scienceとepidemiolに関するsymbioticwormのブックマーク (10)

  • 環境の世紀VIII-環境学におけるデータの不充分性と意思決定(松原望)-

    1、イントロ:研究の背景 皆さんこんにちは。私の学生時代の所属は基礎科学科の物性物理でした。しかし、社会問題の解決に貢献するために理科系の文転もいいかなと思って、統計学の勉強を始めました。スタンフォードで4年間、そして帰ってきてから世の中のためになるように、私の理科系の学問知識と、社会科学系の知識を生かしたいと考え、研究を進めてきました。その後、原子力のリスクや環境リスクについての研究を橋道夫先生から進められて始めることになりました。環境問題そのものを総合的に研究することは当に難しいので、何か1つ専門を持って取り組んでいきたいと考えています。 2、今日の主題 今日は、環境学におけるデータの不充分性と意思決定判断の問題について、講義していきたいと思います。例えば、昨日、ハンセン病に関わる国家の責任を正式に国民に謝罪しました。これは大事件であります。国民のための政策の主体である国家が謝罪し

  • 医学研究のデザイン - めごめも!

    どうもブラと乳がんから飛んでくる方が多いようなので あの記事だけでは正直申し訳ないので 疫学研究の研究デザインについて自分なりにまとめてみました。 自分の勉強のまとめも兼ねています。 代表的な疫学研究のデザインには以下のようなものがあります。 横断研究(Cross-sectional study) 症例対照研究(Case-control study) 前向きコホート研究(Prospective cohort study) 無作為割り付け試験(RCT:Randamized control trial) エビデンスレベルは1→4の順で低→高となります。 ついでに言えばコストも若干違いがありますが1→4の順でかかります。 で、解説。 といっても例がないとわかりにくいので、今回検証したいものは以下のとおり。 喫煙は肺がんのリスクになるのだろうか? ま、明らかなものをたとえにする方がやりやすいでしょ

    医学研究のデザイン - めごめも!
  • 水俣病の患者はなぜ放置されたのか

    Yusuke Takezawa @ytakezawa これ深刻ですね。今、学術会議が声明を出したり、学会などの科学者団体が行動を起こたりしても、御用学者呼ばわりされて信じてもらえないばかりか、逆にニセ科学に傾倒させてしまう危険性も。RT @Rsider… @rikkuninlondon 震災の後にホメ的なニセ科学が便乗して頑張っ… 2011-05-28 21:01:22 Yusuke Takezawa @ytakezawa 「数値」が出てくると信用してしまうというのは、実はとても危ないことです。測定方法や実験方法、解析方法が適当かどうかを考えた上でないと、何も有意義なことは言えないはずです。これは、東電発表だろうが、NGOの発表だろうが同じことです。 2011-05-28 22:12:17

    水俣病の患者はなぜ放置されたのか
  • 雑感579-2012.2.22「福島のコメ問題」 J. Nakanisi Home Page

    雑感579-2012.2.22「福島のコメ問題」 「不検出」という甘い誘惑 放射線濃度の自主分析で生産者の方が試料を持ち込み、「不検出」でした、「検出限界値以下」でしたと嬉しそうにして帰る映像を見ると胸が痛む。 当たり前のことだが、「不検出(ND)」は0ではない。しかし、0と思わせるところがある。基準値が100 Bq/kgで、その測定器の検出限界値が25Bq/kgとしよう。数値が、50 Bq/kgでも、30 Bq/kgでも基準値内だから良いはずだが、どうしても「不検出」を生産者は追求しようとするのではなかろうか。また、機器の性能としては20 Bq/kgも測れる、そして、測定結果が20 Bq/kgだったとしても、むしろ「不検出」という表記を求めるのではなかろうか。 昨年度のコメについて、福島県が発表した結果には、ND、100 Bq/kg以下(但しNDは含まず)、100~200 Bq/k

  • Daily Life:医学と仮説 (つっこみその1)

    September 29, 2011 医学と仮説 (つっこみその1) [2011年10月18日追記:著者の津田さんとのディスカッションの中で、津田さんより、以下のような列挙のしかただと、「これはひどい」とわたしが思うような項目がこれだけの数あるかのような印象を読者に与えるので困る、という趣旨のクレームがありました。そのため、注意書きを書き添えます。以下の事項の中には、わたしがひどいと思ったものから、一応つっこんでおこうというレベルのものまで、さまざまなものが含まれます。内容も科学哲学には限定されません。以下を読む方はそのことをご理解下さい。] 医学と仮説――原因と結果の科学を考える (岩波科学ライブラリー) クチコミを見る 疫学者の津田敏秀さんの著作。以前から疫学の重要性を訴え、たとえば水俣病を中毒事件として扱えばもっとうまく処理できたはずだという議論など、興味深い論点をいろいろ出されて

    symbioticworm
    symbioticworm 2011/10/04
    津田さんの疫学入門本は面白く読めた。だからこそ伊勢田さんのこういった批判も非常にためになる。
  • 覚えておきたい、ニセ科学リスト - 妄想科學日報

    「予備知識のない状態でニセ科学を見分けるのは難しい」という指摘があったので、予め警戒しておくべきニセ科学をリストアップしてみる。 量が多くて一度には書ききれないので順次追加。説明だけでなく項目自体増やしていくので、抜けを思い付いた方、間違いを見付けた方は御一報頂ければ幸甚。 広い意味で「間違った情報が信じられている」ものとしては歴史・経済・政治分野などにも多く存在すると思うが、この辺りは厳密な検証が困難であり泥沼化しやすいので割愛する。 また「かつて支持されていたが棄却された仮説」は科学的にニセだったわけではないので取り上げない。「科学の原則に則っていないニセ科学」と「科学に則してはいたが誤りだった仮説」は別物なので注意。 医学系 医学は勿論科学を元に発達した学問だが、多分に経験的である(=効く理由は判らないが効くことは実証されるような状態)ために似非理論が排除し難いのか、或いは患者への説

    覚えておきたい、ニセ科学リスト - 妄想科學日報
  • 「1年1ミリを被曝すると、ガンにかかって死ぬ可能性が2倍に増える」? - NATROMのブログ

    武田邦彦氏が、「1年1ミリを被曝すると、ガンにかかって死ぬ可能性が2倍に増える」と主張している。 ■武田邦彦 (中部大学): 甘く見られないように(2)・・・「どうせガンは多いのだから」 1年で死亡する日人は、約110万人だ。人口が1億2000万あまりで、平均寿命が83歳ぐらいで、今でも少し平均寿命が延びているので、計算はおおよそ合っている。 その中で、死亡の原因がガンの人は、男性が20万人、女性が13万人で合計33万人だから、ちょうど30%に当たる。私が国会の委員会で参考人陳述をしたとき、原子力安全委員長を経験した高官が同時に陳述をしたが、そのときに「ガンは30%、あるいは50%と言ってよい」と自分の論旨に都合の良いように数字を誤魔化していた。 病気や公害などでの被害者数を示すときには「10万人あたり」で示すことが多いが、ここではもっと直接的な感覚で比較したいので、福島原発で被曝した人

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  • 朝日シンポパネリスト 市民のための環境学ガイド

    symbioticworm
    symbioticworm 2011/08/16
    ダイオキシン規制について
  • 疫学批評:少量飲酒の長寿への効用、教育・資産や身体機能の違いを考慮しないと過大評価。

    2009年07月30日 少量飲酒の長寿への効用、教育・資産や身体機能の違いを考慮しないと過大評価。 米国の50歳以上の男女12,519人を4年間追跡したところ、非飲酒者より少量飲酒者(一日1杯、アルコールで一日7.0−20.9g)は大卒と資産家が多く、身体機能の制限も少なかったため、これらの要因を考慮すると、少量飲酒者の死亡率の低さは50%から28%へと小さくなった。論文はJournal of the American Geriatric Society 2009年6月号に掲載された。 年齢、性別、人種の違いだけを考慮したときには、少量飲酒者の死亡リスクは非飲酒者より50%低かった。また、これまでの研究で含められることの多い要因(喫煙、肥満度、運動等)を考慮しても、少量飲酒者のリスクは43%低く、あまり変化がなかった。 ところが、今回初めて社会経済状態(学歴、収入、資産)と身体機能(日

  • J. Nakanisi Home Page

    厚生労働省は、品添加物に対して1-Bの立場をとってきた。「発がん性があり、かつ遺伝毒性があればADIを決めることができない」という委員会の結論は、「リスクゼロでなければならない」という立場である。 つまり、発がん性試験の結果は、それほど強いものではないが、遺伝毒性があれば、リスクはゼロではないから駄目、という論理である。 では、常に、そのような立場をとってきたかというとそうではない。例えば、アフラトキシンは強発がん性で、動物のみならず人に対しても発がん性が証明されており、遺伝毒性ありだが、許容値を決めている。そうでなければ、ピーナッツとか、ピスタシオとかをべることができない。 水道水に対しては、1-Aの立場をとってきた。そうしないと、水道水の消毒ができず、かえって大きなリスクを招いてしまうからである。しかし、後者のことは大きな声では言わず、表向きの発言では、常に、「リスクはゼロで

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