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ブックマーク / wldintel.blog60.fc2.com (3)

  • ワールド&インテリジェンス PFLP-GC(&日本赤軍)はアサド軍の隷下組織

    ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です) 下は、反政府軍に制圧された東グータのリハン地区にあったパレスチナ解放人民戦線総司令部派(PFLP-GC)の部建物。近隣の政府軍基地の制圧とほぼ同時に、こちらも制圧されました。 ここはPFLP-GCの軍事キャンプで、30年にわたり、シリア政府軍・工作機関の指導の下、パレスチナ人の若者たちを訓練してきた場所です。アサド政権とのこの緊密な関係ぶりからも、PFLP-GCが完全にアサド軍・工作機関の一部だったということがわかります。 PFLP-GCは長年、かの日赤軍を庇護していたパレスチナ組織ですが、それはつまり日赤軍自体もシリアのテロ支援ネットワークの末端組織に過ぎなかったということを表しています。 「アラブの大義」などと言っても、ウラ側は

  • ワールド&インテリジェンス パレスチナ・ゲリラ組織の一断面

    ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です) 数日前、PFLP-GCについて言及したので、パレスチナ・ゲリラについて個人的な見聞を補足します。 28年前のダマスカスでの初難民キャンプ訪問時、アル・ヤルムークで話を聞いたのは、「ファタハ」の反主流派の人々でした。パレスチナやレバノンでは、似たような紛らわしい組織名が林立していることもあり、しばしば正式な組織名がよりも「親分の名前」で呼ばれています。 それで、アル・ヤルムークを当時仕切っていたのが、アブ・ムーサ派。ファタハから主流派のアラファト派をシリア政府と一緒になって追い出したグループです。後に「ファタハ・インティファーダ(蜂起派)」と名乗りますが、あまりその呼称は浸透しませんでした。 アブ・ムーサ派の人々はそのとき、もっぱらアラファ

  • ワールド&インテリジェンス シリアとパレスチナ

    ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です) ダマスカスのアル・ヤルムーク(パレスチナ難民居住区)で、「アサド政府軍&PFLP-GC」連合軍と、「自由シリア軍&地元パレスチナ人自警団」連合軍の戦闘が発生しています。 アサド政権は先代からパレスチナ・ゲリラの一部を支援していましたが、今回、こうして極悪政権ぶりが露呈したことで、パレスチナ人社会にも影響を及ぼしています。 とはいえ、シリアの実情をよく知っているパレスチナ人の世界では、ほぼすべてが反アサドに転じています。ハマスの指導部もすでにダマスカスを去り、カタールなどに移っています。 アル・ヤルムークでも昨年の早い段階から、難民たちは反政府側に転じていて、アサド政権軍の攻撃をたびたび受けてきました。しかし、アル・ヤルムークでそれなりに幅

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