勝本 雄一朗 1981年岐阜県生まれ。現在、慶應義塾大学稲蔭正彦研究室(imgl / Keio Media Design)に在籍中。週刊誌の中吊り広告に怯えながら、新しいエンターテインメントを模索する日々を送っている。 まずは栄誉ある賞をいただけたことに感謝いたします。雨刀は「身体をハードウェアに、手にしたものをソフトウェアに」という構想のもと、雨上がりのウキウキ気分を楽しむ遊具としてプロトタイピングしました。映画やアニメ、ゲームの記憶をリソースに、振りまわすのも一興です。こうした作品がつくれたのも、 imglとKMDの仲間がいたからこそ。本当にありがとうございます! この作品に審査会場は沸いた。しかもその笑いは、ほぼ同時に起こった。つまり作者の意図が汲めた瞬間に全員が「わはは」と吹き出した。この明瞭さはエンターテインメントの世界では非常に重要だ。もうひとつの魅力は「どこにでもあるもの」を