今日15日、朝日新聞の字体が変わった。そこで、ざっと見て気付いた点など。 Microsoftの場合、表外漢字字体表が「デザイン差」としている差異であっても、基本的に字体表の例示字形に合わせる方針であると思われる。一方、朝日新聞は、「デザイン差」に該当する部分の変更は行っていないことが多い(下図の上の行は、今日の朝日新聞朝刊から拾った文字。下の行は字体表のグリフを小塚明朝で示したもの)。 ただし、「デザイン差」を直している例も発見(下図)。 下図は、今日の朝日新聞朝刊で見つけた非・印刷標準字体。何か理由があるのか単なるミスなのかは不明。 今回の字体の変更について解説している記事中に「『辻』は表外漢字だが、本社では例外として1点しんにょうのまま」という記述がある。なぜ「辻」だけが例外なのだろう。「『辻』は国字だから康煕字典体は存在しない」というような理屈なのだとは考えにくいが、かといって他の理
朝日新聞の1月9日朝刊で次のような告知を目にしたので雑感をメモ。 「約900字」のリスト希望。と思って朝日新聞に電話してみたところ、公開する予定はないらしい。というか、そもそもそのような文書は朝日新聞社内でも出回っていないという。 なぜ今なのか。国語審議会による表外漢字字体表の答申は2000年12月。それからすでに6年以上が経過している。Windows VistaにおけるMS書体の字形変更は朝日新聞の変更とほぼ同時期ではあるが、Microsoftの場合、JIS X 0213の改正(2004年2月)を待った上での変更だから、この時期になったのは理解できる。しかし朝日新聞の場合、単純に表外漢字字体表のサポートと考えるには、タイミング的に遅すぎる気がする。わたしはこれまでずっと、朝日新聞は(答申されたが内閣告示にはならなかった)表外漢字字体表をサポートする気がないのだと思っていた。 システム上、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く