に行われる「キリンチャレンジカップ2014」でキプロス代表と対戦。アメリカで直前合宿を行い、6月2日にコスタリカ代表、6日にザンビア代表と対戦する。本大会では14日にコートジボワール代表、19日にギリシャ代表、24日にコロンビア代表と激突する。
セレッソの8番を背負い、ACLとの過密日程を戦う柿谷曜一朗。昨年は代表の1トップとしても存在感を示しW杯メンバーへの選出も濃厚と見られているが、本人はセレッソへの最大の愛情を隠さない。 味の素スタジアムに4万人を集めた4月19日のFC東京vs.セレッソ大阪戦。試合後のミックスゾーンに姿を現した柿谷曜一朗は、待ち受ける大勢の記者を見て、「うわ、多いな……」と呟いた。 どんな選手でも、うまくいってないときは、あまりしゃべりたくないものだ。「今日は勘弁してください」と言って立ち去る選手もいるが、彼は記者の前へと歩み出た。 最初の質問が投げ掛けられたのは、10秒以上の沈黙が続いたあとだった。 「連戦が続いていて、コンディション的にはどうな――」 最後まで聞かないで、彼は答えた。 「いいですね、凄く。はい」 続いて「6試合勝ててないけど、なぜ、うまく行ってないんだろう?」という質問が投げ掛けられると
清武、柿谷と引き継がれてきた背番号13を背負う、南野拓実。世代別代表にも選ばれ、将来を嘱望される存在である。 セレッソ大阪は、最終節で浦和レッズに逆転勝ちし、4位でシーズンを終えた。 一時は優勝争いを演じたが、後半に失速し、惜しくも優勝は叶わなかった。だが、個々は大きく成長したシーズンだった。柿谷曜一朗が得点王争いを演じ、日本代表のエースに上り詰めた。山口蛍も東アジアカップ以降代表に定着し、今や第3のボランチとして遠藤保仁、長谷部誠の2強の間に割って入りそうな勢いである。その2人に引っ張られるように、今後のブレイクを感じさせる選手が頭角を現してきた。 それが、南野拓実である。 南野はセレッソユース出身で、昨年、高校3年生の時に大宮戦でデビュー。今シーズンは、小暮大器らとともにトップ昇格を果たし、柿谷の背番号13番を引き継いだ。開幕戦の新潟戦では、高卒ルーキーではクラブ史上初となる開幕スタメ
J1 21得点 代表 4得点 ナビスコカップ 3得点 720p http://www.youtube.com/watch?v=X47i3aI72Cs
尊敬する森島寛晃からの慰留を受け、海外からのオファーを断って「セレッソの8番」を背負うことを選んだ柿谷曜一朗。彼のJリーグへの愛は、日本サッカーにとって重要なものであるに違いない。 ザックジャパン新戦力の台頭が、本物になりつつある。 9月の親善試合2連戦(6日グアテマラ戦、10日ガーナ戦)のメンバー発表が行なわれ、7月に優勝した「東アジアカップ組」の新顔からは、8月のウルグアイ戦に続いて柿谷曜一朗、工藤壮人、山口螢、青山敏弘、森重真人の5人が選ばれ、今回は齋藤学、大迫勇也の2人が追加された。 23人中の7人、つまりメンバーの3分の1近くになっている現状からも、彼らに対する指揮官の期待度は決して低くないとみる。まだ「お試し期間」であるのかもしれないが、指揮官がこだわってきた従来のメンバーを外してまで呼んでいるのだから今後、序列が変わってくる可能性は十分にあるということだ。 台頭する「東アジア
前回、ウルグアイ戦で招集された時は、長谷部や遠藤ら不動のボランチから「勉強して、盗めるところを盗んで力にしたい」と語っていた山口。次の代表戦2試合で、更なる飛躍を見せられるか? 9月6日のグアテマラ戦と10日のガーナ戦に臨む日本代表23名が発表された。 7月の東アジアカップからの生き残り組は、森重真人、青山敏弘、山口螢、工藤壮人、柿谷曜一朗、齋藤学、大迫勇也の7名。8月のウルグアイ戦のメンバーだった豊田陽平、駒野友一、高橋秀人が落選し、酒井宏樹、齋藤、大迫が入った。海外組と国内組の割合も、6月のコンフェデ杯の時は6対4で海外組が多かったが、今回はほぼ同数になっている。 これは一見、勢力図の変化と見られがちだが、そう単純なことではない。W杯予選を突破したレギュラー組を軸とするヒエラルキーに基本的に大きな変化はない。海外組を重視する傾向にも変化はない。 では、なぜこれだけの国内組が招集されたの
12日、日本代表は14日に行われるキリンチャレンジカップ2013のウルグアイ代表戦に向けた練習を宮城県内で行った。 初日の練習を終え、セレッソ大阪所属のFW柿谷曜一朗は、以下のようにコメントした。 柿谷は、海外クラブ所属選手と練習した感想を問われ、「今日の練習では特に何もわからないけど。練習しなくても、ホテルで会った時からオーラはあった。海外組は特に。(本田)圭佑君もそう。最後遅れてきた時もそういうオーラを感じられた。まあ、味方なのでうれしい限りです」とコメントした。 練習時に本田圭佑と話をしていたことについては、「攻撃の時ですね。『いろいろ言われるだろうけど、自由にやれるところは自由にやっていこう』と。あの時、僕が一番前(のポジション)で、後ろに圭佑君がいたから、『ここで入れ替わってもいいやん』という話はしてくれて、『ストレスを感じひんように』と声をかけてくれた。練習中はやり方があるから
8日、日本サッカー協会は14日に宮城スタジアムで開催されるキリンチャレンジカップ2013のウルグアイ代表戦に臨む日本代表メンバーを発表。本田圭佑や香川真司らとともに、先月行われて日本が初優勝を飾った東アジアカップのメンバーから、柿谷曜一朗ら10選手を招集した。 発表会見に出席したアルベルト・ザッケローニ監督は、東アジアカップで得点王となった柿谷について、「彼は若く、才能のある選手と評価している」とコメント。「その上で代表にすぐ入って、可能性をつぶしたくはない。ゆっくりでもいいから成長を見せて、馴染んで欲しいと思っている。若い選手は準備ができていない状況で代表に入れてしまい可能性を潰してしまうよりも、時には遅すぎるぐらいしっかりと準備した上で入れてあげることも大切かなと思っている」と自身の考えを語った。 また、「最近のJリーグをずっと見ていて言えることだが、彼の場合は少しずつだが常に成長を続
柿谷曜一朗(顔写真はセレッソ大阪・岡野雅夫社長) 日本代表FW柿谷曜一朗(23=C大阪)の欧州進出に高いハードルが設定された。代表デビューとなった東アジアカップ(韓国)で得点王となった柿谷に欧州クラブが熱視線を注ぐなか、C大阪の岡野雅夫社長(60)が本紙直撃に対して注目発言。柿谷はC大阪から世界へ羽ばたいた日本代表FW香川真司(24=マンチェスター・ユナイテッド)とは「違う」存在だとし、欧州ビッグクラブにしか移籍を認めない方針を明かした。 ――東アジアカップでは、柿谷が得点王、MF山口蛍(22)がMVPを獲得。MF扇原貴宏(21)を含めC大阪組が大活躍した 岡野社長:下(ユースなど下部組織)から育ててきた選手がああやって活躍してくれることは本当に誇りに思う。クラブとして育成に力を入れてきた結果でもあるし、これからもどんどんいい選手が出てくるようにしていきたい。 ――なかでも柿谷は4歳からC
ザッケローニ監督は「すぐに再招集される選手がいる」と序列の更新を示唆した。柿谷がその筆頭にいることは間違いないだろう。 その瞬間、中国戦でのトラップミスが柿谷曜一朗の頭の中をよぎった。 勝てば無条件で東アジアカップ初制覇の決まる韓国戦。立ち上がりから相手に押し込まれていた日本に、最初のビッグチャンスが訪れたのは前半24分だった。 自陣深い位置からの青山敏弘のロングパスに反応し、1トップの柿谷は韓国DF3枚を一気に置き去りにする。 バウンドしたボールを頭でトラップしてすぐに背後を確認したのは、3-1で迎えた中国戦の後半19分、同じく青山からのロングパスを頭で落としてドリブルで運ぼうとしたとき、跳ねたボールが腰に当たり、4-1とする絶好機をふいにしていたからだ。 「完全に中国戦を思い出した。なので、一回引いて、ボールの状況を見たら、コロコロと転がっていた」 DF3人に両脇から迫られたのは、その
日本代表は28日、東アジアカップ2013の最終戦で韓国代表と対戦。2-1で競り勝ち、勝ち点を7として、大会初制覇を果たした。セレッソ大阪のFW柿谷曜一朗は、大会通算3ゴールで得点王を獲得した。 イギリスメディア『ESPN』のクリス・アトキンス記者が、31日付けの記事で柿谷を称賛している。 「柿谷が得点王を取らなければ、(セレッソ大阪の)山口(螢)が受賞したMVPは、柿谷のものだっただろう。(出場)2試合で3得点。(アルベルト)ザッケローニ(監督)の脳裏にしっかりと刻まれたはずだ」 「柿谷がその名を世界に知らしめたのは、U-17フランス代表戦でのセンセーショナルなゴールだ。だが、その後は練習への遅刻を繰り返してしまい、セレッソ大阪から徳島ヴォルティスへレンタルで放出された。だが、23才となった今、柿谷は既に今シーズン2桁台の得点を決めている。ワイドに開くフォワードとしても、セカンドストライカ
大会初制覇とともに“新戦力発掘”が最大のテーマとなった東アジアカップ。この大会において2試合3得点という結果を残し、最も大きな輝きを放ったのが、セレッソ大阪の柿谷曜一朗だった。今シーズン、リーグ戦17試合で10得点を記録するなど、周囲から代表選出を期待されてきたストライカーが、初招集でしっかりと結果を出し、アルベルト・ザッケローニ監督に強烈な印象を残すことに成功した。 柿谷は中国との初戦で日本代表デビュー戦ゴールを決めると、韓国との第3戦ではシュート2本で2ゴールをマークする決定力の高さを披露した。以前から「決定力不足」や「勝負弱さ」が指摘されてきた日本サッカー界において、少ないチャンスをしっかりと決め切る彼は極めて稀有な存在と言える。では、その決定力はどこから来るのだろうか。 「(一番は)ゴール前の駆け引き、ペナルティーエリア内での勝負ですね。トラップももちろんですけど、シュートを打つタ
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