DeNAの中畑清監督(58)が6日、都内の自宅前で前日に亡くなった妻・仁美さん(享年59)との思い出を語った。 「最後の最後まで頑張った。『最後まであきらめるな』とずっとチームに言ってきたので、選手とダブって見えた」と疲れきった表情で、病と闘い続けた夫人を悼んだ。仁美さんは子宮頸がんと診断され2月に手術を受けたが、新たに悪性の腫瘍が見つかり9月に転院。進行が早く、他の臓器に転移していった。急激に病状が悪化した最後の2か月は完全には横になれず、ベッドは斜めにした状態だったという。 中畑監督は駒大時代に仁美さんと知り合い、巨人入団1年目の1976年オフに結婚。「球界のおしどり夫婦」として知られた。2人の間には仁美さんが中畑監督をみとるという約束ごとがあったそうで「僕が残っちゃいけないんですよ。こんなにつらいことはない」と語る目は赤く腫れていた。前夜は最愛のパートナーのなきがらに添い寝して過ごし