DNAの塩基は、アデニン(A)とチミン(T)が特異的に結合し、グアニン(G)とシトシン(C)が特異的に結合している。この特異的な結合の基盤となっているのが、水素結合である。 ちょっと高校化学の復習を! 原子は、原子核とその周りを回る電子で構成されている。また、原子核にはプラスの電荷をもつ陽子があり、周りにあるマイナスの電荷をもつ電子は陽子と同じ数だけあって、原子全体としては電荷が打ち消されて中性になっている。さてこの電子だが、原子核の周りの電子殻という軌道上にある。電子殻は、原子核に近い内側からK殻・L殻・M殻…と名付けられており、K殻には電子2個まで、L殻には電子8個まで入ることが出来る。さらに、L殻は4つの小軌道(2s軌道と3つの2p軌道)で構成されていて、それぞれの小軌道に2個の電子が入る。 水素(H)は陽子数1個であり、したがって電子数も1個である。この場合、K殻に電子が1個だけ入
執筆者:Laura D Kramer, PhD, Wadsworth Center, New York State Department of Health ウイルスは最も小さな寄生体であり,典型的な大きさは0.02~0.3μmであるが,最大では全長1μmに及ぶ非常に大きなウイルス(メガウイルス,パンドラウイルス)も近年発見されている。ウイルスの複製は完全に(細菌,植物,または動物の)細胞に依存する。ウイルスは,タンパク質およびときに脂質で構成される外被,RNAまたはDNAのコアのほか,ときにウイルス複製の最初のステップに必要な酵素を保有する。 ウイルスは,基本的にはゲノムの性質および構造,ならびに複製方法に従って分類されており,各ウイルスが引き起こす疾患に従って分類されているわけではない。すなわち,DNAウイルスとRNAウイルスに分けられ,それぞれの遺伝物質は一本鎖の場合と二本鎖の場合が
1.概要 独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下「JAMSTEC」という)海洋生命理工学研究開発センターの小林英城主任研究員は、低頻度コドン( ※1)で構成された緑色蛍光タンパク質(Green Fluorescent Protein:以下「GFP」)(※2)を人工合成し、これを細菌やがん細胞、ウイルス等内で発現(遺伝情報に基づいてタンパク質を合成)させることで、それらの増殖を種類を問わず(非特異的に)抑制することに成功しました。 細胞が正しく増殖するためには、その設計図であるDNAが正確に複製される必要があります。この複製の過程で遺伝子がDNAを構成するタンパク質を合成します(翻訳される)が、タンパク質の材料であるアミノ酸を正しく配列させるのに必要なものがコドンです。このコドンには様々な種類がありますが、個々の使用頻度には偏りがあります。このうち使用頻度の低いコドン(低頻度コ
by Erich Ferdinand 人類は2万~4万年前に絶滅したとされるネアンデルタール人と交雑し、そのDNAを受け継いできたことが知られています。新型コロナウイルス(COVID-19)に関する研究により、現生人類が持つネアンデルタール人のDNAが「COVID-19の重症化と深い関わりがあった」ことが新たに示唆されました。 The major genetic risk factor for severe COVID-19 is inherited from Neandertals - 2020.07.03.186296v1.full.pdf (PDFファイル)https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2020.07.03.186296v1.full.pdf DNA Linked to Covid-19 Was Inherited From Nean
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