在日米大使館は10日、沖縄県民を「ゆすりの名人」と侮辱した発言をした米国務省のメア日本部長を解任し、後任にラスト・デミング元駐日首席公使をあてると発表した。
在日米大使館は10日、沖縄県民を「ゆすりの名人」と侮辱した発言をした米国務省のメア日本部長を解任し、後任にラスト・デミング元駐日首席公使をあてると発表した。
【ワシントン古本陽荘】米国務省のケビン・メア日本部長が沖縄について「ごまかしとゆすりの名人」などと発言した問題で、この講義を聴講した米アメリカン大学の学生の一部と指導教授が毎日新聞の取材に応じた。メア氏側が「講義はオフレコだった」と主張しているのに対し、「オフレコの指定はなかった」と反論。また、「発言録は不正確」と語るメア氏に対し、「極めて正確」と双方の言い分は完全に食い違っている。 講義は昨年12月3日、基地問題を抱える沖縄県への研修旅行に先立って行われ、指導教官と学生13人の計14人が聴講した。 指導教官のデービッド・バイン准教授(文化人類学)は「誰からもオフレコだとか、外に漏らしてはいけないとは言われなかった」と明言。そのうえで、「私も丁寧にメモを取ったが、報道の根拠となった学生作成の発言録は極めて正確だ」と指摘した。 同大3年(米国政治専攻)のトリー・ミヤギさん(20)によると、発
減少する児童数…よりよい学びの環境とは? 新潟三条市教育委員会が「未来の学校検討委員会」設置、小学校の在り方検討へ
昨年12月に沖縄を視察した米国の学生たち。普天間飛行場の移設が計画される名護市辺野古では、反対運動を続ける住民らの話を聞いた 米国務省のケビン・メア日本部長が「沖縄はゆすりの名人」などと米大学生らを前に発言した問題で、講義に参加したトーリ・ミヤギさん(20)が8日、朝日新聞の取材に応じた。沖縄に祖先を持ちハワイ出身で日系4世のミヤギさんは、講義後の昨年末に沖縄を訪れた経験をふまえ「メア氏の発言は私たちと日本との友情を台無しにした」と語った。 講義は昨年12月3日に国務省であった。ミヤギさんによると、参加したワシントンのアメリカン大の学生14人のうち5人がメモを取り、互いに確認して発言録としてまとめた。「録音はしていないが、内容は正しい」という。 ミヤギさんら学生たちは講義後の12月18〜26日、沖縄を訪問。米軍基地を視察したり、地元の政治家や住民らと意見を交換したりした。ミヤギさんは
混乱の現場 銃乱射の事件現場からドクターヘリへと被害者を運ぶ人々(1月8日、アリゾナ州トゥーソン) Reuters アリゾナ州トゥーソン郊外で起きた銃乱射事件の教訓を生かし、アメリカは銃規制を厳格化すべきだろうか──まさか! 個人が銃器を持つ権利を保障した憲法修正第2条を支持する人々は、銃乱射事件をそんなふうには捉えていない。銃を手にして乱射事件を引き起こすイカれた奴らに立ち向かうためには、こっちもますます銃を増やして彼らを止めなければならい、というわけだ。 91年にテキサス州キリーンのレストランで発生した銃乱射事件では、23人が死亡。店の客の1人は銃を持ち合わせていたものの、「馬鹿げた法規制のせいで」店内に持ち込めず、外の車に置きっぱなしになっていた。 バージニア工科大学での07年の銃乱射事件では、32人が死亡。学内に銃を持ち込んではいけないという大学の「バカ正直な」決まりのせいで、教室
アフガニスタンの米軍施設で2月、自爆テロ犯を撃退し“英雄”として米国の家庭に迎えられた犬が今月、収容施設の手違いによって安楽死させられ、大きな反響を呼んでいる。19日付の米紙ニューヨーク・タイムズが伝えた。 犬は雌の雑種で、名前は「ターゲット」。全米で人気の女性司会者オプラ・ウィンフリーさんのテレビ番組に出演するなど一躍有名になっていた。 ターゲットは2月にアフガンの米軍兵舎で自爆犯の侵入を他の犬と共に入り口で防ぎ、米兵らの命を救った。8月から西部アリゾナ州に住む陸軍衛生兵の家庭に引き取られていた。今月12日、衛生兵宅から離れたところを地元当局が捕獲。衛生兵が引き取りに行く前に、収容施設の職員が他の犬と間違えて安楽死させてしまったという。(共同)
「やる気が萎えた」全国のヘルパーが激怒、訪問介護の基本報酬がまさかの引き下げ 国の方針のウラに隠れた「ある変化」とは
9月11日は「コーランを燃やす日」と呼びかける米フロリダ州のキリスト教会関係者=AP 【ベルリン=松井健、ローマ=南島信也】米フロリダ州のキリスト教会がイスラム教の聖典コーランを燃やす行事を計画していることに対する批判が、イスラム世界だけなく欧州などにも広がっている。 DPA通信などによると、ドイツでは8日、ユダヤ人中央評議会のクノーブロッホ会長が、独詩人ハイネの「本を焼く国ではやがて人を焼くようになる」という言葉を引用して「ぞっとする」と発言。ドイツ福音教会は「耐え難い挑発だ」と批判した。 ドイツでは、ナチスドイツが政権に就いた1933年にユダヤ人による著作など「非ドイツ的」とされた書物がベルリンなどで焼かれた。書物にはハイネや精神分析の創始者フロイトらの著作が含まれ、言論弾圧の象徴となっている。こうした焚書(ふんしょ)の歴史を持つだけに、同国では書物を焼くことには敏感だ。また、イ
発見から1世紀がたつペルーのマチュピチュ遺跡=平山写す 南米ペルーが、インカ時代のマチュピチュ遺跡から1世紀前に米国のエール大学の調査団が持ち去った考古遺物の返還を求めている。大学側は「既に時効で、返す必要はない」などと反論、応じる姿勢を見せていない。 マチュピチュ遺跡は、米国エール大学の考古学教授だったハイラム・ビンガム氏が1911年7月24日、「偶然に発見」したとされる。その後、著書「インカの失われた都市」がベストセラーになり、世界に知られるようになった。来年7月には、「発見」から100周年を迎える。 ビンガム氏を団長とするエール大学の調査団は、1911年から15年にかけて、陶器や土器、人骨、銅や金の装飾品、植物など出土した遺物を研究するためとして米国に持ち去った。 ペルー政府は2008年12月、米国ワシントンDCの裁判所に「ペルーにとって文化的、歴史的に重要なものである」と、
7月末以来、アメリカの金融界では突然「デフレ懸念」という言葉が囁かれるようになりました。とにかく景気の戻りが遅い、雇用の回復はもっと遅いという中で、物価が安定しすぎているし、消費者の心理がなかなか回復しないというフラストレーションがたまる中で、多くのアナリストが真剣に「このままでは日本の失われた10年(ロスト・ディケイド)になってしまう」と言い始めたのです。1つの伏線は、FRB(連邦準備理事会=日本銀行に相当)のバーナンキ議長が、7月21日の議会証言で、米国経済は「異例なまでに不確実("unusually uncertain")」であると発言したのを受けて株が下がったというエピソードです。 この「異例なまでの不確実」という、それこそ「異例な」発言をどう解釈するのか、色々なことが言われたわけです。まあ不確実という中には良い方に転ぶ可能性も入っているのかもしれませんが、やはり「異例なまで」とい
日米地位協定の前身にあたる日米行政協定で、日本に駐留する米兵らの犯罪について、米側に実質的に裁判権を譲るとした日米間の「秘密合意」が存在したことが10日、外務省の調査で明らかになった。 日米行政協定では、米兵らの公務外の犯罪は日本に裁判権があると規定していたが、研究者らが米国の公文書で秘密合意の存在を発見、指摘してきた。日本側でこの点が判明したのは初めて。 文書は、1958年10月4日に当時の岸信介首相、藤山愛一郎外相とマッカーサー駐日米大使らが日米安全保障条約の改定交渉をした際の「会談録」。外務省が昨年、日米間の核持ち込みなどの「密約」に関して調査した際に見つかった。 この中で、マッカーサー大使は、日米行政協定の改定をめぐって開かれた53年10月28日の日米合同委員会の議事録に、米兵の公務外での犯罪について、「日本側は裁判権の行使を譲る」と記録されていることを指摘。大使は「公にして差し支
先週末のこと。筆者はサラ・ペイリン氏の回顧録『Going Rogue(ならず者として生きる)』を苦労しながら読み進めているうちに、どうして米国の保守主義はこんな風になってしまったのか、という疑問にとらわれた。 この本は何とも独りよがりで、軽々しく、国家主義的で、独自の思想というものが全く見当たらないのである。 なぜこの女性が米国右派の星になったのか。どうしてこれほどの人気を集め、2012年の大統領選挙で共和党候補に指名される最有力候補だとするブックメーカーまで登場することになったのだろうか。 そうこうするうちに、筆者ははたと気がついた。共和党の堕落は故ロナルド・レーガン元大統領とともに始まったのだ、と。 妙な話だと思われるかもしれない。何しろレーガン氏と言えば、大統領選挙で2度勝利を収めた保守派の英雄だ。しかし実を言うと、「レーガン主義」として今日知られる思想は、保守主義で最も重視される価
ノルウェーのノーベル賞委員会は9日、今年の平和賞を米国のオバマ大統領に授与すると発表した。
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