横浜DeNAは今シーズンを5位で終えた。来季も留任することが確定的な高田繁ゼネラルマネジャー(GM、69)は、チーム再編へこのほど12選手に戦力外を通告したが、胸中には後悔の念があるという。 「やっぱりこの時期が一番辛いものだよ。誰だって人の肩をたたくなんてことはやりたくない。でも、これが俺の仕事だからね」 3日に育成選手を含む投手11人、野手1人の計12人に戦力外を通告した高田GM。球団内の投手は育成選手を含め42人でリーグ最多。長年の課題だった投手力不足を解消するため、ドラフトなどでも主に投手を補強してきたが、チーム構成に偏りが出過ぎたという。 「投手だけで42人はやっぱり多すぎた。適切なのは33、34人ぐらいだろう。ファームでの登板機会はドラフト上位の若手や1軍からの再調整組がどうしても優先されるからね。これだけ多いと調子が良くても投げさせてもらえないという選手が出てくる」