深爪 @fukazume_taro 主婦/コラムニスト 二児の母。主な著書に「親になってもわからない」「立て板に泥水」「深爪式 声に出して読めない53の話」「深爪流 役に立ちそうで立たない少し役に立つ話」amzn.to/39gB7tV。ドラマ、人生、恋愛、子育て、シモと執筆ジャンルは多様。Amazonアソシエイトに参加しています lounge.dmm.com/detail/1448/
11月5日未明に新宿・歌舞伎町で発生した刺傷事件。ホスト店に勤務する男性が女性にカッターナイフで肩を刺され、女性は駆け付けた警察官に殺人未遂の容疑で現行犯逮捕された。 「男性を刺した女性は逃げることもなく、『おまえ人生なめんなよ。私のお金まだ搾り取る気でふざけんなって』などと怒鳴っていたようです。ネット上では女性が男性を刺した直後の映像が拡散。深夜とはいえ騒然とした現場に、多くの人だかりができていました」(全国紙記者) 野次馬が群がるなか、刺された男性に応急処置していたとして注目を集めていた人物が。それは、動画編集スクール「動画編集CAMP」を主催する“あおささ”こと青笹寛史氏(27)。 「青笹さんは島根大学医学部医学科に在学していた’19年に動画編集フリーランスとして活動を始め、翌年に会社を設立。医師免許を取得したそうですが、医師にはならずに動画マーケティングの分野で活躍している異色の実
2023年はダイヤモンド業界にとって大きな変革な時になりそうです。これを書いているのが、2023年7月28日ですが、今ダイヤモンド業界は揺れに揺れています。 ダイヤモンドの相場の下落が止まりません以下はラパポートの最新のニュースです。 簡単にまとめると デビアス、厳しい上半期で業績が下降 デビアスの利益は、消費者需要の低迷、平均販売価格の低下、経費の増加を受けて、今年上半期に大幅に減少した。 ダイヤモンド鉱山会社の基礎収益は83%急落し、8500万ドルとなったと親会社アングロ・アメリカンが木曜日に報告した。販売量は1,530万カラットで横ばいにもかかわらず、収益は前年比21%減の28億3,000万ドルとなった。平均価格は23%下落し、1カラット当たり163ドルとなった。 他のニュースには書いてますが、前年比−30%以上くらい、利益が減っています。 デビアスとは? みなさんご存知のように、ダ
結婚は孤独の解決策になるのか 結婚を支持する人たちは、カップルとして生きること、あるいは家族で生きることは、孤独を防いでくれると主張する(※1)。 しかしながら、結婚生活が本当に孤独を減少させるかどうかという問いとそれへの答えは、検証が可能であり、また、検証するべきものだ。もちろん、幸せな子どもたちのいる、幸せな結婚生活で、家族が愛しあっているなら、当然、恩恵はあるだろう。 問題は、あらゆる年齢層のすべての人々にとって、さまざまなシチュエーションにおいて、たとえば、別離や離婚、配偶者の死亡に終わった場合であっても、結婚が平均的に見てすぐれた解決策かどうか、ということだ。 それを考慮に入れて、結婚は孤独に対するよいソリューションかという質問への回答をシンプルな図にまとめてみた(しかし、もっと複雑な事情があることは、後に紹介する)。図表1を見てほしい。 結婚はシニアの生活を孤独にするという衝撃
ピンカーの講義,第5回はベイズ推論,第6回は統計的意思決定(その中でネイマン-ピアソン型の統計検定を取り上げている)を扱う. 第5回 「ベイズ推論(Bayesian reasoning)」 harvard.hosted.panopto.com ベイズ推論とは何か,なぜ難しいのか,なぜ重要か,どうすればヒトは良いベイズ推論ができるのかをあつかう. 講義前の音楽はクリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの「Green River」(この音楽とベイズの関連は難しい.クリーデンス Creedence が,ベイズ流の主観的確率を表す「確信度: degree of credence 」の credence に似た綴りだということか) 最初はベイズの定理の通常の形とオッズ比を使った形を説明.例題には稀な病気の診断問題(ベースレートが低い病気についての偽陽性率があるテストでの陽性結果の解釈)という(この
習慣と脳の科学――どうしても変えられないのはどうしてか みすず書房Amazonいつも通勤や通学につかっている道は、何も考えずにも動けるぐらいには「習慣」になっているものだ。むしろいつものルートとは別の方角に行く必要がある時、そのことを忘れて「習慣」に引っ張られたりする。われわれは家の鍵をしめる動作をする時に、いちいち右手でかばんの右ポケットから鍵を出して差し込み右に回し──などと意識することもなく、習慣的動作によってほとんどを無意識にこなしている。 もし、習慣を脳に形成する力がなかったら、生活は面倒くさいものになるだろう。一方で、タバコや薬物のように、悪い習慣が形成されてしまう危険性もある。こうした習慣は、脳のどのようなプロセスによって形成されるのか? また、その仕組がわかるのなら、習慣を変えることもできるのではないか? そうした問いが連続していくのが、本書『習慣と脳の科学――どうしても変
スティーヴン・ピンカーの合理性講義.イントロダクションが終わって第3回からは合理性の記述モデルになる. 第3回「論理と論理的思考」 harvard.hosted.panopto.com ここから6回にわたって合理性の規範的な記述が扱われる.今回は「演繹的推論」.講義開始前の音楽はアレサ・フランクリンの「Think」 合理性の規範的なモデルには3つあり,演繹的推論,帰納的推論,実践的推論になる. 演繹的推論の例は3段論法だ,「ソクラテスは人間だ.すべての人間はいつか死ぬ.だからソクラテスはいつか死ぬ.」これは一般から特殊へ,確実,真偽の2値という特徴がある. 帰納的推論は「ソクラテスとプラトンとアリストテレスは人間だ.ソクラテスはいつか死ぬ.プラトンもいつか死ぬ.アリストテレスもいつか死ぬ.だから人間は皆いつか死ぬだろう」というものだ.特殊から一般へ,確率的,信頼度が連続的という特徴がある.
週末精神科に再診するので整理を兼ねて書く。 概要・20代後半の社会人女 ・全般的な感覚過敏(後述)で大学時代から抗精神薬(エビリファイ)を飲んでいた ・引っ越したので、1週間と数日前に新しい精神科に行ったところ、前述の薬ではなく抑肝散という漢方を処方された ・結果、感覚過敏が解消されるとともに抑肝散が効いている間は感性が変わり、分かりやすく言えば自分②が生えた ・自分の感性が2種類ある状況をうまく処理できず精神的に参っている 追記・感覚過敏は先天的なもの。小さい頃から世界が眩しく、音はうるさく、タートルネックは着れなかった。 ・エビリファイは何も飲まないよりは随分マシ程度には感覚過敏を抑制してくれていた。 エビリファイがなければ卒業も就職もできていない。 感性の変化とかはなかったが。 ・いま思い立って今まで一口も嚥下できなかったチョコミントアイスを買って食べてみているが、食べられないことは
面倒なことやエネルギーが必要なことはついつい「先延ばし」にしてしまいます。時には、締切寸前まで先延ばしにして慌てて取り組むことになったり、先延ばしにしたことで後からより大変なことになったりと、深く後悔することもあります。そんな「ダメだと分かっている時でも先延ばしにしてしまう」のはなぜかというメカニズムを、YouTubeチャンネルのTED-Edが解説しています。 Why you procrastinate even when it feels bad - YouTube 家事や身の回りの用事、締切が直前に迫っているタスクを抱えている時でも、ついついスマートフォンやPCを触ってダラダラしてしまうことがあります。そうして結局は時間が遅くなってしまい、「明日の朝にやればいいや」といって先延ばしにしてしまいます。 そもそも「先延ばし(procrastinate)」という言葉は、「やると言った作業を、
ロシア陸軍の精鋭部隊が壊滅状態になった 第200独立機動ライフル旅団は、ロシア陸軍屈指の精鋭部隊のひとつだ。少なくとも昨年2月にウクライナ侵攻に投入されるまでは、そうであった。 旅団はもともとノルウェーとの国境付近で核兵器庫を守っていたエリート部隊だが、ウクライナ侵攻当日の早朝から前線に投入された。 しかし、欧米メディアが最近になって旅団の敗走ぶりを報じた。そこに精鋭部隊の見る影もない。指揮官は負傷し記憶喪失に見舞われ、所属兵は「部隊は崩壊状態」だと叫ぶ。 旅団の苦しい現状を指摘する米ワシントン・ポスト紙は、侵攻前には1400人から1600人が所属していた旅団のうち、2カ月足らずで3分の1ほどが死亡したと報じている。 かつて「ロシアで最も傑出した部隊のひとつ」とさえ言われた旅団は計500人以上の兵を失い、「よろめきながらロシア国境へ戻ってきた」という。ウクライナ側によるわずか40分の砲撃で
[Tyler Cowen, “Why do so many prices end with 99 cents?,” January 3, 2023] 企業が商品価格の下2ケタを99セントにする理由は,「左端の数字バイアス」がかかっているからだと言えそうだ――消費者たちには, $5.00 よりも $4.99 の方をずっと安く知覚する傾向がある.全米25のチェーン店で販売されている 3,500コの商品に関する小売り店スキャナーデータを分析したところ,この説明を堅固に支持する証拠が得られた.「左端の数字バイアス」の強さを構造的に推計すると,次のことがわかる――下2ケタが 99 になっている価格から 1セント増えると,消費者たちは,まるで 20セント以上の値上がりであるかのように反応する.次に,左端の数字バイアスがかかった需要をふまえた最適値付けのポータブル・モデルの解を得た.本研究では,このモデ
今こそ、HSPを科学的根拠にもとづいて理解する 『HSPブームの功罪を問う』著者、飯村周平氏インタビュー 社会 HSP(敏感すぎる人)という言葉は、人々の生きづらさを巧みに表したことで共感をよび、広く知られつつある。だが、本来は心理的特性を表すこの考え方が独り歩きし、根拠に乏しい発信が多くを占めている現状がある。それだけでなく、心理的特性であるHSPを(障害や疾患のように)「治療」すると謳う医療、HSPに関する資格ビジネスやマルチ商法、さらにはカルト団体の参入まで、ブームの渦中にあるHSPは多くの問題を抱えている。 こうした事態を注視する気鋭の心理学者、飯村周平氏は「HSPがブームとして『消費』されている現状にメスを入れていく必要がある」と語る。本稿では飯村氏の新著『HSPブームの功罪を問う』の内容を中心に、ブームの実情やその「罪」の側面、子育てや教育への影響、メディアの責任、研究者として
人はエゴや感情によって判断を誤る。 他人のことならば冷静に判断しやすい。 徳に従うならば物事を他人事として捉えよ。 2023年にやりたいこと 今年は何をやるか。真っ先に挙げることは「歯医者に行く」である。 歯医者のイメージ / Memeplex.appで作成 別に何か問題があるのではない。歯科健診を受けようというのだ。そのうち行こうと思いつつ、ずっと後回しにしてきた。それで気がついたら10年以上も歯医者に行っていなかった。 行こうと思ったきっかけは、先月に「定期的な歯科検診を受けるべき」という記事を偶然読んだからである*1。歯に限った話ではないが、問題は早期発見して対処したほうが軽く済む。予防できればもっと良い。そして歯の状態はQOLに直結するので、きちんと管理したほうが幸福度は増すのだ、と。 そこで俺は考えた。歯科検診に行かない理由はあるか、と。睡眠*2や体重管理*3 などと健康に関する
ちょっと個人的な話から始めさせて頂きたいんですが、私、「不快感を煽るキャラがメインになっている漫画広告」が好きじゃないんですよ。 いや、ちょくちょくあるじゃないですか。いかにも「あーーこいつ不快!」というキャラが出てきて、不快なキャラが不快な言動をするコマが広告の主要な内容になっているヤツ。 で、散々不快な言動を見せつけておいて、その不快なキャラがひどい目にあう展開なんかもチラ見せしておいて。 「さーこの不快なキャラを見て不快になったろ?こいつがひどい目に遭っているところを見てスカッとしたいだろ?さあクリックして?」 と言われているような広告。 いや、「不快なキャラ」自体が嫌い、ってわけじゃないんですよ? 作劇上不快なキャラが出てくるのは全然構わないですし、なんならそのキャラがひどい目にあって読者が溜飲を下げるのも別にいいと思うんです。それは単なる作劇上のテクニックです。 ただ、「それを前
Paul Boag氏はユーザー体験デザイナー、サービスデザインコンサルタント、およびデジタルトランスフォーメーションのエキスパートです。非営利団体や企業向けに、デジタル体験の改善を目指す支援をしています。 あなたのWebサイトは、訪れるユーザーにあれこれ考えさせすぎてはいないですか? ユーザーに大きな認知負荷をかけていて、それによってユーザーがあなたのWebサイトから離脱していっている、ということはありませんか? もしそうならば、これは修正すべき問題で、実際に修正が可能です。 認知的な負荷による影響 この問題はWebデザイナーである私たちと明らかに密接に関連しています。ユーザーが1つのことに集中しすぎて、他の要素に気が付かなかった場合、Webサイトでの重要なCTA(コールトゥアクション)だって気づかれない可能性があるということです。そう、ものごとをクリーンかつシンプルに整理したいというデザ
ウクライナの反転攻勢を受けるロシア。ここにきて、一方的に併合に踏み切った南部の要衝であるヘルソン州からの撤退が伝えられるなど、苦境に立たされています。 「プーチン政権の終わりの始まりだ」 今回の軍事作戦をこう指摘するのが、かつてソビエトの崩壊を予見したことで知られるロシア研究の大家、エレーヌ・カレールダンコース氏です。その指摘の根拠とは? (聞き手:ヨーロッパ総局 田村銀河) ※インタビューは10月5日に行いました。 フランスの歴史学者 エレーヌ・カレールダンコース氏とは 1929年、フランス・パリ生まれの歴史学者です。ソルボンヌ大学などで教べんをとり、ヨーロッパにおけるソビエト・ロシア研究の第一人者として知られています。 歴史学者 エレーヌ・カレールダンコース氏 1978年に出版した「崩壊した帝国」では“民族問題で連邦は崩壊する”と指摘し、世界的なベストセラーになりました。2000年には
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