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ブックマーク / hokke-ookami.hatenablog.com (2)

  • 『君たちはどう生きるか』 - 法華狼の日記

    喪失感をかかえた少年が、家族につれられて田舎へやってくる。そこは少年にとって優しくも、どこか表面的な世界。やがて少年は周囲に出没する鳥を気にするようになり、危険な行動をはじめていく…… 宮崎駿の原作脚監督による、2023年7月14日公開のアニメ映画。吉野源三郎による同名の書籍やコミカライズは未読だが、物語を追うことに支障は感じなかった。 www.ghibli.jp まず公開されていなくて気になっていた映像だが、予想よりも劇場作品らしい絵コンテ、緊密なレイアウトになっていた。 窓枠や柵をこえて回廊をすすむカットの多用が、平面なはずの手描きアニメに世界の奥行きをもたらし、異界にむかう主人公のドラマとも一致する。 『ハウルの動く城』以降、描線が太く溶けていった宮崎駿作品には良くも悪くも年齢を感じていた。しかし田雄が単独作画監督として入った今作は、キャラクターの全身が連動して動いて肉体の上を衣

    『君たちはどう生きるか』 - 法華狼の日記
    nunux
    nunux 2023/07/21
  • 戦後女性が米兵によりそう写真の評価を見て、フェミニズムが失敗する理由を思った - 法華狼の日記

    note.com 「やまもとやま@mt_yamamoto_」氏による上記note記事が賛否とともに注目を集めていた。 話題になった後、私個人の興味関心に近しい歴史的な写真の解釈を読んだところ、フェミニズムの表現が通用しない理由を痛感してしまった。 太平洋戦争終戦後の日アメリカの海兵に連れられて歩く日人の女性(所謂パンパンだろうか)と、戦争で右足を失い物乞いをする傷痍軍人の姿である。 旧い写真なうえに一瞬を切り取ったものではあるが、海兵は一応は物乞いに視線を遣り、ばつの悪そうな表情をしているように見える。一方で、女性達は一瞥すらくれていない。 出典が明らかにされていない写真である以上、さまざまな解釈が可能なのだが、それでも明確にいえること、いえないことはある。 引用を前後するが、まず兵士について「女を含む社会のまなざしに背を押されて征く」という説明は奇妙だ。 戦争に征く男のほとんどは戦

    戦後女性が米兵によりそう写真の評価を見て、フェミニズムが失敗する理由を思った - 法華狼の日記
    nunux
    nunux 2021/12/12
    やまもとやま氏の意見に説得力を感じた者だが、法華狼氏の指摘も冷静だと思う。男性搾取の例として挙げた歴史事実についての正誤がどうあれ、女性搾取に対応する男性搾取が挺身であるという意見に、自分は納得した。
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