参院本会議で自民党の松村祥文氏の質問に答える亀井静香・郵政改革・金融相=3日午後2時33分、国会・参院本会議場(酒巻俊介撮影) 亀井静香金融・郵政改革担当相は3日の参院本会議で、政府が今国会提出を検討している永住外国人への地方選挙権付与法案について「選挙は過熱する場合がある。参政権の付与で民族感情が刺激され、対立が生まれる危険性がないわけではない」と述べ、反対する意向を重ねて示した。その上で「参政権を望む方は帰化で対応していただきたい」と強調した。 鳩山由紀夫首相は、差別などの人権侵害による被害救済機関を創設するための関連法案について「深刻な人権問題が後を絶たない。被害者のより実効的な救済を図るため、政府からの独立性を持った人権救済機関の創設は重要だ」と述べ、早期提出に意欲を示した。 民主党の松岡徹、自民党の松村祥史両氏に対する答弁。