bioとevolutionに関するsymbioticwormのブックマーク (68)

  • 閉経した母親が守るのは息子だけ、シャチで判明、娘や孫は守らず

    北部ノルウェーの冷たい海でニシンの大群を襲うシャチの群れ。子どももいる。シャチは閉経後も長く生き続けるわずか6種類の動物の1種だが、その有益さを科学者たちは解明し始めている。(PHOTOGPAPH BY TONY WU, NPL/MINDEN PICTURES) 墨を吐いたり、体の色を変化させたりする動物の能力は、人間から見れば不思議に思えるかもしれない。しかし動物界全体から見れば、「閉経」こそもっとも不可思議な現象であることはご存じだろうか。 「自然界において閉経は非常にまれな特性です」と指摘するのは、英国エクセター大学の動物行動学者チャーリー・グライムス氏だ。閉経し、生殖能力を失ったあとも長く生き続ける動物はたったの6種類。ヒトと5種のハクジラだけだ。 ハクジラ類のシャチもそうした動物の仲間だ。そこで、なぜシャチのメスが閉経を迎えたあとも20年以上生き続けるのか、大規模な調査が行われて

    閉経した母親が守るのは息子だけ、シャチで判明、娘や孫は守らず
  • 物質から生命への進化を可能にしたカギは寄生体との共進化か | 東京大学

    フランス国立科学研究センターの古林太郎博士研究員、東京大学大学院総合文化研究科附属先進科学研究機構/同研究科 広域科学専攻/生物普遍性研究機構*の市橋伯一教授らは、ただの物質の集まりであるRNAの自己複製システム(注1)を試験管内で多様な系統へと自発進化させることに成功しました。 生命が生まれる前の時代には、RNAや短いタンパク質などの分子からなる、分子の自己複製システム(例えばRNAワールドにおける自己複製RNAなど)が存在し、それらが進化することで現在のような多様で複雑な生物界が作り上げられたと想像されています。しかし、これまでの分子の自己複製システムでは進化(注2)がすぐに止まり、生命に近づいていく様子は観察されませんでした。研究では、独自に開発したRNAの自己複製システムを原始生命体のモデルとして用いて、実験室で約300世代に及ぶ長期の進化実験を行いました。その結果、これまで見ら

    物質から生命への進化を可能にしたカギは寄生体との共進化か | 東京大学
  • 女性の乳首、男性より多様 進化生物学の定説覆す

    仏パリで開かれた世界母乳育児週間のオープニングイベント(2009年10月11日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / THOMAS COEX 【6月28日 AFP】女性の乳首は男性の乳首に比べてはるかに多様性に富んでいるとする異色の研究論文が今週発表された。進化生物学者らの間で広く支持されている学説に異を唱える結果だという。 進化生物学の定説によれば、体の部位は重要度が高いほど、個体間にみられる質的な特徴のばらつきが小さくなる。例えば人間の生命維持に不可欠な胆のうや脳幹などには、個人差があまりないという考え方だ。一方、鼻や耳も極めて有用な器官で働きは皆ほぼ同じだが、形や大きさが違っても主要な機能が損なわれるわけではない。 すなわち、当に不可欠な特徴には、機能上の定型から外れすぎないよう進化的圧力が作用する。一方で重要性の低い特徴に関しては、自然が、より正確にはランダムな変化が、

    女性の乳首、男性より多様 進化生物学の定説覆す
    symbioticworm
    symbioticworm 2018/06/29
    それでも定説が大筋では合っているという印象も捨てがたいし、興味深い結果ではある。部位の都合上、乳房の後天的な発達のばらつきに左右されやすいとかなんだろうか。
  • 最古のトカゲの化石を発見、「全てのトカゲの母」

    世界で最初のトカゲがどのような外見をしていたかについて、科学者はようやく理解できたのかもしれない。 今回新たに調べられた化石標が、トカゲやヘビを含む全ての爬虫類有鱗目(ゆうりんもく)の共通祖先と考えられ、「全てのトカゲの母」として研究者に歓迎されている。5月30日付けの科学誌「ネイチャー」で発表された論文によると、メガキレラ(Megachirella wachtleri)と名付けられたこの化石の生物は2億4000万年前にはすでに生息していた。(参考記事:「2.9億年前の爬虫類も尻尾を切って逃げのびた」) イタリアのアルプスで20年前に発見 メガキレラの化石は、イタリア・アルプスで20年前に発見された。当時も有鱗目に関連があるかもしれないと考えられたが、十分な証拠もなく、直接の祖先であることを科学的に説明できなかった。メガキレラの詳しい特徴が、はっきりと識別できなかったことに加え、その頃は

    最古のトカゲの化石を発見、「全てのトカゲの母」
  • 2種が1つに、“逆転進化”していたワタリガラス

    ワタリガラスの飛行能力は高く、アクロバティックな飛び方ではハヤブサやタカにも引けを取らない。(PHOTOGRAPH BY JOHN MARZLUFF) ワタリガラス (Corvus corax) は、特に珍しい鳥ではない。だが進化の道筋はかなり珍しいことが、最新の研究で明らかになった。 科学者たちが研究に使ったのは、過去20年近くかけてワタリガラスから採取したDNAサンプルだ。それは、北米西海岸のワタリガラスの祖先が、遺伝的に異なる3つの集団に分化していたことを示していた。さらに、そのうちの2つの系統が1つに合わさり、分化を逆戻りする過程の最中とみられるという。研究結果は3月2日付けの学術誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された。 「長い間、私たちは種の進化を木の枝分かれのように考えがちでした。1つの枝から、新しい種が2つに分かれるというふうに」と、研究を主導した米スミソニアン保

    2種が1つに、“逆転進化”していたワタリガラス
  • 尾を持つ「クモ」、1億年以上前の琥珀の中から発見 研究

    1億年以上前の琥珀(こはく)の中に完全な形で保存されていた「キメララクネ・インギ」(2018年2月5日公開)。(c)AFP PHOTO /NATURE/BO WANG 【2月6日 AFP】東南アジアの森林に生息していたサソリに似た尾を持つ生物が、1億年以上前の琥珀(こはく)の中に完全な形で保存された状態で発見された。2つの研究チームが5日、この新種生物に関する論文をそれぞれ米科学誌「ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション(Nature Ecology and Evolution)」に発表した。この生物はクモの進化史を埋める「ミッシングリンク(失われた環)」になるという。 一方のチームは論文の中で、「キメララクネ・インギ(Chimerarachne yingi)」と命名されたこの生物が、雄の生殖器と糸を生成する突起状の器官によって現生種のクモに関連づけられると主張している。 もう一

    尾を持つ「クモ」、1億年以上前の琥珀の中から発見 研究
  •  「ダーウィンの覗き穴」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    ダーウィンの覗き穴――性的器官はいかに進化したか (早川書房) 作者: メノスヒルトハウゼン出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2016/01/29メディア: Kindle版この商品を含むブログ (3件) を見る 書はメノ・スヒルトハウゼンによる生殖器に焦点を絞った性淘汰解説だ.著者のスヒルトハウゼンはオランダのライデンにあるナチュラリス生物多様性センター(Naturalis Biodiversity Center)*1の進化生物学者で生物多様性と形質進化についての研究者だ.一時ボルネオで陸貝のリサーチもしていたようで書にもその話が出てくる.性淘汰にかかるはこれまでもいろいろ出ているが,書は特に生殖器の形質や機能について深く掘り下げているのが特徴だ. まえがき*2で,生殖器について,人々は並々ならぬ興味を示すのだが科学的な探求はそれほどなされてこなかったことが取り上げられる.ス

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  •  「昆虫はすごい」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    昆虫はすごい (光文社新書) 作者: 丸山宗利出版社/メーカー: 光文社発売日: 2014/09/12メディア: Kindle版この商品を含むブログ (5件) を見る 書は「アリの巣をめぐる冒険」や「アリの巣生き物図鑑」などの著者で,昆虫学者の丸山宗利*1による一般向けの新書版昆虫物語である. 最初は概説. 興味深い口絵のカラー写真を提示した後,冒頭で昆虫がいかに多様な生物であるか,昆虫の基的な分類上の位置,昆虫の体制とよく間違えられる生物群(クモ,ムカデなど)との違いを解説している.面白いのはなぜ多様なのかの説明で,飛翔可能であることと変態を主な理由として挙げている.確かにこれにより様々なニッチが利用可能になっているのだろう.もっとも送粉や寄生を通じて特定の生物種と共進化しやすいことも大きな要因であるように思われるところだ. この後に簡単な進化の解説がある.ここで面白いのは,昆虫分類

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  •  「Brief Candle in the Dark」  - shorebird 進化心理学中心の書評など

    Brief Candle in the Dark: My Life in Science 作者: Richard Dawkins出版社/メーカー: Ecco発売日: 2015/09/29メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る 書はドーキンスの自伝の下巻になる.上巻「An Appetite for Wonder」はドーキンスの祖先の物語から始まって「利己的な遺伝子」の出版までだった.下巻は当然そこから物語が続くかと思ったが,ドーキンスは少し趣向を変えている. タイトルは「暗闇の中の短いろうそく*1」というほどの意味だが,これはもともとはシェイクピアのマクベスの中にでてくる言い回しをカール・セーガンが「科学」についての比喩として用いたことから来ているようだ.自分の行ってきた科学は暗闇を照らすろうそくのようなものであったはずだという自負も込められているのだろう. 巻頭

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    symbioticworm 2015/10/27
    下巻も内容盛り沢山ですなあ。邦訳はよ!
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    Intimate stories and surprising truths about nature, science and the human experience in a podcast the size of the planet.

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  •  「なぜ蝶は美しいのか」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    なぜ蝶は美しいのか 作者: フィリップ・ハウス出版社/メーカー: エクスナレッジ発売日: 2015/05/29メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る 書は英国の昆虫学者によるもので,チョウの翅の模様についての考え抜かれた考察が美しい写真とともに説得的に語られている.原題は「Seeing Butterflies: New Perspectives on Colour, Patterns & Mimicry」 考えてみるとチョウの翅の模様は不思議だ.うまく背景に溶け込んでいる隠蔽色のもの,毒を持つチョウの警告色,それにベイツ型擬態,ミュラー型擬態で説明できるものは,一般的な進化生物学や行動生態学の議論の上にうまく収まる.しかしそれ以外の鮮やかな模様はどう考えたらいいのだろうか.雌雄で異なっているなら性淘汰にかかるハンディキャップ型のディスプレーの可能性もあるが,特に性差

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    symbioticworm 2015/08/12
    お、ピンカー出てきた。
  • 4本足のヘビ 英独研究者が化石発見 NHKニュース

    1億年以上前に生息していた大昔のヘビに4の小さな足があったとイギリスなどの研究チームが発表し、陸上で活動していた4足のトカゲがヘビに進化したとする仮説を裏付ける新たな研究成果として注目されています。 このため研究チームは、化石は1億年以上前に生息していた大昔のヘビのもので、さらに、4つの足があるヘビが発見されたのは初めてだとしています。ヘビは、体長およそ20センチで、長さ4ミリほどの前足とおよそ7ミリの後ろ足があり、それぞれの足には5の指があります。 研究チームは、4の足が、体の大きさに比べて小さいことから移動のためではなく、獲物などをつかむために使っていたのではないかと見ています。今のヘビが、なぜ足のない姿になったのかを巡っては、海などの水中で泳ぎやすいよう足を小さくしていったという説と、陸上にいた4足のトカゲが地中で生活していくなかで足を小さくしていったという説の2つの仮説が

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  • Kyoto University Research Information Repository: 変異するダーウィニズム : 進化論と社会

    はしがき 阪上孝 [i-iv] ダーウィニズムと人文・社会科学 阪上孝 [3-43] 􀀀<I.概念と論争>ダーウィンを消した女 : クレマンス・ロワイエと仏訳『種の起原』/ 北垣徹 [46-88] 􀀀<I.概念と論争>カプセルのなかの科学 : スペンサー=ヴァイスマン論争 小林博行 [89-126] <I.概念と論争>「変質」と「解体」: 精神医学と進化論 大東祥孝 [127-158] <I.概念と論争>親族研究における進化概念の受容 : 進化から変容へ 田中雅一 [159-189] <II.進化論から見た社会>闘争する社会 : ルドヴィク・グンプロヴィチの社会学体系 小山哲 [192-236] <II.進化論から見た社会>『動物社会』と進化論 : アルフレッド・エスピナスをめぐって 白鳥義彦 [237-264] <II.進化論から見た社会>加藤弘之の進化学事始 武田時昌 [265-3

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  • 40,000世代を追いかけて | Jabion

    およそ20年をかけて、大腸菌40,000世代についての進化を探る―――。そのような気の遠くなる研究を行ったBarrickらのグループが、実験結果を少し前のNature誌に発表しました。(図は大腸菌:大阪大学 戸邉亨博士・宮崎大学 林哲也博士 提供) 1988年に彼らは、ある大腸菌の系統(Escherichia coli REL606)の 継代培養を開始しました。毎日、培養している大腸菌の1/100を新しい培地に移植することを繰り返し、実験開始前(0世代)、および6つの時点(培養開始から、2,000, 5,000, 10,000, 15,000, 20,000, 40,000世代)でその一部を-80℃で凍結保存しました。彼らは、この保存されたサンプルからイルミナ社の新型DNA配列決定マシンを使って各時点での大腸菌のゲノム配列を決定し、それらを比較したのです。 さて、この比較の方法は複雑なので

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    symbioticworm 2015/07/04
    Lenskiのやつかしら。
  •  「道徳性の起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    道徳性の起源: ボノボが教えてくれること 作者: フランスドゥ・ヴァール,Frans de Waal,柴田裕之出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2014/11/28メディア: 単行この商品を含むブログ (7件) を見る 書はオランダ出身の著名な霊長類学者フランス・ドゥ・ヴァールによる霊長類特にボノボに見られる向社会性を解説し,そしてそこからヒトの道徳と宗教についての思いを語るという,科学書であり,かつ大家のエッセイのような趣もあるである.原題は「The Bonobo and the Athiest: In Search of Humanism Among the Primates」.邦題は書の内容の一部を示しているだけでややミスリーディングな印象である. ドゥ・ヴァールは大変著名なチンパンジーやボノボの研究者であり,その生態や行動を詳しく紹介する「政治をするサル」や「ボノボ

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  • トリヴァースによる進化生物学者たちの想い出  - shorebird 進化心理学中心の書評など

    Vignettes of Famous Evolutionary Biologists, Large and Small ロバート・トリヴァースがハミルトンやグールドの想い出について書いている.とにかく面白い. http://www.unz.com/article/vignettes-of-famous-evolutionary-biologists-large-and-small/ W. D. Hamilton 最初はハミルトン.まずそのレクチャーの伝説的な下手さの描写から始めている.これはトリヴァースの別のエッセイでも触れられていたところだが,よほど印象深いのだろう.どこまで行ってもポイントに入らずに時間超過して座長のEOウィルソンから巻きをかけられる話もおかしいが,やはり傑作はマイクをスライドのポインターにして,スライドを指しているときの声が聞こえないようにするというウルトラテクニッ

    トリヴァースによる進化生物学者たちの想い出  - shorebird 進化心理学中心の書評など
  •  「デイビス・クレブス・ウエスト 行動生態学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    デイビス・クレブス・ウェスト 行動生態学 原著第4版 作者:N.B.Davies,J.R.Krebs,S.A.West発売日: 2015/03/25メディア: 単行 書は英米で定評ある行動生態学の教科書「An Introduction to Behavioural Ecology」第4版の邦訳書である.この教科書はドーキンスと動物の信号についての共著論文を書いたことでも有名なジョン・クレブスとヨーロッパカヤクグリやカッコウのリサーチで名高いニック・デイビスという行動生態学者2人により最初に執筆されたもので,行動生態学勃興時の熱い思いとともに,最適採餌,包括適応度,ESSなどの問題を明晰に解説していることで名高いものだ.1981年に初版が出され,1987年に第2版,1993年に第3版が出されて,しばらく改訂が途絶えていた.そこに新進気鋭の数理生物学者スチュアート・ウエストが加わって久しぶ

     「デイビス・クレブス・ウエスト 行動生態学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
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    symbioticworm 2015/06/28
    書店でざっと見たが、書評にもあるマルチレベル淘汰と包括適応度の数学的等価性(及び後者で考えることの有用性)の他にも、アクセルロッドのTFT戦略実験の過剰適用に対するビンモアの批判もフォローしていて隙がない。
  • 今日は同性愛の適応度と進化の話をしよう | COMPLEX CAT

    なんてことは全く考えなくて済む?アフリカマイマイの交尾。クロスカウンターのように相互にベニスが突き立てられている。

    今日は同性愛の適応度と進化の話をしよう | COMPLEX CAT