Steveの追悼文で多くの方々に引用されているスタンフォード大学における名スピーチ。特に最後の「ハングリーであれ、愚か者であれ」は多くの人々の心に届いた事だろう。と言うわけで私なりに、Appleが如何に愚か者であったかをまとめてみたいと思うのである。 愚か者の証拠 その1:iMacからレガシー技術を一掃 Steve復帰後のAppleが初めて世に問うたのはiMac。それ以前に開発は始められていたと言われているが、少なくともフロッピーディスクやADB(Appleが開発したオリジナルシリアルポート)を取っ払う決断を出来たのはSteve以外には考えられない(自社製も含め使える周辺装置が全く無くなってしまったのだ)。フロッピーもないようなPCが売れるわけがないとAppleをケチョンケチョンに貶したのは、宿敵のMicrosoftではなくITの批評家達(評論するくらいだから恐らく賢いのだろう)だった。