ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です) 下は、反政府軍に制圧された東グータのリハン地区にあったパレスチナ解放人民戦線総司令部派(PFLP-GC)の本部建物。近隣の政府軍基地の制圧とほぼ同時に、こちらも制圧されました。 ここはPFLP-GCの軍事キャンプで、30年にわたり、シリア政府軍・工作機関の指導の下、パレスチナ人の若者たちを訓練してきた場所です。アサド政権とのこの緊密な関係ぶりからも、PFLP-GCが完全にアサド軍・工作機関の一部だったということがわかります。 PFLP-GCは長年、かの日本赤軍を庇護していたパレスチナ組織ですが、それはつまり日本赤軍自体もシリアのテロ支援ネットワークの末端組織に過ぎなかったということを表しています。 「アラブの大義」などと言っても、ウラ側は