不確定性原理 「ある粒子の運動量と位置を 同時に正確に知ることは、原理的に不可能である」 たとえば、なぜ、「そこに野球のボールがある」と認識できるかというと、 「太陽なり、電球なりから発せられた光が、ボールに当たり、 ボールから反射した光が、目の網膜に届く」 からである。 もし、光がボールとぶつかっても、跳ね返らなければ、透明なボールとなり、 誰もそこにボールがあるとは気付かないだろう。 ようするに、光がボールとぶつかって、跳ね返るから、 ボールの存在を認識できるのだ。 手で触って、「そこにボールがある」と認識できるのも仕組みは同じである。 手の「分子」が、ボールとぶつかって、跳ね返るから、 「ボールがそこにある」と感じたり、つかんだりできるのであって、 もし、手の「分子」がボールとぶつかっても跳ね返らなければ、 手はボールをすり抜けてしまい、 やっぱり、誰もそこにボールがあるとは気付かな