修羅場・理不尽を乗り切った人は、大抵の出来事には耐えられる。しかし「人間の成長には修羅場経験が必要」という考えは根本から間違っている。「修羅場がその人を強くする」わけではなく「元々強い人が修羅場に遭遇して乗り切った」と言うのが、因果としては正しい。 上記のnoteはぼくの新卒同期が書いたものだ。詳細は読んで欲しいのだが、事実だけ雑にまとめると「外資系日本法人が倒産→社長が事後処理を新卒3年目に押し付けて自分だけ転職→全国の顧客に謝罪行脚して罵倒され続ける」という流れだ。Twitterでの反応を見てると「こんなにひどい経験はしたことない・・・」という声が多い。 同期ながら知らないことも多くて、読んで何度か絶句した。率直な感想は「これ自分が経験したらメンタルやられてる」だ。この状況を同期はなぜ耐えられたんだろう。彼が再起不能のダメージを負うことなく、その後のキャリアを発展させていけてるのは奇跡