1986年に爆発したチェルノブイリ原子力発電所4号炉まで300メートルの地点で撮影。 2010年7月、放射線量は毎時18マイクロシーベルト。事故後24年経っても、放射能はいまだに高い。(写真提供:鎌田實氏) チェルノブイリ原発事故から12年後、稼働し続けていた原子炉内部に潜入、そして立入制限区域となった周辺地域に住む人たちの暮らしを捉えたドキュメンタリー映画『プリピャチ』が3月3日(土)から渋谷アップリンク、新宿武蔵野館ほかで公開。福島第一原発事故後、東北支援や講演活動を精力的に行なっている作家・医師の鎌田實氏に、映画のカメラと同じようにチェルノブイリ原発の敷地内や原子炉内に取材で入った際のエピソード、そして福島に住む人たちへの思いを綴っていただいた。 世界中のどこにも、二度とプリピャチのような町をつくってはならないと思わせてくれる 優れた映画である。啓蒙的でもない。断罪してもいない。ニコ