関連タグで絞り込む (1)

タグの絞り込みを解除

EconomicsとBookに関するssuguruのブックマーク (12)

  • 産業政策とは何か(岩田規久男・飯田泰之『ゼミナール経済政策入門からのメモ)

    岩田・飯田『ゼミナール経済政策入門』は非常に便利な政策論の教科書である。上の小田切にも関連するし、これからしばしば産業政策や産業組織論の話題が今年は頻繁にこのブログでもでてきそうなので整理のためにほぼ引用的に書かせて頂く。皆さんはぜひお手元にこのをおかれたい。 産業政策とは何か? 「一国の産業間の資源配分、または特定産業内の産業組織に介入することにより、その国の経済厚生に影響を与えようとする政策」である。ここでの経済厚生は総余剰を指す。 具体的な産業政策として岩田・飯田は3つの可能性を指摘しているが注目しているのは以下のふたつ 1)外部性の存在を根拠として、幼稚産業保護論や産業育成論など、補助金や税制、貿易などへの介入によって特定の産業の育成を図る政策 2)融資などにおける情報の非対称性問題が深刻な経済活動を、情報提供や補助金・税制優遇により支援する政策 である。このふたつが正当化さ

    産業政策とは何か(岩田規久男・飯田泰之『ゼミナール経済政策入門からのメモ)
  • 趙紫陽の回想録 - 梶ピエールのブログ

    先週末から資料収集のため香港に行っていたのだが、向こうの書店で購入し、帰りの飛行機の中で読み始めたらあまりに面白くて止まらなくなったのが、趙紫陽が晩年にテープ録音したものをまとめた回想録『改革暦程』だ。 これは香港の書店という書店で必ずおいてあり、すでに大ベストセラーになっている話題作だが、さすがにこれはすごい。間違いなくここ20年に出版された中国関係の書籍のの中で最も重要なものの一つであるばかりか、20世紀の世界の指導者の回想録としても5の指に入る作品ではないだろうか。もし趙紫陽が失脚することがなければ、このような生々しい回顧録を残すこともなく、当時の政策決定のかなりの部分がブラックボックスのままで残されていただろうと考えると、「歴史の皮肉」ということを思わざるを得ない。書の意義についてはとりあえず劉燕子さんのブログ記事を参照のこと。すでに英語版も出版され話題を呼んでいるが、日語訳

    趙紫陽の回想録 - 梶ピエールのブログ
    ssuguru
    ssuguru 2009/09/26
    「価格統制やめるよー」で始まる期待インフレ率上昇。コメ欄のやり取りも面白い。
  • 2009年度夏休みの課題図書リスト - ハリ・セルダンになりたくて

    いろいろとご意見をいただいた「夏休みの課題図書」リストをblogにも掲載します。 [課題図書の選定について(再掲)] 今年の課題図書は、皆様からのご意見を基に10冊の新書を挙げさせていただきました。基的には(1)「マンキュー入門経済学」や「スティグリッツ入門経済学」と同程度の難しさであること、(2)比較的異論のない、スタンダードな内容であること、などを基準に選びました。推薦していただいたにも関わらず入れなかった新書もあり、ご意見をいただいたにも関わらずそれが反映できなかった皆様には当に申し訳ありません。とにかく多くの皆様からご意見をいただけましたことを、心より御礼申し上げます。 注意:以下のリストは学部1〜2年生(全学部対象)向けの経済学入門の課題図書リストですので、その点はご了解ください。 [経済学全般について学ぶ] 「はじめての経済学〈上〉」伊藤元重、(日経文庫1014) はじめて

  • ポール・クルーグマン『危機突破の経済学』 

    いただきました。ありがとうございます。 クルーグマンが日の政策当局に「謝罪」とか、インタゲを放棄したとか嘘もいいかげんにしろ、と思っていたたんですが、もうそろそろこれで決着でしょう。しかしなんでそういう嘘をついてまでインタゲやクルーグマンをはじめとする日の政策の失敗を指摘する面々への誹謗中傷が、ブログどころではなく、書籍ベースや新聞などでも展開されるのか? 当にこの日的な風土は奇奇怪怪といっていいでしょうね。英語が読めないとか聞き取れないとか、いろいろあるにせよ。 さて題です。書は解説の若田部昌澄さんの言葉にもあるように小冊子ながら「80分間世界経済一周」の旅を約束してくれるすぐれものである。しかも他のではあまり論じられていない、アメリカの「基軸通貨」議論や、日の東アジアの共通通貨圏構想なども検討していて、その過程でのクルーグマンがまだまだ考えをいろいろ思案しているその

    ssuguru
    ssuguru 2009/06/09
    めっちゃハリ・セルダンだ。そして本の定価が1000円。
  • 更新終了したコンテンツ「新任人事・労務担当者に勧めるこの10冊」

    ※このページの内容は、平成12年10月以降更新しておりません。 内容が古くなっておりますがご諒承ください。 人事労務管理は「変革期」にあると言われています。多くの企業、あるいは団体も官庁も、よりよい人事労務管理をどのように実現したらいいのか、真剣に悩んでいます。しかし、実際、何をどう変革したらいいのでしょう? 世の中には、「こうすればよいのだ」という調子で書いてあるもあります。しかし、事情は時と場合によって大いに異なりますから、その手のは参考にはなっても、それを鵜呑みにしていては、およそうまくはいかないでしょう。また、世間には、賢しげな顔をして「私が代わりに考えましょう」と言って寄ってくる「コンサルタント」がたくさんいます。もちろん彼らの知識は役に立ちます。しかし、他人任せですむことなら、誰がこれほどまでに悩むことがあるでしょう?しかも、も人も、役に立たないどころか害になるもの

  • 原田泰の経済学

    これは石橋湛山賞を記念して某誌に寄稿予定の草稿のさらにプロトタイプ。掲載誌がでたらいったん削除予定(後にまた復活予定)。 原田泰の経済学(以下は草稿なので無断引用・転載厳禁) 1 高貴の道徳を求めて 「都会の生活は非人情であり、そしてそれ故に、遥かに奥床しい高貴の道徳に適つてゐる」−−これは詩人萩原朔太郎の言葉である。非人情ゆえの高貴の道徳、それはなんと魅力に溢れた修辞だろうか。そして私が原田泰さんのお仕事の魅力を一言で表現するならばこの言葉を置いてほかにはない。実は萩原朔太郎の文章を知ったのは、原田さんの著作『都市の魅力学』(文藝春秋社、2001年)を読んでのことである。 原田さんがいままで取り組んできた膨大な著作群をとりあえず分類すると、(1)歴史分析、(2)俗説・通説批判、(3)都市論、(4)人口論、(5)アジア経済論、(6)金融政策を中心とするマクロ経済論争 などに分かれていると思

    原田泰の経済学
  • Amazon.co.jp: 人は意外に合理的 新しい経済学で日常生活を読み解く: ティムハーフォード (著), 遠藤真美 (翻訳): 本

    Amazon.co.jp: 人は意外に合理的 新しい経済学で日常生活を読み解く: ティムハーフォード (著), 遠藤真美 (翻訳): 本
    ssuguru
    ssuguru 2008/11/22
    「まっとうな経済学」の人。
  • 2008年下半期経済書ベスト4+1 - Economics Lovers Live

    そろそろ年間ベスト選出とかの時期が近いのですよ。一年というのは当に早いですねえ。まあ、まだ二ヶ月ほぼ丸々残って超気が早いですが 笑。 上半期はこのたちをおススメしましたとさ →これhttp://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20080625#p3 下半期は個人的に何度も何度も読んだをあげることができ、その意味では当たり年でした。つまりネタですね 笑。専門的なものは無視して一般的なものを五冊とりあえず選びました(順位には意味なしです)。これに出るぞ〜と噂されている知人たちのがきっとにぎわせてくれるでしょう。 1 岩田規久男『景気ってなんだろう』 これは書評を書きましたのでご参考ください。しかしためになりますよ。とりあえず景気問題についてはこれ一冊で十分でしょう。 景気ってなんだろう (ちくまプリマー新書) 作者: 岩田規久男出版社/メーカー: 筑摩書房

  • 阿部彩・國枝繁樹・鈴木亘・林正義『生活保護の経済分析』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    自分のいまの研究で、「生存権の経済学」あるいは「生存権の社会政策」をどう経済的に基礎づけるのか、という関心から書を購入して数日前から読んでいる。しかし、このはそういう理論的な側面だけではなく、所得保障一般についての事実や実証分析を豊富に収録していて、類書がほとんど日にはないだけにきわめてすぐれた業績ではないか、と思う。 とくに生活保護制度と隣接している年金、医療などの諸制度との関連、負の所得税などの制度設計と労働供給との関係、ホームレスの実態調査と経済的インセンティヴ(労働供給モデル)との関連、など多くの話題が邦語では書だけでしか単行ベースでは読むことができない重要な話題が目白押しである。 たぶん最近出された経済書の中では、その今日的な問題意識と分析レベルからいって屈指の書籍といっていいのではないだろうか? 僕もまだ全部は読みきっていないけれども、「日貧困」に関心がある人はま

    阿部彩・國枝繁樹・鈴木亘・林正義『生活保護の経済分析』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
  • アラン・B・クルーガー『テロの経済学』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    藪下史郎先生の訳による注目作が出版されました。このブログでも何度かとり上げましたが、このクルーガーの経済学のできることが何なのか=経済学の意義と限界とはどこにあるのか、という問題を考える上でも非常に有益です。もちろん主題であるテロについてもその現状、原因、予防を考える上で示唆的です。 テロの経済学 作者: アラン・B・クルーガー,藪下史郎出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2008/08/01メディア: 単行購入: 4人 クリック: 68回この商品を含むブログ (18件) を見る このに関連して拙著『不謹慎な経済学』でも序文において、以下のように触れていますのでご参照ください。 :クリューガーの疑問も同じだった。彼は国際機関で利用できる公的データやアンケートなどから、どうして人はテロリズムに走るのかを証明してみせようとした。そしてブッシュ政権を始めとしたて「テロとの戦争」派

    アラン・B・クルーガー『テロの経済学』 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
  • 2007年経済書ベスト10 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    最近は漫画サイト化している当ブログですが(ええ、研究が佳境なのでさらにそうなってます、と言い訳)、家?に戻って今年度の経済書ベスト10を選んでみました。 1 藤井良広『金融NPO』(岩波書店) 藤井先生の足で稼いだルポは興味深く、また私の個人的な来歴を考えたときにもこのテーマは実に重要に思えるのでした。藤井先生が書の後半で説いておられるように民間の資金が金融NPOに流れる制度設計が重要だと思います。 金融NPO―新しいお金の流れをつくる (岩波新書) 作者: 藤井良広出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/07/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 38回この商品を含むブログ (28件) を見る 2 安達誠司『円の足枷』(東洋経済新報社) 新ブレトンウッズ体制とでも形容されるグローバル貯蓄過剰の現象や、その中でのアメリカ、ユーロ圏、日中国経済圏の動向を的確に分析して

  • svnseeds’ ghoti!:経済学者が身近な話題を経済学的に分析した本

    っていうけど、大抵「消費は良くない」って文脈で使われている。何で消費は悪いものだって思ってる人が多いのかなあ。毎日生きるためにべるのも消費なんだけど。 そういったことを言う人たちは、1.「必要な消費」と「不必要な/過剰な消費」(もしくは「良い消費」と「悪い消費」)という分類が存在する、2.それら分類の決定は、消費する人ではなく別の誰かによっても行われ得る、ということを前提してしまっていることに気付いてんのかな。生きるために何が必要かぐらい自分で決めさせてくれ、と思うんだけど人に決めてもらった方が良いのかしらん。気の毒だな。 ていうか「欲しがりません勝つまでは」って強力なキャッチだったんだなあ、とつくづく思う。あともちろんインテリ=社会主義の流れ(戦前と戦後の2回)も大きいだろうな。バカらしい。 僕は全然不自由も息苦しさも感じてないみたい。それが原因で先日のid:kagamiさんとのやり取

    svnseeds’ ghoti!:経済学者が身近な話題を経済学的に分析した本
  • 1