「日本は技術があっても、ビジネスで負けてしまう」 元官僚が米Amazon社員になった理由:米国で感じた悔しさ(1/3 ページ) 総務省のキャリア官僚を辞して渡米、MBA取得のために留学しながら働く時期などを経て、現在はAmazonのシアトル本社で働く──そんな日本人がいる。 縦割りの日本型組織から、グローバルに成長を続けるGAFAの一角へ。異色の経歴を持つその人は、2つの全く異なる環境をどう見ているのか。米Amazonのフィットネス部門でシニアベンダーマネジャーを務める竹崎孝二さんに話を聞いた。 日本の技術は高評価でも、スピード感で負ける 米国で感じた悔しさ ──もとはキャリア官僚、現在はAmazonの米国本社で勤務という異色のご経歴です。そもそも、なぜ総務省を辞めて渡米されたのでしょうか? 竹崎さん: 一貫して、日本が大好きだという思いがあります。総務省時代は、日本を地方から元気にしたい