記憶に新しいのが渋谷区の同性パートナーシップ条例。あの条例で区のイメージアップを図る裏では、渋谷区のホームレスに対する追い出し政策が行われていた。マイノリティに対する権利付与を見事に搾取の手段に転化させた事例。最近ではこういうやり口を「ピンクウォッシュ」と言うらしい。
「障害者は差別されてるから給与が低い」ではなく「労働者の給与が低い。その中でも特に障害者雇用はひどい」的な打ち出し方というか。とにかくマジョリティを攻撃することでリソースを引き出す時代はもうすぐ終わるだろうという感覚が強くある。
…と勢いで書いてしまったけれど、差別カードでマジョリティから譲歩を引き出せる期間があとどれくらい残っているのかを考えるとすこし憂鬱になる。マイノリティポリティクスではなく、広範な労働者運動として展開しなければ現実を変える力は維持できないかもしれない。
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