民主党は、超党派の国会議員で作る様々な議員連盟(議連)の実態を調べ、「議連のあり方」を示す方針を決めた。小沢一郎幹事長の考えに基づく決定で、議連を党の影響下に置き、党内から族議員が生まれることを防ぐ。自民党議員が議連を通じて影響力を温存する事態を防ぐ狙いもある。 政府の役職につけなかった民主党議員にとっては、国会質問の制約や議員立法の原則禁止に続き、活動の場が狭まることになり、不満を募らせることになりそうだ。 議連は地域や業界の振興、外交、スポーツなど様々なテーマで結成され、陳情対応や政策提言をしてきた。民主党は16日の役員会で議連を整理する方針を決め、18日に「議連のあり方検討チーム」(伴野豊座長)の初会合を開催。400を超えるとされる議連の実態把握に乗り出した。 自民党が与党当時は、議連に官僚を呼んで圧力をかけることがあった。今後は、検討チームで決める「あり方」の枠内に議連の活動