2016年、東京の明治神宮外苑のイベントで、展示物が焼け、5歳の男の子が死亡するなどした火災をめぐって、重過失致死傷の罪に問われている元大学生2人に対する、控訴審の判決公判が、午後3時から開かれた。 東京高裁は、禁錮10ヵ月、執行猶予3年とした一審判決を破棄し、2人を簡易裁判所に移送する判決を言い渡した。2人は、重過失致死傷罪に問われていたが、きょうの判決で東京高裁は、過失致死傷罪にとどまると判断した。「過失致死傷」の場合、法定刑は50万円以下の罰金刑となるため、所管となる簡易裁判所で、今後、審理されることになる。 火災が発生した展示物(2016年 東京・神宮外苑) この記事の画像(9枚) この裁判は、日本工業大学の元学生2人が、2016年、明治神宮外苑のイベント会場で、ジャングルジムの形をした木製の展示物内で、白熱電球をつけたまま放置して火災を発生させ、中で遊んでいた男の子を死亡させた罪