世界中を危機に陥れたコロナ禍の発生によって、日本でも求人数が大きく減少しました。しかし、2020年6月に底を打ってから、求人数は緩やかな回復基調にあります。厚生労働省が公表している一般職業紹介状況を基に、推移をグラフにしてみると次のようになります。求人数は着実に増えてきてはいるものの、コロナ禍前の水準には戻っていません。ただ、今後経済が回復するに従い、求人数も増加していくと考えられます。 一方、日本の人口は減少の一途をたどっています。求人数が増え、求職者の母数は減少していくとなれば、22年以降の労働市場は採用する会社側にとって厳しく、求職者側にとってはチャンスが広がることになります。 会社としては、これまで通りに採用できる状態を維持したい場合、求職者を今以上に引きつける工夫をしなければなりません。例えば給与水準を上げたり、休暇を増やしたり、テレワーク推進やスーパーフレックス導入など働き方を