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哲学の検索結果41 - 80 件 / 1522件

  • 哲学や思想は、このどうしようもない現実を変えることができるのか――。斎藤幸平×高橋哲哉でおくる「危機の時代と人文学」(斎藤 幸平,高橋 哲哉)

    昨年、これまでの自身の研究の集大成として『マルクス解体』を上梓した斎藤幸平さん。今年一月、斎藤さんが多大な影響を受けたという哲学者・高橋哲哉さんとの対談イベントが、代官山蔦屋書店にて開催されました。前編に引き続き、この豪華対談の中身を大ボリュームでご紹介いたします。(前編はコチラ) まず「出来事」がなくては―― 斎藤 現実の問題に対して哲学や思想をどうすれば実践的に使えるのか。そのような意識を高橋さんの本から私は感じとっていたのですが、高橋さんもやはりそのようなことを意識されていたのでしょうか。 高橋 はい、そうですね。 斎藤 そうすると、高橋さんは学生時代、思想としてはノンポリだったのでしょうか? 当時、活動家になろうと思ったりはされなかったのでしょうか? 高橋 ノンポリでしたね。私はかなり早くから人文系の研究者を目指していました。それは今で言う「紙の」本が好きだったからで、哲学だけじゃ

      哲学や思想は、このどうしようもない現実を変えることができるのか――。斎藤幸平×高橋哲哉でおくる「危機の時代と人文学」(斎藤 幸平,高橋 哲哉)
    • 戦争を体験した世代、眼の前で戦友がバラバラのグチャグチャになったり家..

      戦争を体験した世代、眼の前で戦友がバラバラのグチャグチャになったり家族全員黒焦げになったり自分自身も体が不自由になったりしたその人びとは 戦争が終わった後、ずっと誰にも配慮して貰えなかった。 戦争は絵空事のフィクションの種としてさんざん消費され、一方で現実の戦争体験は反戦平和を訴えるという決まり切った文脈・パッケージでしか語りようがなかった。 その莫大なフラストレーションや怨念はどこに行ったか?といえばどこにも行かなかった。それぞれがじっと抱えて生きて死ぬしかなかった。 「戦争体験に比べれば自死遺族なんかあまっちょろいよ」という話をしてるわけではない。 我々は同じ空間を生きてるようでそれぞれ別の宇宙にいるということだ。多重露光みたいに別々の世界が重なって見えているだけなんだ。 上っ面の「配慮」なんてあってもなくても大した違いはない。

        戦争を体験した世代、眼の前で戦友がバラバラのグチャグチャになったり家..
      • 今の私の三割から四割は、高橋哲哉さんでできている。斎藤幸平×高橋哲哉でおくる豪華対談「危機の時代と人文学」(斎藤 幸平,高橋 哲哉)

        昨年、これまでの自身の研究の集大成として『マルクス解体』を上梓した斎藤幸平さん。デリダを研究しながら日本と世界の諸問題を論じ、近年は福島の原発や沖縄の基地問題にもコミットされている高橋哲哉さんとの対談イベントが、今年一月に代官山蔦屋書店にて開催されました。大盛況のうちに幕を閉じた豪華対談の中身を、大ボリュームでご紹介いたします。 高橋さんがいたから今の私がある 斎藤 どうもこんばんは。お忙しい中、皆さんお集まりいただきありがとうございます。今日は私が去年刊行した『マルクス解体』という本の刊行記念イベントになります。「危機の時代と人文学」と題して、いわゆるエコロジーや気候危機の話だけではなく、今起こっている戦争も含めたいろんな危機に対し、私たちが専門とする哲学や思想がどういう意味を持つのかというところにまで広げながらお話をしていきたいと思います。ただその前に、もしかしたら聞いてくださっている

          今の私の三割から四割は、高橋哲哉さんでできている。斎藤幸平×高橋哲哉でおくる豪華対談「危機の時代と人文学」(斎藤 幸平,高橋 哲哉)
        • 倫理学講話

          私のテーマについてお話しする前に、二、三の導入を述べさせてください。私の思想を皆さんに伝えることに、私は大きな困難を感じていますが、それを前もって皆さんに述べておくことで、いくらか困難を軽減できると思うからです。困難の第一は、言うまでもないことですが、英語は私の母国語ではありません。従って、難しいテーマについて語るときに望まれる正確さと微妙なニュアンスが、私の表現には欠ける場合が多いのです。私としては、私が英語の文法について犯す多くの間違いにめげず、私が意味するところを努めて理解するよう、皆さんにお願いするほかありません。そうしていただければ、私もやりやすくなると思います。第二の困難は、おそらく多くの方が、幾分間違った期待を抱いてこの講話に参加されていることです。この点に関する皆さんの思い違いを訂正するために、私がテーマを選んだ理由を少し話しましょう。本協会の前任の主事の方から、光栄にも講

          • 「すべてのものには心がある」という「汎心論」をとりまく現代の科学者や哲学者の主張とは?

            汎心論(はんしんろん)とは、生き物はもちろん今座っている椅子などの非生物でさえも、すべてのものには心ないし心に似た性質があるという哲学的な理論です。汎心論は16世紀に確立して、19世紀に西洋で流行しましたが、20世紀初頭には経験的な証明を重要視する論理実証主義の運動に取って代わられました。しかし、2000年以降になって汎心論は改めて「経験科学で解決できない、難しい意識の問題」への取り組みとして注目されており、哲学者だけではなく科学者たちも汎心論に関する議論を展開しています。 Everything in Our Universe May Be Conscious, Scientists Say https://www.popularmechanics.com/science/a60229168/panpsychism-everything-has-a-soul/ 汎心論は、16世紀のプラトニ

              「すべてのものには心がある」という「汎心論」をとりまく現代の科学者や哲学者の主張とは?
            • 【憲法学の散歩道/長谷部恭男】 第38回 ソクラテスの問答法について - けいそうビブリオフィル

              筆者はいわゆるロースクールに所属している。法曹養成を任務とするロースクールでは、ソクラティック・メソッドと呼ばれる問答を通じた教育が推奨されている。アメリカのロースクールでは、そうした教育方法がとられているらしいので*1、それを輸入しようということのようである。 ロースクールで行われるはずのソクラティック・メソッドが、ソクラテスが行ったと伝えられる問答法(dialectic)とどのような関係にあるかは、判然としないところがある。ロースクールの教員のすべて(あるいは大部分)が、ソクラテスの問答を描いたプラトンの著作の熱心な読者かと問われると、はなはだ心許ない。 とはいえ、ソクラティック・メソッドを標榜する以上、ソクラテスの問答法との関係について、全く無関心というわけにはいかないであろう。プラトンの描くソクラテスは、たしかに問答を通じて「徳とは何か」「知とは何か」等の深遠な問題を探究しているよ

                【憲法学の散歩道/長谷部恭男】 第38回 ソクラテスの問答法について - けいそうビブリオフィル
              • [第一話]実存アンプラグド - まさやかな/小森さじ/伊藤隼之介 | 少年ジャンプ+

                実存アンプラグド まさやかな/小森さじ/伊藤隼之介 <毎週日曜更新>一生を思索に費やした哲学者たち。言いたいことがありすぎた彼らは、この世界に戻ってきてしまった!そんな哲学者の一人、キルケゴールが思想を伝えるために選んだ手段は...音楽!?東京・中野を舞台に贈る哲学×バンドコメディ!

                  [第一話]実存アンプラグド - まさやかな/小森さじ/伊藤隼之介 | 少年ジャンプ+
                • 「徒桜」にみる「VTuberと鑑賞者の物語的アイデンティティの相互変容」(『VTuberの哲学』)の表現、あるいはVTuberの死・卒業・新ビジュアルについて。 - Myrmecoleon in Paradoxical Library. はてな新館

                  「徒桜」パンフレットと『VTuberの哲学』 「徒桜」(あだざくら)は2024年3月17日に東京・板橋にある「プラネアール 板橋学校スタジオ」で開催されたイベントである。 passmarket.yahoo.co.jp 「堰代ミコ 生誕記念イベント」と銘打っているとおり、ななしいんく所属のVTuber・堰代ミコの3月5日の誕生日を記念したななしいんく主催のイベントで、いわゆるVTuberの生誕リアイベである。VTuberでは年に一度の誕生日にライブやトークイベント、特別なライブ配信などを行うことが多いが、堰代ミコが2024年のそれとして行ったものと言える。 「プラネアール 板橋学校スタジオ」は「学校」をテーマにした撮影スタジオで、3階建ての施設内に教室・職員室・校長室・保健室・部室といった学校内の部屋を模した空間がコンパクトな動線で用意されている。 www.planear.co.jp 「プラ

                    「徒桜」にみる「VTuberと鑑賞者の物語的アイデンティティの相互変容」(『VTuberの哲学』)の表現、あるいはVTuberの死・卒業・新ビジュアルについて。 - Myrmecoleon in Paradoxical Library. はてな新館
                  • スタジオジブリ鈴木敏夫が明かす!宮﨑駿監督が『君たちはどう生きるか』制作中に「気をつけていたこと」(村嶋 章紀) @gendai_biz

                    スタジオジブリの代表取締役プロデューサー・鈴木敏夫と、日本のアニメーション界を代表する巨匠・押井守──二人が“忖度一切なし”の対談を重ねた記録が『鈴木敏夫×押井守 対談集 されどわれらが日々』(DU BOOKS)として一冊にまとめられ、注目を集めている。映画という芸術の奥深さや、その背景にある人間関係に迫るこの書籍は、日本の映画文化の一端を垣間見ることができる貴重な資料となっている。今回は本書の刊行を記念して、隠れ家「れんが屋」にて鈴木氏にインタビューを行った。 「愛」から「哲学」へ ―本書の中で鈴木さんは「その時代におけるテーマ」が映画や小説にはあるとおっしゃっているのですが、結局のところ、現代のテーマはなんでしょうか。 昔の時代のテーマは「貧乏を克服する」でした。でもそれを克服した後に、みんな迷いましたよね。貧乏だったら、克服すればいいだけですが、みんなご飯を食べることができるようにな

                      スタジオジブリ鈴木敏夫が明かす!宮﨑駿監督が『君たちはどう生きるか』制作中に「気をつけていたこと」(村嶋 章紀) @gendai_biz
                    • 勇気爆発バーンブレイバーン 第11話『オペレーション・ボーンファイア、開始だ!』

                      勇気爆発バーンブレイバーン

                        勇気爆発バーンブレイバーン 第11話『オペレーション・ボーンファイア、開始だ!』
                      • 後先考えなければ人を殺すことは簡単という意見に反論されて戸惑った

                        ディベート的な場でのことだからあまり本気で考えなくてもいいとは思うんだけど、もやもやする 個人的には「後先考えなければ人を殺すことは簡単」というのはディベート抜きにしても納得できる意見なので、 それで対する反発が意外だったというか 実際の話、私的な恨みで総理大臣ですら殺せたわけだし、一般人がターゲットなら準備すれば100%に近い確率で殺せるでしょ 拡大自殺を試みる人間がいたら、そのターゲットは避けようがないというのはある種、天災のような意味合いであり得ると考えている 一方それに対する反論は公正世界仮設を前提としているというか、「悪いことしてない人が不幸な目に合うわけがない」というような素朴な意見が多く 育ちの違いを実感させられて凹むというか 言葉の端々に恵まれた環境で生きてきたんだなという生い立ちが連想されて 自分が人生に行き詰まったらこいつら道連れにしてやろうと心底思った せめて誰か一人

                          後先考えなければ人を殺すことは簡単という意見に反論されて戸惑った
                        • 次に来るのはモチパ

                          風呂でふと思いついたんだが、これまでのなんたらパフォーマンスって、自分が使えるなんたらの節約じゃないか? コストパフォーマンスって可処分資産の節約だろ。 タイムパフォーマンスって可処分時間の節約だろ。 それで考えると、あと節約したくなるものってあれしかないだろ。自分の心の余裕、可処分精神しかないだろ。(どうでもいいけど、マインドシェアって言う奴マジで居なくなったよな) それで考え直すと、上の2つは可処分精神の節約に内包されてるんじゃないのか。 コスパがいい→「値段高!ただでさえ金がないのに、こんなに金掛かるのかよ!」というイライラに思考を取られない タイパがいい→「動画長い!ただでさえ時間がないのに、こんなに待たされるのかよ!」というイライラに思考を取られない どっちも、イライラに思考を取られないのが良いんだろう。ならそれが主体だ。 ということでキャッチーな略称にしたいが、いい単語が全然見

                            次に来るのはモチパ
                          • 何でも賛成したり意見をいわなかったりする人は「優しい人」ではありません | 岸見一郎 25歳からの哲学入門

                            【今回のお悩み】 「本当の意味で『優しい人』とは、どんな人なのでしょうか?」 自分に有害な影響を与える人と一緒にいたいと思う人はいないでしょう。また、自分がそんな人間になりたいとも考えないはずです。では、「優しい人」ならどんな行動をするのでしょうか? どんな意見でも受け入れてくれる人? 相手が必要なことを何でもやってくれる人? アドラー心理学に詳しい岸見一郎先生に訊いてみました。 優しい人は何事も自分で決めようとはしません。自分が決めたらその決断には責任が伴うからです。たとえば、一緒に食事をしようということになったときに、何を食べるかを自分で決めずに、必ず一緒に食事をする相手に何が食べたいか尋ねる人がいます。そのような人は、「優しい人」と思われるでしょう。 相手の意見を聞かないで決める人がいれば、そのような人をリーダーシップがあって頼りがいがあると思う人がいるかもしれませんが、二人の関係が

                              何でも賛成したり意見をいわなかったりする人は「優しい人」ではありません | 岸見一郎 25歳からの哲学入門
                            • ハイデガーVS道元…哲学と仏教の交差するところに、はじめて立ち現れてきた「真理」とは?(第1回 存在とは縁起である その1)(轟 孝夫,南 直哉)

                              「20世紀最大の哲学者」ハイデガーと、13世紀、曹洞宗を開いた僧・道元。 時代もバックグラウンドも異なる二人ですが、じつは彼らが考えていたことには意外な親近性があったのではないか? 哲学と宗教という異なる「探求」の道が一瞬、交わったときに顕らかにされる「真理」とは? ハイデガー哲学の研究者・轟孝夫と曹洞宗の老師・南直哉によるスリリングな対話! 「机」は、いつ、どのようなときに机なのか? 南直哉(以下、南):ご本(『ハイデガーの哲学』)を読んで思ったのですが、『存在と時間』以後の後期の思想をこれだけクリアに捉えた一般向けの本は読んだことがありませんでした。それだけでも、大きな成果だと思います。 その『存在と時間』で、ひとつ気になるというか、どうなんだろうなと思ったのは、中期・後期になるに従って、「時間」の扱い方がはっきり見えなくなってきているような気がするんです。その辺はどう思われますか?

                                ハイデガーVS道元…哲学と仏教の交差するところに、はじめて立ち現れてきた「真理」とは?(第1回 存在とは縁起である その1)(轟 孝夫,南 直哉)
                              • kindle unlimitedで無料で読める超良書45選【2024最新版】 - Qiita

                                はじめに こんにちは!kindle unlimitedヘビーユーザーです。 kindle unlimitedは定額料金で、登録されている書籍が読み放題というサービスです。 今回はその中で私が読んだ書籍から、おすすめのものを紹介します。 現在は1ヶ月の無料体験もできます。 これを機にぜひ良書を1ヶ月で読破してみてはいかがでしょうか。 ※この記事はAmazonアソシエイトに参加していません。 弊社Nucoでは、他にも様々なお役立ち記事を公開しています。よかったら、Organizationのページも覗いてみてください。 また、Nucoでは一緒に働く仲間も募集しています!興味をお持ちいただける方は、こちらまで。 kindle unlimitedで無料で読める超良書45選 さっそく紹介していきます。以下のカテゴリに分けてみました。 ・ビジネス・実用書 ・健康・メンタルヘルス ・エンジニアにおすすめ

                                  kindle unlimitedで無料で読める超良書45選【2024最新版】 - Qiita
                                • いや気にせずに第三者目線で読め 自分に向けられてると思わんでいい ここに..

                                  いや気にせずに第三者目線で読め 自分に向けられてると思わんでいい ここに投下した時点で「自分」は誰でもない「増田」になるんだよ ここは自我を投げ捨てて増田になったものが集う場 そう思えばどんな言葉も怖くないだろ それでも抵抗があるなら 「増田」の文章にはその時投稿した時点の自分が反映されているかもしれないが 自分ってのは刻々変化していくもの 過去の増田なんてのはもう本当に誰でもないんだよ しかも増田では書いてる方も反応する方も誰だか分からず内容の虚実すら定かじゃない もしかしたらずっと同じ人がずっと対話風の独り言を連ねてるだけかもしれない そしてその想像は結構な確率で当たってたりする それくらい精神的にアレな人が多いからな だからそんな場でもらうコメントなんて本当に正面から受け取る価値も意味もない

                                    いや気にせずに第三者目線で読め 自分に向けられてると思わんでいい ここに..
                                  • 十二人の怒れる男の感想漁ってたらネットにバカが多すぎて目眩がした

                                    驚いたよ。 どんな感想、考察、レビューがあったと思う? 「だが待って欲しい。やはり少年は有罪だったのではないか?」だよ。 バカか? そんなの分かりきった上で、現代的な裁判をする上で推定有罪はありえないという話だろ。 「疑わしきは罰せず」 「コレは賭けになる」 劇中で散々こういったフレーズで語られているのに、それが理解できないのか? 凄い……感動的だ……本当にすごい映画だ。 この感想を持って完成なんだ……。 劇中に登場しない13人目の陪審員がひょっこり現実世界からやってきて「だが待ってくれ。もしかしたら本当に少年が犯人かも知れないだろ?じゃあ念のため殺しちまおうぜ!推定無罪の原則?知ったこっちゃねえよ!」と抜かした所で、作品が完成するんだ。 劇中の人間はなんだかんだで最低限頭がいいっていうか……証拠があって事実があって推理があってそれがひっくり返る話についていけて、そして大前提に推定無罪の原

                                      十二人の怒れる男の感想漁ってたらネットにバカが多すぎて目眩がした
                                    • すげえ本だった。言語哲学をここまで分かりやすく、楽しく、でも妥協せず伝えられるものなのか→「書かれている内容は難しいしややこしい…」「ここまで分かりやすく…」という相反する感想を述べてしまう「ゆる言語学ラジオ」のみずのさん

                                      みずの@ゆる言語学ラジオ @yuru_mizuno すげえ本だった。言語哲学をここまで分かりやすく、楽しく、でも妥協せず伝えられるものなのか。 書かれている内容は難しいしややこしいんだけども、野矢先生が楽しそうに、ごきげんで書いているのがありありと伝わってくるので、なんか読めちゃう。 野矢先生、参りました。言語哲学、楽しいです。 pic.twitter.com/ciCpd9Juev 2024-03-18 19:25:51

                                        すげえ本だった。言語哲学をここまで分かりやすく、楽しく、でも妥協せず伝えられるものなのか→「書かれている内容は難しいしややこしい…」「ここまで分かりやすく…」という相反する感想を述べてしまう「ゆる言語学ラジオ」のみずのさん
                                      • オルカンって名前もいいよね

                                        オールカントリーなんだ!分散されてそう!なんだか安心! っていう オルカンの前身的存在がeMAXIS Slim 先進国株式インデックスだったと思うんだけど(違ったらスマン)、 この名前の呪文感は流行らないよね 人に言っても「いーまく…何?」ってなったりしたし S&P500も何が500なの?SとPは何?って感じだし オルカンも正式名称は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」だけど オルカンっていう略称で出回ったのがブームの一端を担ってると思う そのくらい思考停止で貯金よりはマシっぽい投資したい人が多いんだよ、自分含め こまけえこたあ考えたくないの オルカン全ツッパ 解りやすくてうれしいね

                                          オルカンって名前もいいよね
                                        • [追記有]車椅子関連の話見てると、オタクもチキンレースした方がいいのでは?

                                          それまで当たり前と思われていなかった権利を得るためには多少強引でも具体的な手段に出て問題化する必要がある。 その結果様々な権利が勝ち取られてきたのであって、決して事なかれ主義の、多数派に阿った穏健なフリーライダーによってではない。 ・・・・と言う様な事を考えると、車椅子以外でも、表現の自由関連でも同じ事が言えるのでは?と思えてきた。 オタク版ローザ・パークスが必要なのでは? 車椅子やその他差別関連の話題では過激な行動や時に誰かに迷惑や負担をかける行動、チキンレースともとれる「現在の限界にチャレンジし、限界を拡張しようとする」ような行動が称揚される一方、 何故かオタク関連、表現の自由関連(だけ?)ではその真逆、「チキンレースするな」「なるべく目立たないようにしろ」と言ったことが叫ばれる。 よくよく考えてみると不思議な事では? いや、不思議ではないのかもしれない。 車椅子の件でも「チキンレース

                                            [追記有]車椅子関連の話見てると、オタクもチキンレースした方がいいのでは?
                                          • 現代人は本当に思想に飼われている - シロクマの屑籠

                                            president.jp リンク先の文章は、拙著『人間はどこまで家畜か』を一部引用しつつ、ひとまとまりの読み物として再編成しプレジデントオンラインさんに載せていただいたものだ。私たちは資本主義にいいように飼い馴らされ、その資本主義をますます充実させるための資本の乗り物、それか家畜として使役されちゃっていませんか? といった話が中心になっている。 だが、現代人のマインドに根を下ろし、現代人をいいように飼い馴らし、現代人を動機づけている思想は資本主義だけでもあるまい。 ぜんぶ挙げようとするときりがないが、『人間はどこまで家畜か』では、現代人を飼い馴らす思想として、資本主義に加えて個人主義と社会契約、それから功利主義を挙げている。思想などという実体のないものに何ほどの力があるのか? と疑う人もいらっしゃるだろうし、そうした思想をつくりだしたホッブズやルソーやベンサムといった思想家の重要性は実感し

                                              現代人は本当に思想に飼われている - シロクマの屑籠
                                            • 相手の気持が分からない人はカードゲームをやればいい

                                              自分がされたら嫌なことは、逆に相手にする側になったら相手も嫌がること。 自分がされて嬉しいことは、逆の立場になったら相手も嬉しいこと。 TCGをやればこのことがすぐに学べる。 フィニッシュカードを通す直前に出した釣りに相手が反応して、手札を0にしてくれたら凄く嬉しい。 逆に自分が相手にフィニッシュカードを通されそうになったら、その直前に出した大したことがないカード相手に過剰反応せず、手札が1枚以上の状態を温存したほうが、相手に苦しい状態を続けさせられる。 もし相手に1枚でも手札が残っていたら、それが打ち消し呪文だったらと想像するだけで下手な動きが出来なくなる。 だから、終盤に弱いモンスターを引いたときは、それを雑に出すよりも、「手札が1枚ある」という状態を維持するのに使ったほうが、結果的に強くなる。 「もしも自分が相手の立場だったらどう考えるか……」を意識することによって、相手の気持ちを想

                                                相手の気持が分からない人はカードゲームをやればいい
                                              • なんかこう インターネットが広まって一気にオタク趣味に脚光が当たったか..

                                                なんかこう インターネットが広まって一気にオタク趣味に脚光が当たったからか こういう「自分をオタクだと勘違いしてる人」がすげぇ増えたよな その反動が「コンテンツを愉しめなくなった自分」とか「グッズに執着を失った自分」みたいにして定期的に放流される そもそもオタクじゃなかった人間が、オタクとして振舞っていたんだから、そりゃ当然に興味を失うんだよ でな、典型的なのが「価値を論じるようになる」事 そういうもんじゃないだろ? 例えば押し花を趣味にする時にさ、家にストックした押し花は「価値があるから取って置いた」のかい?って話 勘違いしてる人は、そういう境界を認識できないんだ だって本当は好きじゃないんだもの 紛い物なの、似非なんだよ オタク的にガルパンのアンチョビが好きだって場合 他人にとって価値があるかどうかとか関係ないのよ 一般人には全く価値がないだろう缶バッチでも、好きだから入手するわけ 「

                                                  なんかこう インターネットが広まって一気にオタク趣味に脚光が当たったか..
                                                • 【あとがきたちよみ】 清塚邦彦 著『絵画の哲学 絵とは何か、絵を見る経験とは何なのか』 - けいそうビブリオフィル

                                                  あとがき、はしがき、はじめに、おわりに、解説などのページをご紹介します。気軽にページをめくる感覚で、ぜひ本の雰囲気を感じてください。目次などの概要は「書誌情報」からもご覧いただけます。 清塚邦彦 著 『絵画の哲学 絵とは何か、絵を見る経験とは何なのか』 →〈「序論 予備的な考察」(pdfファイルへのリンク)〉 →〈目次・書誌情報・オンライン書店へのリンクはこちら〉 *サンプル画像はクリックで拡大します。「序論」本文はサンプル画像の下に続いています。 序論 予備的な考察 絵とは何かという問いについては、改めて探究するまでもなく、ある意味ではすでに誰もが答えを知っている。すなわち、物体の平らな表面に彩色や線描を施すことで、様々な事物の姿を見えるようにしてくれたもの、それが絵であると。とはいえ、この答えは、問いの終着点であるよりも、むしろ新たな出発点なのである。 私たちは絵のもとに様々な事物の姿

                                                    【あとがきたちよみ】 清塚邦彦 著『絵画の哲学 絵とは何か、絵を見る経験とは何なのか』 - けいそうビブリオフィル
                                                  • もしも、アリストテレスとニートがディベートしたらどうなる?『人生に目的は必要か?』哲学者と現代人がガチバトル! | GetNavi web ゲットナビ

                                                    もしも、アリストテレスとニートがディベートしたらどうなる?『人生に目的は必要か?』哲学者と現代人がガチバトル! 現代人の気になるテーマを哲学者とディベートしたらどう答えるのか? そんな全く新しい哲学入門書『21世紀を生きる現代人のための哲学入門2.0』(富増章成・著/GAKKEN・刊)。今回は本書から抜粋して『人生に目的は必要か?』をテーマに、ニートとアリストテレスのディベートを紹介します。 機械的に流されるか、目的をもって生きるかニート 人生に目的なんか不要ですよ。今の時代、将来には希望がもてそうにないので、目的なんて掲げるだけ損です。 アリストテレス いやいや、今こそ人生に目的を定めて生きる必要があるんだよ。そもそも、この世界は『~のため』という目的の連鎖でつながっている。コップは水を飲むため、椅子は座るためというようにな。人間も『~のため』という目的をもった生き方が必要なんだ。 ニー

                                                      もしも、アリストテレスとニートがディベートしたらどうなる?『人生に目的は必要か?』哲学者と現代人がガチバトル! | GetNavi web ゲットナビ
                                                    • 仕事は思い通りにいかなくて当然。失敗とカジュアルに付き合うための「絶対悲観主義」 #ミーツキャリアbyマイナビ転職 - ミーツキャリアbyマイナビ転職

                                                      「GRIT(やり抜く力)」や「レジリエンス(困難を乗り越える力)」。近年、ビジネス書を賑わせるこうした意識の高い思想に、違和感を覚えてしまう人もいるのではないでしょうか。 そんな中、「たいていの仕事は失敗する。だからこそ淡々と取り組もう」と、何とも軽やかなメッセージを発信するのが、数々の起業家たちと向き合ってきた経営学者の楠木建さんです。 楠木さんはそれを「絶対悲観主義」と称し、“普通の人向けの仕事哲学”として提唱しています。 「思い通りにならない」を前提とすることで、成功の呪縛から逃れ、心安らかに仕事ができる。 自分には野心も根性もない……と感じているあなたにこそ読んでほしい、仕事への向き合い方にまつわるお話を楠木さんに伺いました。 楠木建さん。1964年、東京都生まれ。一橋ビジネススクール特任教授。一橋大学商学部卒、同大学院商学研究科修士課程修了。専門は競争戦略。 ※取材はリモートで実

                                                        仕事は思い通りにいかなくて当然。失敗とカジュアルに付き合うための「絶対悲観主義」 #ミーツキャリアbyマイナビ転職 - ミーツキャリアbyマイナビ転職
                                                      • ジェフリー・ヒントンが「AIは考え、理解している」という根拠 | 「AIのゴッドファーザー」による怒りの黙示録

                                                        ヒントンの教え子が進める「スーパーアラインメント」 われわれはいまいったい何をするのか──それが大きな疑問だ。 2023年10月、ヒントンは前に進む道を提案した。ある公開書簡で、ヒントンと23人の国際的なエキスパートは名だたるAIラボに、それぞれのシステムが確実に安全で倫理的であるようにするため、研究・開発予算の3分の1を充てることを呼びかけた。 彼らは諸政府にも、大規模AIシステムの登記簿を作り、危険な行動を見せるAIの事例報告を企業に義務づけ、内部告発者を法的に保護することなどを勧めた。 AIラボや立法者がこうした勧めを聞き入れるかどうか判断するのは時期尚早だ。だが、現在76歳のヒントンは、その先陣にはこれ以上長くは立たないだろうという事実を受け入れている。世界を救う汚れ仕事は、次世代の肩にかかっているのだ。 人類にとっていちばんの希望となるかもしれないのが、ヒントンの元教え子であるイ

                                                          ジェフリー・ヒントンが「AIは考え、理解している」という根拠 | 「AIのゴッドファーザー」による怒りの黙示録
                                                        • ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』第8講:18世紀生物学 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

                                                          はい、ひまつぶしにラヴジョイの続きですよ。前は天文学だったけれど、今回は生物学です。個人的にはオリバー君の話につながるのが楽しかったが、もうオリバー君なんて知らないよな、みんな。 cruel.hatenablog.com 今回の話はとても簡単。18世紀になって、博物学ができていろんな人間や動物が観察されるようになると、生物種とかいうかっちりした分類ってウソじゃね? 細かく探せば間のもの、つまりミッシングリンクがたくさんが出てくるだろ、という話が有力に思えてきた。さらに顕微鏡ができると、これまで何もないと思っていたところにも微生物がウヨウヨしてるよねー、あらゆるところに生命が充満してるじゃないの、ほら充満の原理は正しいんじゃない? という話が出てきた、ということです。 翻訳は以下にあります。 ラブジョイ『存在の大いなる連鎖』第8講:18世紀生物学 そしてものぐさな読者のみなさんのために、パワ

                                                            ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』第8講:18世紀生物学 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
                                                          • ドラッカーが語る「仕事で成果を出すために本当に大切なこと」

                                                            「書籍オンライン」「DIAMOND愛読者クラブ」を運営する編集部。経営、経済、ビジネススキル、自己啓発、 マネー、健康、女性実用、子育て、サイエンスなど多様なジャンルのオリジナルコンテンツを発信している。 定番読書 読まれる本には理由がある──。 情報が次から次へと溢れてくる時代、長く支持されている定番書の普遍的な価値が増しています。 そこで、この連載では、今こそ読みたいロングセラーのメッセージを紹介します。 バックナンバー一覧 ピーター・F・ドラッカーの著作の中でも、最も広く長く読み継がれてきた名著『経営者の条件』。タイトルには経営者とあるが、この本は「経営者にとって役立つ」だけの本ではない。それこそ普通のビジネスパーソンはもちろん、アーティスト、クリエイター、アスリート、学生、さらには家庭人としても多くの示唆をもらえる一冊なのだ。ドラッカーの入門編としても、ぴったりだ。さて、ドラッ

                                                              ドラッカーが語る「仕事で成果を出すために本当に大切なこと」
                                                            • 数学は哲学? - Sokratesさんの備忘録ないし雑記帳

                                                              「大学で数学は哲学になる」と主張する人がいる*1.特におもしろくもないし,適切な比喩とも思えないんだが,一部の頭がフワフワしている層や視野の狭い人々,数学を神聖なものに祭りあげたい何とかコミュニケーターなどには受けるらしく,ごくまれに信じている人がいる*2. ただ,実際問題,違いを説明しろと言われるとワリと困る.「リンゴとゾウの違いは何ですか」と聞かれているようなものなので,当然なのだが,「いや,見た目も大きさも全然違うじゃん」と言いたくなる.問題は「リンゴとゾウ」なら一目瞭然なのだが,「学問」は目に見えないので,どちらもわかっていない人には誰かが説明しないと違いがはっきりわからない点にある*3.「リンゴの触り心地はツルツルだし,ゾウも(牙が)ツルツルだから,きっと似たようなものだろう」と言う盲人のようなものである*4. この記事の目的は「数学と哲学の違い」という直観的には明らかだが,ちゃ

                                                                数学は哲学? - Sokratesさんの備忘録ないし雑記帳
                                                              • 「フーコーのイポリット」に関する覚え書き|nk

                                                                フーコーは、1970年に行われたコレージュ・ド・フランス講座の開講講義『言説の領界 L'ordre du discours』が終わるころ、〈哲学の非哲学を介した自己実現〉というヘーゲル的なテーマを「転倒 inversion」した〈哲学と非哲学の繰り返される接触〉というイポリット的なテーマをふまえ、そんな反復において「哲学のはじまり」はどのようなものでありうるかを問題にしはじめている。そこでフーコーは解答方針を2通り提起しているのだが、どういうわけか、『フーコーの〈哲学〉』の著者の市田良彦は2つのうち1番目の方針しか引いておらず、河出文庫版『言説の領界』の訳者の慎改康之は2番目の方針を誤訳している。しかし、これからみるように、フーコーがイポリットとともに選ぶ方針は2番目のものであり、それはヘーゲルから逸脱しハイデガーを放棄するような方針である。読解しなおさなければならない。問題と2つの解答方

                                                                  「フーコーのイポリット」に関する覚え書き|nk
                                                                • バーチャルYouTuberというフィクションをスポイルする鑑賞を愛していることについて - Lichtung

                                                                  バーチャルYouTuberを視聴するとき、私がまなざす対象の一つは、そのアバターである。アバターが動いている。もう一つ、私が耳を向ける対象は声である。動画内の、あるいは歌声の。あるいはさらにしばしばバーチャルYouTuberはゲームプレイをしているので、ゲーム中のプレイアブルキャラクタたちもまた私の目を捉える。あるいは、配信を離れて、XやInstagramといったSNSのテキストを読む。 アバター、歌/声、プレイヤブルキャラクタ、テキスト。これら様々な現れと関わることで、私はバーチャルYouTuberを鑑賞していることになる。これらの現れを、私は「ペルソナ」と呼ぶ。 だが、私は、その先について何かを感じている。つまり、アバター、歌/声、プレイアブルキャラクタ、テキストの先にある何かに対して関心を向ける。その関心の先にある対象。 もちろん、バーチャルYouTuberを鑑賞しているとき、その先

                                                                    バーチャルYouTuberというフィクションをスポイルする鑑賞を愛していることについて - Lichtung
                                                                  • 東浩紀「訂正可能性の哲学」はAI関係者必読だ!|shi3z

                                                                    先週、今週とあちこちへ出張が続いているので、移動時間の合間、ネットが途切れる山奥にさしかかったあたりで東浩紀「訂正可能性の哲学」を読んだ。東さんの本はいつもそうなのだが、あまりの内容に驚愕した。 そして昨日はたまたま東さんにVisionProを体験させる約束をしていた日なので、会う前に一気に読み終えた。すごい。もっと早く読めばよかった。 東さんの本は基本的に「凄すぎる」ので、読むと影響を受けすぎてしまってしばらく自分の思考が戻ってこない状態になる。しかし最近の僕は、むしろ忙しすぎて誰かの思考を取り入れたいモードになっていたのだ。 その意味で、まさに今の時代に必要とされている本だと思うし、本当にすごい。10年前に上梓された「一般意志2.0」の続編でもあり、なおかつアップデートでもある。もちろん読んでなくても全然良い。 特に舌を巻いたのは、落合陽一の「デジタルネイチャー」や成田雄介の「無意識デ

                                                                      東浩紀「訂正可能性の哲学」はAI関係者必読だ!|shi3z
                                                                    • ララビアータ:アレントとマルクス主義 - livedoor Blog(ブログ)

                                                                      カルチャーセンターの講義で「アレントとマルクス主義」を扱ったので、そのメモワールをここに挙げておこう。 宇野弘藏の恐慌論 宇野の恐慌論から始めよう。それは、一種の景気循環論であり、シュンペーターの議論に近いものを持っている。かつて我が国の戦後経済学はほぼマルクス経済学派によって占められていた。特に東大経済学部は、労農派マルクス主義者の牙城であった。宇野弘藏は労農派から出てマルクス研究を精緻化し、ある程度学問的議論に耐えるものに仕上げた。宇野経済学に学んだ経済エリートたちが、経済諸官庁を席巻していた50年から60年代初期にかけて、果たして彼らの教養がどれほど役に立ったか疑問に思う向きもあるかもしれないが、意外にもそれが通用したのである。それは宇野弘藏の学問理念によるところが大きい。彼はマルクスの『資本論』の所説を、イデオロギー的価値観から峻別し、ブルジョワ社会の原理的な分析に純化した。科学的

                                                                      • 哲学など数学以外のことは専門外のため, あくまで数学に関することだけ言及..

                                                                        哲学など数学以外のことは専門外のため, あくまで数学に関することだけ言及させていただきます. ユークリッド幾何学に言及されているように数学の歴史は紀元前まで遡りますが, 数学の形式化が意識され始めたのは1900年代以降と最近の話です. 主にヒルベルトによって主導されたものだと私は理解しています. (もちろん多くの数学者がこのプログラムに関わってきました. ) 数学の形式化や形式主義で調べると参考になると思います. 数学的な内容に関して言及したいことは多くありますが, かいつまんで述べさせていただきます. (あくまでこれは元の記事が間違っているなどと主張しているわけではないです. 現代の数学の考え方や雰囲気の一部を分かっていただければ幸いです. ) 現代の形式化された数学は原理的には決められたルール(公理と推論規則)を用いて行われる一連の手続きです. それらの「意味」が何かは一旦全て忘れてく

                                                                          哲学など数学以外のことは専門外のため, あくまで数学に関することだけ言及..
                                                                        • 子どもが朝ごはんにドーナツを食べていたら途中から「輪っかじゃなくなった」と泣き始めた、なんなんだ...→「子育てとはそういうもの」「哲学者の素質ある」

                                                                          MOGURA(共鳴型)やるときはやる @MOGURA495 こういうのちょっと面白いよね ドーナツとは輪っか(円形で真ん中が空洞となっているリング状のもの)であると定義づけてるから欠けてしまうとそれはもはやドーナツではないから泣いてるとかそういう感じなのかな それとも輪っかの食べ物を物珍しく考えてテンション上がってたけど食べて裏切られたとか x.com/th39f/status/1… 2024-02-16 16:17:16

                                                                            子どもが朝ごはんにドーナツを食べていたら途中から「輪っかじゃなくなった」と泣き始めた、なんなんだ...→「子育てとはそういうもの」「哲学者の素質ある」
                                                                          • 数学の定義は本当に厳密で一意なものと言えるのか気になりました

                                                                            たとえばユークリッド幾何学での直線は「幅をもたず、両側に方向に無限にのびたまっすぐな線」だそうですが、これも「幅」とは?「(幅を)持つ」とは?両側とは?「方向」の定義は?「無限(限りが無く)」とは?そもそも「限り」って何?「のびる」とは?「まっすぐ」とは?「線」と結論づけるのは循環論法じゃないの? と突っ込む人にとっては厳密ではなくなっていませんか? ここで、これらの言葉の意味は、国語辞典に載っている意味と同じものだよなどといおうものなら、それこそ数学の厳密性を否定したようなものになってしまっていると思います。 たとえば「方向」を調べたら「向くこと」とでます。これを調べると「物がある方向を指す」というふうに出ます。これは循環論法に陥ってますし、「物の正面があるものに面する位置にある」という別の語釈もありますが、物とは?正面とは?面するとは?位置とは?となります。これを繰り返せば結局どこかで

                                                                              数学の定義は本当に厳密で一意なものと言えるのか気になりました
                                                                            • [哲学]アリストテレスはカレー味のウンコを食うだろう。

                                                                              もしもカレー味のウンコが目の前にあるとして、なぜそれがウンコだってわかるんだろう。味は完全にカレーだ。味覚がカレーだということは、おそらく嗅覚でもカレーだとしか判断できないんだろう。味覚と嗅覚は密接に関連しており、鼻をつまんで舌だけで食材を味わっても、何だかさっぱりわからないことは風邪をひいたときのようにザラにある。 カレー味のウンコは恐らく、味覚も嗅覚も、そしておそらく食感もカレーなのだ。 食感ということは触覚もカレーと同じなんだろう。 五感で残るのは聴覚と視覚だが、口の中で噛んだときの音も同じなんだろう。カレー味のウンコとウンコ味のカレーという究極の選択肢があげられているからには、見た目からしてわかりづらいはずだ。 要するに、五感のすべてがこれをカレーだと判断しているのに、これがウンコであると定義づけるのは何であるか。人間の理性は時間と空間という枠組みの中で、五感でとらえたものしか認識

                                                                                [哲学]アリストテレスはカレー味のウンコを食うだろう。
                                                                              • 政界を揺るがした捜査のきっかけは、1人の「教授」の執念だった 自民党の派閥裏金事件 「政治とカネ」告発し続ける原点に特攻隊員の悲劇 | 47NEWS

                                                                                神戸市中央区の人工島ポートアイランド。その一角に、神戸学院大のキャンパスがある。昨年12月中旬、頭にバンダナを巻いた上脇博之教授が柔らかい笑顔で出迎えてくれた。バンダナ姿は学生時代から変わらないという。 この人が、東京地検特捜部がメスを入れた自民党派閥裏金事件のきっかけになったとは、すぐに結びつかない。事件は安倍派や二階派への家宅捜索、現職国会議員の逮捕・起訴にまで発展した。昨年末から政界を大きく揺るがし、いまだに派閥の解消を巡る議論が続いている。 第三者である上脇さんが刑事告発をするのは、これが初めてではない。およそ四半世紀もの間、「政治とカネ」について告発し続けてきた。口で言うのは簡単だが、実際は膨大な資料を読み込み、分析して疑惑を見つけ出すという地道な作業の繰り返し。大学での講義や自身の研究で多忙であるにもかかわらず、この作業を長年続けてきた。上脇さんを突き動かす原動力は何なのか。(

                                                                                  政界を揺るがした捜査のきっかけは、1人の「教授」の執念だった 自民党の派閥裏金事件 「政治とカネ」告発し続ける原点に特攻隊員の悲劇 | 47NEWS
                                                                                • 体外で作る脳の組織は「人」と見なせるか、生命倫理と法学で考察

                                                                                  近年、iPS細胞やES細胞に関する研究が進んでいる。そうした多能性幹細胞から、人体を構成する末端細胞にとどまらず、人間の脳組織である「脳オルガノイド」も作られている。2023年、脳オルガノイドを法的に「人」と見なせるかという論文を広島大学などの研究グループが発表した。若手の生命倫理学者の観点からの問いかけだ。同じく若手の法学者はこれにどんな観点で答えただろうか。 海外では倫理が議論される一方で開発競争が激化 オルガノイドとは試験管内やシャーレ上で多能性幹細胞を培養し、自発的な複製と分化を誘導して得られる3次元の構造体だ。「臓器(organ)のようなもの」という意味でオルガノイド(organoid)と命名された。脳オルガノイドは脳に似た3次元組織だが、現在のところ人間の脳のような複雑な機能を持つとは考えられていない。 広島大学大学院人間社会科学研究科の澤井努准教授(生命倫理学)の研究グループ

                                                                                    体外で作る脳の組織は「人」と見なせるか、生命倫理と法学で考察