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脳と心の検索結果1 - 40 件 / 320件

  • 【3868】コンサータによって自己の連続性を失いつつある | Dr林のこころと脳の相談室

    Q: 私は某大学の法学部に通う21歳の男子学生です。(質問とは、直接、関係はありませんが、触法精神障害者に興味があり、それについて卒業論文を書くため、日々、資料を集めております。) 質問に入る前に、長文になりますが、質問に関わってくることなので、少し、コンサータ の服用とそれによる私自身の感じたことを書かせていただきます。 私は、精神科にてADHDと診断され、コンサータ を服用して数年になります。コンサータ 服用当初は、コンサータ によって、感覚過敏から解放され、初めて、ゆっくりと本を読むことができるようになり、感動のあまり泣いてしまいました。この感動はあまりにも激しく、「私は、もう完全に『脳』を支配した」という優越感(あるいは、副作用としての多幸感に過ぎないのかもしれませんが)を得ました。ところが、数ヶ月たち、このコンサータ 服用後の精神の変調が、私の悩みの種になってしまいました。 私は

    • 10年前に首を吊ったことがある

      失敗したというか、そもそも成功するかどうかわからない雑さだったので生きている。 それは本気で死ぬ気ではなかったのでは、と思われるだろうが、後にも先にもあんなに「死」に取り憑かれたことはないし、本当に病的に死ぬ気だったのだと自分ではわかる。 当時の自分は、社会人一年目で、新卒の人間も自分の他に一人しかおらず、あまり職場に馴染めず鬱々としていた。 こう書いてしまうとさもありなんと思われるだろうが、それ自体は別に死ぬほどのことではなかった。 仕事の代わりに趣味が充実していたし、楽しいこともいろいろあったし、明確なパワハラがあったわけでもない。 なんとなく職場のことは好きではないが、やってることはまあ嫌いでもなかった。 なかったのだが、色々なストレスが自覚もないまま積み上がっていたらしい。 とある連休の折り、地方住まいの両親が会いに来てくれた。 食事の席で珍しく酒を飲み、少々酔い、気分良く話してい

        10年前に首を吊ったことがある
      • ストロング系チューハイに薬物依存研究の第一人者がもの申す 「違法薬物でもこんなに乱れることはありません」

        「アルコールは、むしろ違法薬物よりも健康や社会に対する害をもたらすことがある」と話す、投稿主の国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部長、薬物依存症センターセンター長である松本俊彦さんにインタビューしました。 薬物をやめた後の代わりにも飲まれているーーなぜあの投稿を? 患者さんがよく飲むんですよ。違法薬物をやめた後の渇望を紛らわせようとして、ストロング系を飲む。もともとお酒を飲む習慣がある人なわけですが、ストロング系を飲んだ時だけ変な酔っ払い方をして、トラブルを起こす。 それがずっと気になっていたのです。本人たちも、「やっぱりストロング系はヤバいですよね」と気づいている。 お酒の味があまりせず、ジュースのような口当たりなので、女性や若年者がよく飲みます。 今の若い子たちってビールが嫌いな人が多いじゃないですか。だったら飲まなければいいのに、これなら飲む。 お酒を楽しむため

          ストロング系チューハイに薬物依存研究の第一人者がもの申す 「違法薬物でもこんなに乱れることはありません」
        • 最近ADHDと診断された30代東大卒男だが、わかる。問題はバックレるかどうか..

          最近ADHDと診断された30代東大卒男だが、わかる。問題はバックレるかどうかじゃなくて、「成功する可能性」だけで満足できてしまうこと。 実際に成功するかどうかは本人の幸福にとって問題じゃないんだよ。だからといって、一般の人が思う「失敗を怖がっている」とか「プライドが高い」とかも完全に的外れの大間違い。 「まだチャンスがあると思える」事の方が、実際にチャンスを生かして成功することよりも、自分の幸福にとって、ずっと重要なんだよ。 失敗しまくっているから、失敗しても自分の人生がそこまでは悪くならないと知っている。成功体験がないのが問題でもなく、何回も成功した経験はあるが、大して嬉しくなかった。ADHDは報酬系にも問題があるから、成功時の「得した」感が普通より低い。だから、実際に成功したか失敗したかよりも、「成功する希望があるか」「成功する可能性があるか」といった期待感を持てるかどうかの方が、本人

            最近ADHDと診断された30代東大卒男だが、わかる。問題はバックレるかどうか..
          • 【れぽ1】知的障害の検査に行ってきた|ハルオサン

            自分がどうしてこんなにも「バカ」なのか? それがどうしても知りたくて病院に行ってきた。 検査の前にまず3回の面談(計2時間くらい)があって、そこでまず「なぜ検査を受けようと思ったのですか?」と先生方に「3回」尋ねられた。 だから私は「自分がいかにバカであるか?」 というような話を腐るほどすることになった。 (あるある・・・・)まず、18の時に『警察官』を無能すぎて半年でクビになった話。『家具店』に勤めたけど騙されて子会社で『特殊清掃』をやることになり、さらに1年で倒産した話。『設備メーカーの営業』に就職した時は社長の弟さんから速攻で嫌われて『倉庫業に左遷』されてから「おまえはヤバイ」と数か月でクビになった話。 ⅬED ・空調機器販売会社に勤めた時は、社長の息子さんから速攻で嫌われて「おはようございます」さえ無視されるようになり、業務が出来なくなり辞めざる負えなくなったという話。 (くそばか

              【れぽ1】知的障害の検査に行ってきた|ハルオサン
            • 【4461】統合失調症等の妄想はその人の論理的思考力によって形態が変わるのでしょうか | Dr林のこころと脳の相談室

              Q: 20代男性です。 統合失調症などで、第三者から見れば到底辻褄の合っていない妄想を本当のことだと信じ込んでしまう例は数多いと思います。 このような妄想の飛躍具合は、もとの論理的思考力やIQといったものと相関があるのでしょうか? また、臨床の現場で、元々非常に論理的な方と非常に迷信深い人の妄想の診断はどのようにつけるのでしょうか? (例えば、元々全く迷信深くない人が「死んだ母親が靴下を左右違うものを履けと言っている」、というような支離滅裂な主張をする場合と、普段から霊感があると主張する人が「死んだ母親が靴下を左右違うものを履けと言っている」と言った場合で異常度(?)がかなり異なる気がします……例えが下手で申し訳ありません) 他にも子供が「思考を読まれた」と主張するのと大人が「思考を読まれた」と主張するのは意味が違う気がするのですが、そのような元々の論理的思考力の推測なども統合失調症等の診

              • 漫画『オタクが統合失調症になった話』(理解のある彼君はいません)から感じる精神病棟のリアルさ

                ズミクニ病気日記 @zumikuni 統合失調症になった話 第一部 その8 (理解のある彼君はいません) 第一部完 第二部はネームは出来ているので早くて一か月後ぐらいです pic.twitter.com/tc3Clpx2hE 2022-05-24 17:28:39 柊碧⚜️🍵百合限界オタクVTuberの中身 @H_midori252911 @zumikuni FF外失礼します。 あまりにも事実すぎてびっくりしました。 本当にここに描かれてる病院のこと、そのまんまなんですよね。 あまりにも暇すぎる時間、他の患者さん、規制される私物やメディアや外部との連絡。 その後の治療も先が見えなくて不安でしたよね。 少し元気になられたようでよかったです。 2022-05-24 22:50:40

                  漫画『オタクが統合失調症になった話』(理解のある彼君はいません)から感じる精神病棟のリアルさ
                • 心理学・行動経済学等の著名な研究論文が次々に追試失敗【心理学】|手記千号

                  心理学の研究論文は再現性が低いことが指摘されていました。再現性が低くなる原因は、学界全体に「疑わしい研究手法 (QRPs)」が蔓延していたことにあるとみられます。 現在は学界全体をあげての対策が行われているようです。研究の事前登録、データの公開、追試などが重視されるようになっています。 学界は正しい方向に進んでいるようですが、だからこそ、重要な発見だとみなされてきた過去の研究成果が次々に覆されているようです。 少々調べましたが……、いやはやこれは……脱力しました。心理学以外の分野でも援用されている有名な研究たちが、あれもこれも。興味を引かれたものに重点をおきつつ、ざっくりとメモ的にまとめておくことにします。 2021年9月12日追記 追試というのは、1年半以上かかるものも珍しくないようです。かなりの時間・精神力・体力を要するのに対して、見返りが少ないものといいます。この記事では多くの研究の

                    心理学・行動経済学等の著名な研究論文が次々に追試失敗【心理学】|手記千号
                  • あなたの質問に娘や妻がイラッとして反撃してくる理由【娘のトリセツ】1 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト

                    娘のことを大事に思っているのに、なぜか娘との会話がぎくしゃくしたり、煙たがられたりしている。そんな父親に対して、脳の仕組みをベースにしたコミュニケーション方法を説く、人工知能研究者・黒川伊保子さんの著書『娘のトリセツ』から、娘や家族とのコミュニケーションを円滑にするコツをご紹介します。 文・黒川伊保子 コミュニケーションには法則がある 先日、セミナー後の質疑応答で、ある男性から質問を受けた。 「女性はなぜ、質問にまっすぐ答えないのでしょうか」 ――この間、家に帰ったら、妻が見慣れないスカートをはいていた。新しいのかなぁと思って、「それ、いつ買ったの?」と聞いたら、妻がむっとしたように「安かったから」と答えた。うちではよくある展開で、質問への答えが永久に返ってこないし、会話も弾まない。あれは、どうしたことでしょうか。 あらまぁ、と、私は声を上げそうになった。重要なコミュニケーションの法則を、

                      あなたの質問に娘や妻がイラッとして反撃してくる理由【娘のトリセツ】1 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト
                    • 妻が統合失調症になった

                      昨年11月に妻が統合失調症になった。 当時は統合失調症って若い人がなる病気だと思っていて、発症時妻は36歳だったので正直ショックが大きかった。 発端は昨年7月。「フェィスブックがハッキングされてる!」と大騒ぎしていたので、ログイン履歴を確認して、誰にもハッキングされてないことを説明していたが、どうも納得してくれていなかった。 そのやりとりが週に1回あり、次第に頻度が増えていた。後半はめんどくさくなって「心配しすぎ!されてないよ!」とだけ答えていた。 その時点で統合失調症の初期症状を疑うべきだったと今でも後悔している。 ハッキングの被害妄想だけではなく、ものすごく色々なことに敏感になっていた。自分の食べるもの、着るもの何から何まで清潔じゃないと気が済まなくなったし、夜中にアパートの上の階の軽い物音がしたたけでイライラしていた。この時点ではコロナの影響によるストレスだと思っていたので、あまり心

                        妻が統合失調症になった
                      • 精神疾患の父に友だちができた(追記あり)

                        精神疾患をもつ父親に友だちができ、家族一同毎日小躍りしている。うれしくてたまらない。 還暦を過ぎたいい大人の人間に友達が一人できたぐらいで何を大げさな、と思う御仁もあるかもしれないが、 今回ばかりは許してほしい。何せ父に友だちができたのだ。それもまともな友だちが! 父は30年以上前に統合失調症と診断され、以来入退院を繰り返している。精神疾患を抱えながらも、私達子供を食わすために 無理に働きに出てはクビになり、体調を崩して入院するという生活が10年近く続いた。そのたびに父は激しい劣等感と自尊感情の低下に 苛まれ、ことあるごとに私たち家族に「ごめんなあ、ごめんなあ」と言っていた。 私の記憶の中の父は、いつも縁側でタバコを吸いながら力なくうなだれていた。 父はとても優しく、人のことを悪く言わないという美点がいくつもある反面、口下手で気が弱かった。 そのため、精神病院の少々ガラ悪めの人々にしょっち

                          精神疾患の父に友だちができた(追記あり)
                        • 何も悪いことをしていなくても人々は病気になる - NATROMのブログ

                          がんを治すことが証明された食事療法は、現時点では存在しない。がんになりにくい食事ならある程度はわかっていて、がんの患者さんについても、基本的にはそうした健康的な食事が推奨されている。詳しくは ■がん体験者の栄養と運動のガイドライン:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ] を参照して欲しい。なにも特別なことはない。「健康的な体重へ減量し、その体重を維持しましょう」「野菜、果物、全粒穀物を多く含む食事パターンにしましょう」といったものだ。食べてはいけないものはない。当たり前だが、健康的な食事をしていてもがんになるときはなる。ましてや、がんを治す効果はない。 何度も書いてきたが、がんに対する厳格な食事療法は、効果が不明確なわりに副作用が大きい。単純に栄養の偏り(野菜ジュースを大量に飲むためほかの食事が摂取できない、など)が体力を落とす以外にも、自分の好きなものを食べられない、とい

                            何も悪いことをしていなくても人々は病気になる - NATROMのブログ
                          • 「あとでやるので覚えておこう」は脳のメモリーをロックするからコスパが悪い

                            まとめてやることで効率化する要件なら、それようのメモ帳を用意してそこに積み上げる。 後日やることになるのならカレンダーに予定を入れてしまう。 ゴミ捨ては玄関のじゃまになる所においてドアをくぐるたびにゴミ捨ての日かを思い出すようにする。 そういった「必要になったら思い出すので、忘れてしまって問題がない状態」に持っていかずに、「あとでやることにして、簡単だからメモにも取らずに覚えておこう」とするのはコスパが悪い。 リマインドを物理的に脳の外側にセットしなければ、その「あとで」にたどり着くまでにそのことをずっと覚えておく必要がある。 そのことでロックされる脳のメモリが10%程度だとしても、それまでの間ずっと10%性能が下がった脳みそで過ごすことになる。 こんな無駄はない。 朝玄関を出てから思い出して、夜帰ってきてからやろうとしたとする。 10時間の間脳の片隅で10%メモリがロックされれば、それは

                              「あとでやるので覚えておこう」は脳のメモリーをロックするからコスパが悪い
                            • 精神薬変えたら自分②が生えて困っている

                              週末精神科に再診するので整理を兼ねて書く。 概要・20代後半の社会人女 ・全般的な感覚過敏(後述)で大学時代から抗精神薬(エビリファイ)を飲んでいた ・引っ越したので、1週間と数日前に新しい精神科に行ったところ、前述の薬ではなく抑肝散という漢方を処方された ・結果、感覚過敏が解消されるとともに抑肝散が効いている間は感性が変わり、分かりやすく言えば自分②が生えた ・自分の感性が2種類ある状況をうまく処理できず精神的に参っている 追記・感覚過敏は先天的なもの。小さい頃から世界が眩しく、音はうるさく、タートルネックは着れなかった。 ・エビリファイは何も飲まないよりは随分マシ程度には感覚過敏を抑制してくれていた。 エビリファイがなければ卒業も就職もできていない。 感性の変化とかはなかったが。 ・いま思い立って今まで一口も嚥下できなかったチョコミントアイスを買って食べてみているが、食べられないことは

                                精神薬変えたら自分②が生えて困っている
                              • ――この間、家に帰ったら、妻が見慣れないスカートをはいていた。新しい..

                                ――この間、家に帰ったら、妻が見慣れないスカートをはいていた。新しいのかなぁと思って、「それ、いつ買ったの?」と聞いたら、妻がむっとしたように「安かったから」と答えた。うちではよくある展開で、質問への答えが永久に返ってこないし、会話も弾まない。あれは、どうしたことでしょうか。 あらまぁ、と、私は声を上げそうになった。重要なコミュニケーションの法則を、この方は知らないのか、とかわいそうになって。ふと見ると、会場中の男子が深くうなずいている。もしや、この世の男子の多くが、この失敗をしている……? 実は、妻や娘に、いきなり5W1H系(いつ、どこ、だれ、なに、なぜ、どのように)の質問をしてはいけないのです。ご法度と言ってもいい大事なルールだ。知らなかった? 5W1H系の質問を、私は対話クラッシャー(潰し)と呼んでいる。この質問を受けると、脳は、心の対話のために使う回路を遮断し、問題解決型の回路が強

                                  ――この間、家に帰ったら、妻が見慣れないスカートをはいていた。新しい..
                                • 「本音と建前」が心をむしばむ――イタリア人精神科医が見つめる日本人の不調(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)

                                  異色のイタリア人精神科医、パントー・フランチェスコさん(32)。幼少期から日本のアニメやゲームに励まされ、日本で働くことを選んだ。ひきこもり問題を研究し、心の不調を抱える多くの患者を日々診療している。「日本人は自分の悩みを人に相談したりせずに、抱え込んでしまう傾向がある」。フランチェスコさんの目から見た生きづらさの理由、そして解決する方法とは。(取材・文:ノンフィクションライター・西所正道/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部) 「精神科医の診察を受けて笑えたのは初めてですね。会うといつも『こんにちは!』って感じで元気だし、薬の説明をするときも、これを飲めば感情が安定するとか前向きに説明してくださるんです」 そう語るのは、30代の女性会社員Aさん。8年ほど、うつに悩まされ、回復と再発を幾度となく繰り返してきた。これまで6人ぐらいの精神科医や心療内科医の診察を受けたが、都内のクリニッ

                                    「本音と建前」が心をむしばむ――イタリア人精神科医が見つめる日本人の不調(Yahoo!ニュース オリジナル 特集)
                                  • 人工培養された脳細胞によるゲームプレイの仕組み 〜自由エネルギー原理について〜|masa_kazama

                                    イントロ「実験室内で培養した人の「ミニ脳」にゲームをプレイさせることに成功、AIよりも速いわずか5分で習得」というニュースが話題になっています。 脳細胞をトレーの中で人工培養させて、その細胞に卓球ゲームの「Pong」をプレイさせたところ、たった5分で学習し、ラリーが続くようになったと報告されています。まるで、マトリックスの映画のようで、この技術を使った未来がワクワクすると同時にちょっと怖くもあります。一体、どんな技術を使って、脳細胞に卓球ゲームを学習させたのでしょうか。このニュースを取り上げている記事は多かったのですが、中身の仕組みについて解説している記事は多くありませんでした。そこで、このブログ記事では、ミニ脳にゲームを学習させた仕組みを自分の勉強がてらに、備忘録的にざっくりとまとめたいと思います。(そのため、自分の理解や記述が間違っている箇所があるかもしれません。もしありましたらお知ら

                                      人工培養された脳細胞によるゲームプレイの仕組み 〜自由エネルギー原理について〜|masa_kazama
                                    • 数学概念が人類に生まれつきそなわっていないことを示す、数と言語人類学──『数の発明――私たちは数をつくり、数につくられた』 - 基本読書

                                      数の発明――私たちは数をつくり、数につくられた 作者:ケイレブ・エヴェレット発売日: 2021/05/08メディア: 単行本 はじめに 数の概念は、生まれつき備わっているものではない 数の概念がないなんてことがあるのか? 1〜3 おわりに はじめに 『ピダハン──「言語本能」を超える文化と世界観』という、左右や数字の概念を持たない珍しい言語の持ち主であるアマゾンの少数民族について書かれたノンフィクションがある。この本、少数民族の話ながらもそこからチョムスキーの言語本能否定の話や、幸せとは、文化とは、宗教とは、といった話に繋がっていく普遍的な話を展開しており、そのユーモア溢れる筆致もあって世界的に話題になっていった。 今回取り上げたい『数の発明』は、その『ピダハン』の著者ダニエル・L・エヴェレットの息子、ケイレブ・エヴェレットによる著書である。親子揃って言語学者とは凄いが、ケイレブは父親であ

                                        数学概念が人類に生まれつきそなわっていないことを示す、数と言語人類学──『数の発明――私たちは数をつくり、数につくられた』 - 基本読書
                                      • 「覚せい剤中毒より治療が困難」普通の人を薬物依存に陥らせる"あるクスリ" 精神科医の気軽な処方が根本原因

                                        精神科医がやってしまいがちな「ドリフ外来」 以前、尊敬するベテラン心理士からこういわれた。 「精神科医は薬を出すから、いつまで経っても心理療法がうまくならないのよ」 彼女はいつも精神科医に手厳しいが、このコメントもその例に漏れなかった。私は、「ですよねえ……」と曖昧あいまいに濁すほかなかった。 たしかにその通りだったからだ。「では、お薬を調整しておきますね」「お薬を追加しておきましょう」――こういった言葉で、出口の見えない診察室でのやりとりを強制終了する。問題は何も解決していない。 医師として前向きな姿勢を失っていないことを患者に示しつつ、ただ時間稼ぎをしているだけだ。そんなやりとりをこれまで何百回、いや何千回も行ってきたことか。 かつて私は、わが国の精神科医療をこう評したことがある。曰く、「ドリフ外来」。つまり、「夜眠れてるか? 飯食べてるか? 歯磨いたか? じゃ、また来週……」といった

                                          「覚せい剤中毒より治療が困難」普通の人を薬物依存に陥らせる"あるクスリ" 精神科医の気軽な処方が根本原因
                                        • 発達障害と診断された私~ASDとADHDだとわかるまでに出会った本や映画について - wezzy|ウェジー

                                          突然ですが、私はごく最近、病院で発達障害だと診断されました。軽い自閉症スペクトラム障害(ASD)と注意欠陥多動障害(ADHD)だということです。 自閉症スペクトラム障害はコミュニケーションがうまくできず、特定のものに強いこだわりがある症状、注意欠陥多動障害は文字通り注意力散漫とか多動の症状を示す障害です。 自分から検査を受けに行ってわかったので、とくに驚きはなかったのですが、今回の連載ではいつもと少し趣向を変えて、この経験について書いてみたいと思います。「自分は発達障害なのでは?」と思っている人などに、多少なりとも情報を提供できると良いと思っているからです。 ちっちゃな頃から 私は小さい頃から友達がとても少なく、人と話すのも苦手でした。完全に信頼できると思ったごく少数の相手としか親しくならず、みんなと仲良くする必要はないと思っていました。 人の目を見て話せなかったので、十代の頃には肖像画に

                                            発達障害と診断された私~ASDとADHDだとわかるまでに出会った本や映画について - wezzy|ウェジー
                                          • 幼児期、学校、就職、出産、老い……生まれてから老いるまでの間に、ASDの女の子はどんな体験をするのか。サラ・ヘンドリックス『自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界──幼児期から老年期まで』訳者あとがき|Web河出

                                            私には、現在公立小学校の特別支援学級に通っている自閉スペクトラム症(以下、ASD)の次女(九歳)がいる。一人でごきげんにしている手のかからない赤ちゃんだった次女が心身の発達の遅れを指摘されたのは、三歳児健診のときだった。病院や療育センターを紹介されたものの、診断がつくまでの道のりは長かった。会話が成立しにくいとはいえ、初対面の人にも積極的に近づいて話しかける人懐こい次女の姿を見て、児童精神科医も臨床発達心理士も、誰一人として〝自閉〞症の疑いを口にすることはなかったのである。 転機になったのは、たまたま目にした女の子のASDについての英文記事だった。女の子のASDは男の子とは現れ方が違うために見落とされやすい、という最新研究の紹介で挙げられていた症状が、まさに次女そっくりだったのだ。すぐに療育センターで自閉症専門医を紹介してもらい、検査を受けた。こうして小学校入学直前にして、ようやくASDと

                                              幼児期、学校、就職、出産、老い……生まれてから老いるまでの間に、ASDの女の子はどんな体験をするのか。サラ・ヘンドリックス『自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界──幼児期から老年期まで』訳者あとがき|Web河出
                                            • うつ病の人に「焦るな」とか「ゆっくり休め」って無理だよね

                                              自分もうつ病ともう10年くらいの付き合いで今も無職の底辺だけどさ、発症した10代の頃から医者や家族は「焦らずゆっくり休め」って口を揃えてた。 でも実際それで休んだら社会復帰が遠のくだけじゃん? 当時はまだ就職も決まってなかったし、無理矢理でも何とか仕事見つけなきゃって思ったよ。 まあそれで案の定ブラック企業入って悪化して終わったんだけどさ。 その後、「前回焦って失敗したから」と思って今度はリハビリに専念したよ。だけどそれで半年くらい経ったあといよいよ普通に外出して色んなことが出来るレベルまで回復したときにはもう働き口なんて無かった。 今のところ何社も受けて全部書類落ち。つーかこれまでの人生で採用されたのIT派遣しか無いから選抜を勝ち抜けたことは生涯通してゼロだわ。 結局「うつで療養した人」の受け皿が社会のどこにも無い。 なんならまともな会社は既往歴を知られたら不採用だからね。社会的な扱いは

                                                うつ病の人に「焦るな」とか「ゆっくり休め」って無理だよね
                                              • 本物の「シャブ漬け生娘」を治療してきた精神科医が、吉野家常務の発言と反応におぼえた強い違和感 女性たちが「シャブ漬け」になるのは、薬物の依存性だけのせいではない

                                                吉野家の役員の「生娘をシャブ漬けにする」という発言の本当の問題点はどこなのか。精神科医の松本俊彦氏は「覚醒剤依存症の人の多くは、自己肯定感が低く、孤独に苦しんでいる。『シャブ漬け生娘』という表現は、そうした人たちをより苦しめることになる」という――。 吉野家騒動に潜んでいるもう1つ別種の差別 「田舎から出てきたばかりの生娘をシャブ漬けにする企画」。吉野家の伊東正明・常務取締役企画本部長は、若い女性向けのマーケティング施策についてこう表現し、役員を解任された。不快に思うのは無理もない。なにしろ、その表現には、吉野屋を訪れる客を馬鹿にしているばかりか、人身売買的犯罪を肯定するようなニュアンスが含意されているからだ。 とはいえ、ちょっと気がかりなことがある。 くだんの発言を非難する人のなかには、「シャブ漬け生娘」という表現から「シャブ山シャブ子」(「相棒 Season 17」, テレビ朝日, 2

                                                  本物の「シャブ漬け生娘」を治療してきた精神科医が、吉野家常務の発言と反応におぼえた強い違和感 女性たちが「シャブ漬け」になるのは、薬物の依存性だけのせいではない
                                                • 未成年アル中 (追記しました。)

                                                  思えば最近頭がぼーっとし、文字を打つことも面倒くさく感じ、何に対してもやる気が起きず、集中力が散漫としていた。 家は裕福な家庭で、比較的余裕があった。お金を下さいと言えば5.6千円は中学生の頃から手に入っていた。高校になり、有難いことにアルバイトの面接に合格し、アルバイトを始めた。最初はパソコンを打つだけだったが、それ以外の事もさせてくれるようになり、色々と仕事をしていた。 しばらく経ち、職場の先輩から飲みに行こう、と言われた。最初は物凄く抵抗があり、居酒屋という場所も今まで1度も行ったこともなく、門限も8時だった為、そんな所にはいけなかった、興味もなかった。バイトを初めて、親も門限を黙認してくれいた。 「え、お前酒強いんじゃね?もうちょっと飲んでみたら?」そう先輩は言った。次先輩とご飯に来た時は、自分でお酒を頼むようになっていた。 お酒を飲むのは楽しいし、愉快になれるし、節度を守って飲ん

                                                    未成年アル中 (追記しました。)
                                                  • 遺書。みんなさようなら。とある発達障害者の終末記録。 - ピピピピピの爽やかな日記帳

                                                    ※生き返りました(๑¯Δ¯๑)/ 最初にお願い 人生のキーワードを羅列 地球連帯責任の憎悪感情を知れよ あらすじ ぴ@pipipipipi_rip 被害者の涙は10年15年遅れて流れると知れよ 自我の外側で味わう『無痛の激痛』を知っていますか? 他人の涙腺がおもちゃ箱に見えた 僕は窓なし部屋で20代を生きた 父親は福祉制度を罵倒し続けていた 愛と憎しみの反復横跳びでもしろってか? 平気な顔の裏で、死線を泣いて這う弱者を知れよ 自由意志は強者の持ち物だ 畢竟、底辺の学校を超える反社組織、他にないのでは!? 吐き出した成果物には病魔が宿りにくい 畢竟、人が抱える痛みの総量は、外から把握なんざ出来っこないのさ 僕の虚栄心を一言で説明するならば、自分自身を『保留中の底辺』にする心の働きだ 防衛機制――傷入りの心が、自分を守るホラを吹く…… 昔のクズ共よりクズ扱いされる不良品だなあ 僕の双極性障害は

                                                      遺書。みんなさようなら。とある発達障害者の終末記録。 - ピピピピピの爽やかな日記帳
                                                    • うつ病やアルツハイマー病もそれと関係しているのか 『脳のなかの天使と刺客──心の健康を支配する免疫細胞』 - HONZ

                                                      それは脳のなかの「天使」でありながら、ときには「刺客」へと変貌するという。本書の主人公は、非神経細胞のひとつである「ミクログリア」である。 つい最近まで、ミクログリアは脳のなかの端役にすぎないと考えられていた。脳内の情報伝達を担うニューロンや、そのつなぎ役を務めるシナプスといった綺羅星たちと比べると、それが果たす役割はごく些末なものだと考えられていたのである。ところが近年、そうした見方は大きく変わりつつある。ミクログリアは脳のなかできわめて重要な役割を果たすとともに、それが誤作動を起こすと、わたしたちの健康に甚大な被害が生じることがわかってきたのだ。後者の例を言えば、うつ病や不安障害、あるいはアルツハイマー病なども、ミクログリアの誤作動と関係しているという。 本書は、ミクログリアが脚光を浴びるに至った経緯と現状を物語るものである。そしてそのストーリーは、ふたつの糸が撚り合わさった形で進行す

                                                        うつ病やアルツハイマー病もそれと関係しているのか 『脳のなかの天使と刺客──心の健康を支配する免疫細胞』 - HONZ
                                                      • 新型コロナのスーパースプレッダーとなる可能性が高い人の特徴、医科歯科大が発見

                                                        東京医科歯科大学(医科歯科大)は1月17日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のPCR検査で多くのウイルスコピー数を有し、周囲への感染を拡大する患者「スーパースプレッダー」の決定要因について明らかにしたと発表した。 同成果は、医科歯科大大学院 医歯学総合研究科 国際健康推進医学分野の藤原武男教授を中心に、医科歯科大 救急救命センター、医科歯科大 臨床検査医学分野の研究者らも参加した研究チームによるもの。詳細は、臨床・微生物学・疫学など感染に関連する全般を扱う学術誌「Journal of Infection」に掲載された。 多くのウイルスコピー数を有するスーパースプレッダーは高い感染力と死亡率を持ち、新型コロナだけでなく、SARS(2003年流行)やMERS(2012年流行)など、過去に流行したコロナウイルス類でも確認されており、スーパースプレッダーを早期に同定することは、治療およ

                                                          新型コロナのスーパースプレッダーとなる可能性が高い人の特徴、医科歯科大が発見
                                                        • なぜか疲れている理由は脳にあり。“精神科医の禅僧” が説く「脳疲労」を防ぐたった1つの習慣 - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習

                                                          「いつもなんだか疲れている人」、それとは対照的に「タフに働いていていつも元気な疲れにくい人」がいます。両者の違いはどこにあるのでしょうか。 マインドフルネスに詳しい精神科医・禅僧である川野泰周(かわの・たいしゅう)さんは、そのことについて4つの違いを挙げます。そして、疲れにくいビジネスパーソンになるための方法もあわせて解説してもらいました。 構成/岩川悟 取材・文/清家茂樹 写真/石塚雅人 精神疲労——脳疲労の要因は「ストレス」と「マルチタスク」 人間の疲労は大きく3つに分けられます。1つは、多くの人がまずイメージするであろう「肉体疲労」です。普段はあまり使わない筋肉を過度に使ったために筋肉痛になるといった疲労です。 残りの2つの疲労は「精神疲労」。私は、これを「脳疲労」と位置づけています。ただ、これはその要因によってふたつに分けられます。ひとつめが「ストレス」による脳疲労。嫌なことがあっ

                                                            なぜか疲れている理由は脳にあり。“精神科医の禅僧” が説く「脳疲労」を防ぐたった1つの習慣 - STUDY HACKER(スタディーハッカー)|社会人の勉強法&英語学習
                                                          • 【書評】最先端研究で導き出された「考えすぎない」人の考え方  堀田秀吾  サンクチュアリ出版 - 京都のリーマンメモリーズ

                                                            今週のお題「お気に入りの靴下」 長持ちする靴下。そう、考えすぎてはいけません。答えは、それでイイんです。そんなに考えなくても、そんなに間違っていないでしょ。(笑) 今まではしっかり考えることが大事だと思っていた私達に、真逆の説を唱える研究結果を紹介してくれるすんごい本を紹介します。(笑) 【1.本書の紹介】 【2.本書のポイント】 【3.本書の感想】 【4.参考書籍の紹介】 【5.著者よりコメント頂きました!】 【6.出版社より】 【1.本書の紹介】 ずーっと、悩み続けた経験はありませんか? 悩みは、簡単に解決することではないので、なかなか止まらないですよね。 しかし、悩み続けることはムダなんです! と、言われたら、どう感じますか? とりあえず、私は、悩んだ時間を返して欲しいと思いますね。(笑) 本書では考えすぎる事よりも、もっと大切なことを紹介しています。 さて、考えすぎる以上に大切なこ

                                                              【書評】最先端研究で導き出された「考えすぎない」人の考え方  堀田秀吾  サンクチュアリ出版 - 京都のリーマンメモリーズ
                                                            • 『アルツハイマー征服』圧倒的な取材力と筆力で読ませるサイエンス・ノンフィクション! - HONZ

                                                              本書のプロローグは、「青森のりんごの形が良いのは、季節ごとに、こまめに手当てをするからだ」という、青森在住のわたしにとっては、不意を突かれる一文ではじまります。 なぜ、アルツハイマーの本で、青森のりんごなのか? その理由はすぐにわかりました。青森には、家族性アルツハイマーの大きな一族があるというのです。長身で美男美女の多いその一族は、おそらくは結婚相手に困ることはなかったのでしょう、よく繁栄したといいます。しかしどういうわけか、四十代、五十代になると、おかしなことが起こる。二戸陽子さん(仮名だそうです)の身にも、それが起こります。四十歳になる頃からりんごの作業ができなくなり、やがて、りんごの収穫期に、りんごの実ではなく、葉っぱを摘んで持ち帰るようになる。すると一族の人たちは、こうささやきあったそうです。「これはまきがきたのかもしれない」 ここでわたしはまたしても、ドキッとしました。「まき」

                                                                『アルツハイマー征服』圧倒的な取材力と筆力で読ませるサイエンス・ノンフィクション! - HONZ
                                                              • 「困った人」は「困っている人」――自己治療と重複障害(松本俊彦)[第8回] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡

                                                                依存症は、現代人にとって、とても身近な「病」です。非合法のドラッグやアルコール、ギャンブルに限らず、市販薬・処方箋薬、カフェイン、ゲーム、スマホ、セックス、買い物、はたまた仕事や勉強など、様々なものに頼って、なんとか生き延びている。そして困っている、という人はたくさんいるのではないでしょうか。 そこで、本連載では自身もアルコール依存症の治療中で、数多くの自助グループを運営する横道誠さんと、「絶対にタバコをやめるつもりはない」と豪語するニコチン依存症(!?)で、依存症治療を専門とする精神科医・松本俊彦さんの、一筋縄ではいかない往復書簡をお届けします。最小単位、たったふたりから始まる自助グループの様子をこっそり公開。 薬物依存症臨床におけるADHDマコト、お返事ありがとう。 前回の手紙の最後に触れていたADHDの問題、依存症臨床ではすごく大事なことです。 依存症全般がADHDと深い関係がありま

                                                                  「困った人」は「困っている人」――自己治療と重複障害(松本俊彦)[第8回] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡
                                                                • 脳と心の科学の「ミッドライフクライシス」(京都大学情報学研究科 教授、ATR脳情報研究所 客員室長:神谷之康) #その心理学ホント?|「こころ」のための専門メディア 金子書房

                                                                  脳と心の科学の「ミッドライフクライシス」(京都大学情報学研究科 教授、ATR脳情報研究所 客員室長:神谷之康) #その心理学ホント? 私が学生だった1990年代前半、脳と心の科学の未来は輝いて見えた。80年代末から続いていた(第2次)ニューラルネットワークブームや、当時NatureやScienceに頻繁に掲載されていたサルの電気生理学研究の印象は強烈だった。「認知科学」や「認知心理学」の「認知」という言葉に、旧来の「心理学」や「生理学」にはない軽やかな響きを感じた。当時は、行動主義から認知科学への移行(「認知革命」)によって、観察可能な行動だけでなく、行動の背後にある認知プロセスについて研究できるようになったと言われていた(が、これが単純化された「建国神話」であることが後に分かってきた)(1)。90年代半ば以降、ニューラルネットワークブームは一時下火になる一方、脳イメージング技術の進展を背

                                                                    脳と心の科学の「ミッドライフクライシス」(京都大学情報学研究科 教授、ATR脳情報研究所 客員室長:神谷之康) #その心理学ホント?|「こころ」のための専門メディア 金子書房
                                                                  • ここにきて、養老孟司が「やっても頭が良くならない学習法」を断言…「これでは壊れたロボットです」という納得のワケ(養老 孟司) @gendai_biz

                                                                    ものがわかるとは、理解するとはどのような状態のことを指すのでしょうか。 この度『ものがわかるということ』を上梓した、脳科学者の養老孟司氏は子どもの頃から「考えること」について意識的で、一つのことについてずっと考える癖があったことで、次第に物事を考え理解する力を身につけてきたそうです。 『バカの壁』の大ヒットから20年。そんな養老先生が自然や解剖の世界に触れ学んだこと、ものの見方や考え方について、脳と心の関係、意識の捉え方についての「頭の中身」を明かします。 身体を伴って理解する 解剖は派手な作業ではありません。ごく地味な手作業です。 私がいまも作り続けている虫の標本も手作業です。私が扱う虫は小さい。虫なら小さくて当たり前だと思うかもしれません。そうはいっても、カブトムシとノミではずいぶん大きさが違います。私が作っている標本は、ノミのサイズが普通だから、単純に昆虫針を虫に刺せばいいというもの

                                                                      ここにきて、養老孟司が「やっても頭が良くならない学習法」を断言…「これでは壊れたロボットです」という納得のワケ(養老 孟司) @gendai_biz
                                                                    • webサービスに関わるうえで読んでおいてうれしかった本20選 - Data Analystのメモ帳

                                                                      タイトルのとおりです。自分の備忘録というか個人的なまとめ。 統計学とか機械学習とかプログラミングの本を紹介している人はたくさんいるので、それ以外の分野において読んでおいてよかったと感じた本を並べました。 ほとんどがいろんな場所で紹介されるような本ばかりですが、名著はそれだけの価値があるのでやっぱり読んでおくべきだとおもってます。 それぞれの感想とか書きたいんですけど無限に時間が溶けそうなのでとりあえずリストアップだけ。 プロダクトマネジメント・マーケティング たぶん、この分野の本を一番読んできました。市場を理解するという意味ではプロダクトマネジメントとマーケティングは同じなのでひとまとめにしています。Lean Analyticsはデータの話が中心なんですが考え方の軸はプロダクトマネジメントなのでここに入れました。どれか1冊を選ぶならINSPIREDかな。 1. Lean Analytics

                                                                        webサービスに関わるうえで読んでおいてうれしかった本20選 - Data Analystのメモ帳
                                                                      • 今の管理職が疲れているのは、昔はなかった「ジレンマ」があるから 若い人が管理職に魅力を感じない本質的な理由

                                                                        ここ数年各種メディアに取り上げられる「リーダーや管理職をやりたがらない若者」問題。なりたくないと思う理由や、そういった若手社員に対する指導法などは語られる一方、当の本人達に対する「どうしたらいいのか」という具体的なメッセージはあまり多くありません。「マネジメント経験がないと出世や転職で不利になる」という不安もあるなか、若い世代の私たちには「管理職になりたくないなら、ならなくてもいい」という選択肢はないのでしょうか。そこで今回は、『チームワーキング ケースとデータで学ぶ「最強チーム」のつくり方』著者の立教大学・田中聡氏に、「令和のチームの動かし方」というテーマでインタビューを行いました。本記事では、若い世代が管理職に対して思う本音について、こんなにも管理職が大変になってしまった理由についてうかがいました。 インターン生が感じている「管理職って元気なさそう」 ――ここ数年、「若い人がリーダー・

                                                                          今の管理職が疲れているのは、昔はなかった「ジレンマ」があるから 若い人が管理職に魅力を感じない本質的な理由
                                                                        • 心理学ワールド 96号 特集 社会における心理学の誤用とどう向き合うか 四本 裕子(東京大学) | 日本心理学会

                                                                          研究を社会に伝える「心理学」の文字を書店,ニュースサイトや動画サイト,SNSなどでもよく見かけます。世の中にはいろいろな心理学があり,多くの人が関心を持っています。心理学を科学として行っていくためには,その研究知見を積極的に公開し,心理学者だけのものにするのではなく,広く社会に発信し,情報を共有することが必要です。しかし一方で,社会において心理学の研究知見が歪んだ形で理解されたり利用されたり,心理学者自身が誤解を招くような発信を行っていたりすることもあります。 本特集では,社会への心理学の伝え方について,マスメディアやSNSにおける問題,一般人を交えたワークショップやアート活動,そしていわゆる研究論文の発表についても最新の状況を紹介します。また,近年話題となっている科学者と社会との関係や現在の状況について,日本版AAAS(American Association for the Advan

                                                                            心理学ワールド 96号 特集 社会における心理学の誤用とどう向き合うか 四本 裕子(東京大学) | 日本心理学会
                                                                          • ビジュアルシンカーとは? ビジュアルシンキングの最新研究も紹介・日本人の6割が実践すべき英語学習方法とは!? - ポリグロットライフ | 言語まなび∞ラボ

                                                                            はじめに 今回は近年その存在が注目されているビジュアルシンカーについて考えていきたいと思います。視覚的戦略思考やビジュアルシンキングの最新研究を紹介しながら、視覚と記憶のメカニズムについても考察をすすめ、最後にビジュアルシンカーが実践すべき英語学習についても考えていきたいと思います。 ↓↓英語学習の動画を随時追加していくの登録お願いします。 www.youtube.com ビジュアルシンカー ビジュアルシンカーとは ビジュアルシンカーの特徴 ビジュアルシンキング ビジュアルシンキングとは ビジュアルシンキングの効果 アートの力 視覚的思考戦略(VTS)とは 視覚的思考戦略の効果 視覚と記憶 記憶の仕組み アイコニックメモリ 精緻化リハーサル 脳のイメージ形成 心的イメージの世界 心的イメージとは 概念メタファー ビジュアルで語彙と文法を強化する イメージスキーマ グラフィックオーガナイザー

                                                                              ビジュアルシンカーとは? ビジュアルシンキングの最新研究も紹介・日本人の6割が実践すべき英語学習方法とは!? - ポリグロットライフ | 言語まなび∞ラボ
                                                                            • 心の哲学の基本文献

                                                                              tkykszk.net Takayuki SUZUKI, Professor, History and Philosophy of Science Program, The University of Tokyo 最終更新:2019年6月4日(すこし情報を追加しました) 心の哲学を勉強したい人向けに、日本語で読めるものを中心に基本文献を挙げておきます。 ・**は最初に読むのにおすすめな本、*はつぎに読むのにおすすめな本です。 ・書名をクリックするとAmazon.co.jpの商品ページが開きます。 ・翻訳には、正確なものもそうでないものもあります。翻訳を読んで理解できないときは、原書も読んでみることをすすめます。 ・包括的なリストではありません。時間があるときに随時更新します。 概説書・論文集 心の哲学の入門書としては、まずは金杉さんの本を読んでみるのがよいでしょう。『心は機械で作れるか』は

                                                                                心の哲学の基本文献
                                                                              • 潜在意識とお金の恐ろしい関係

                                                                                「あなたは、7歳までの刷り込みで今を生きている。」 この言葉を聞いて、あなたはどう思いますか? 「え、本当に?」「そんなはずはない。」そんなふうに思った方も、多いかもしれませんし、既にご存知の方もいらっしゃるかもしれません。 そして、心理学NLPではこのような恐ろしいことが言われています。 “7歳までの刷り込みによって潜在意識が影響を受け、 人生で手に入れるお金の量が決められている” ですので、今あなたが、 「欲しい分のお金が手に入らない」「お金稼ぎが下手だ」と感じている状態だとしたら。。。 それは、 あなたの潜在意識が邪魔をしている可能性も非常に高いです。 もしも、潜在意識にある思い込みを変えることが出来るのならば、あなたはもっとお金を手に入れやすくなり、本来の自分が望む生活をできるようになっていくでしょう。 この記事では、潜在意識とお金の恐ろしい関係について、具体的な事例をあげてご紹介

                                                                                  潜在意識とお金の恐ろしい関係
                                                                                • 『眠りがもたらす奇怪な出来事──脳と心の深淵に迫る』 夢遊運転病、セクソムニア、非24時間睡眠覚醒症候群 - HONZ

                                                                                  『眠りがもたらす奇怪な出来事──脳と心の深淵に迫る』 夢遊運転病、セクソムニア、非24時間睡眠覚醒症候群 睡眠――。人生における多くの時間が費やされているにもかかわらず、それにはいまだ多くの謎が残されている。本書は、奇怪とも言える睡眠障害の症例を足掛かりとしながら、それらの謎に迫らんとする快著である。 著者のガイ・レシュジナーは、睡眠を専門とする高名な神経科医である。彼が勤務するロンドンの睡眠障害クリニックには、種々の問題を抱えた患者がイギリス中から集まってくる。それらの症例はじつに不可思議で、彼らの経験談はじつに衝撃的だ。その点を鮮やかな筆致で描き出しているところが、本書の大きな魅力のひとつであろう。 たとえば、70代女性のジャッキーの話。彼女は幼少の頃より夢遊病に悩まされてきた。ただ彼女の場合、眠りながら立ち歩いたり、眠りながら飲食をしたりするだけではない。なんと彼女は、服を着替え、ヘ

                                                                                    『眠りがもたらす奇怪な出来事──脳と心の深淵に迫る』 夢遊運転病、セクソムニア、非24時間睡眠覚醒症候群 - HONZ