共産党の田村智子議員をご存知だろうか。「桜を見る会」問題の火付け役というと「ああ」と思い出す方も多いかもしれない。11月8日の参議院予算委員会で「首相が後援会関係者を多数招待しているのでは?」と追及。報道各社が一気に後追いをはじめた。 にわかに浮上した「桜を見る会」の私物化疑惑。4月に東京新聞が報じ、5月に共産党の宮本徹議員が支出額の増加や招待基準について国会で質問。さらに10月13日の赤旗(日曜版)がスクープ――だがその時点では、まだ追随するメディアはなかった。 ではなぜ、田村議員が“火付け役”になったのか? 田村議員のもとを訪ね、疑惑追及のきっかけと今後、そして国会で話題になる質問のポイントを探った。 ◆◆◆ 地元後援会はツアー旅行のつもりだから悪気がない ――メディア取材が殺到しているそうですね。 田村 先週(11/18~)はすごかったですね。「桜を見る会」野党追及チームが動き出した