就任会見などでの発言が問題になっているNHKの籾井勝人会長は3日の定例会見で、同局の今年度予算が国会で全会一致で認められなかったことについて自身の発言の影響を認め、4月中にNHK総合の番組で視聴者に向けて謝罪と説明をすると明らかにした。 放送は大型連休前の予定で、収録番組だという。その理由について「僕は生放送には耐えられないでしょうから。NHKの会長ですから、耐えられるだけのスキルを持ちたいが、正直言って難しい」と話した。 また、籾井氏が欠席していた3月11日のNHK経営委員会で、上村達男委員長代行(早稲田大教授)から就任会見での発言を「NHKのトップとして(発言の)中身そのものが間違っている」と指摘されたことについて、「忸怩(じくじ)たるものもあったが、ああだこうだ言っても意味がないと思い、何も言わなかった。議事録にそういうことが載ることも残念」と述べた。 一方、今月1日の入局式の講話で