テスト自動化の成果をどう評価し、どう次につなげるか/Test Automation Next Step
新卒向け研修資料「テスト文字列に”うんこ”と入れるな」を公開しました 代表の松井です。 弊社インフィニットループでは、近年「新卒ファースト」を合言葉に社内教育に力を入れています。 先日、主に新卒向け(それ以外の参加者も多くいましたが)に、「テスト文字列に”うんこ”と入れるな」という講義を行いましたので、その資料を公開します。 なぜ人は入力欄に「うんこ」と入れてしまうのでしょうか。 それはどういう経路で社外に漏れ、防ぐには何をすべきなのでしょうか。 タイトルはアレですが、内容は至って真面目に書いています。 悲しい事故を防ぐために「仕事中にはふざけないこと」など、新社会人に必要なメッセージを強く込めたつもりですので、ぜひ本資料をあなたの会社での研修にも役立てていただければと思います。 ツイート
※以下の記事は研修の内容を伝えることを意図したものではなく個人的な感想と学んだことを記載したものです。 Agile Testing for the Whole Team 研修 3/1~3/3の3日間で、アギレルゴコンサルティング主催のオンライン研修「Agile Testing for the Whole Team」に参加してきた。 www.jp.agilergo.com 講師は Janet Gregory(@janetgregoryca) さん。『実践アジャイルテスト』の著者の一人で、最近では『Agile Testing Condensed』という書籍も執筆している(こちらについても既にブロッコリーさん(id:nihonbuson) による邦訳がある)。 実践アジャイルテスト: テスターとアジャイルチームのための実践ガイド 作者:リサ クリスピン,ジャネット グレゴリー翔泳社Amazon
年末年始はGoのテストコードを書いて過ごしている。 そんなことよりそろそろ2019年の抱負的なものを書かないと……とは思うものの、振り返り系記事ばかりで技術系記事がおろそかになってもあれなので、テストコードを書いていて学んだことをまとめておく。 [Go言語用VS Codeセットアップ手順] [テストコード・スケルトン自動生成] [関数の戻り値を比較する3つの方法] 等価演算子 (==, !=) で比較する Object.Equal() で比較する リフレクションを利用して reflect.DeepEqual() で比較する [まとめ] [Go言語用VS Codeセットアップ手順] 実行環境はMac 10.14.2 + VS Code 1.30.1。 VS Codeの左側のメニューの5番目の四角いアイコンが「Extensions」、拡張機能のメニュー。検索ウィンドウに「go」と入力するとMi
以下のイベントの投影資料です。 https://event.shoeisha.jp/devsumi/20200213/session/2364/ 発表時の諸注意など http://nihonbuson.hatenadiary.jp/entry/2020/01/31/090000 お問い合わせは https://twitter.com/nihonbuson まで。 【発表資料中のURL】 P2 Agile Testing Fellow https://agiletestingfellow.com/ P15 ISTQBテスト技術者資格制度 Foundation Level シラバス 日本語版 Version 2011.J02 http://jstqb.jp/dl/JSTQB-SyllabusFoundation_Version2011.J02.pdf P20 概説テスト分析 http://ww
TypetalkのSREの二橋です。今回は、Gossの紹介をしたいと思います。 TypetalkではサーバーのテストにServerspecを利用していました。機能的には申し分なかったのですが、サーバーの台数/環境/テストの項目が増えるにつれて、ツールの実行速度やメンテナンス性に改善が必要になりました。Gossに乗り換えることで問題が解消されました。 サーバーのテストとは? サーバーのテストとは、サーバーの状態が意図したものになっているか検証するものです。例えば、以下のような項目を検証します。 意図したパッケージのバージョンがインストールされているか? 意図したサーバーと通信できるか? 意図したポートが待ち受けているか? 意図したユーザー/グループが存在するか? 意図したプロセスが動作しているか? 意図したファイルに指定した記述が存在するか? Serverspecで困っていたこと ①テスト実
実践アジャイルテストの続編である、More Agile Testing の第一章が、アジャイルテストの歴史を端的に書いてていいな、と思ったのでその部分だけ訳してみました。 More Agile Testing: Learning Journeys for the Whole Team (Addison-Wesley Signature Series (Cohn)) (English Edition) 作者: Janet Gregory,Lisa Crispin 出版社/メーカー: Addison-Wesley Professional 発売日: 2014/09/30 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 第一章 アジャイルテスティングはどのように進化してきたのか 私たちは、それぞれ、エクストリームプログラミング(XP)チームの中のソロのテスターとして「アジャイル」なキャリ
はじめに みなさん、テストケースマネジメントしてますか? テストケースマネジメントのツールといえば TestRail や PractiTest 、あるいはRedmineやJIRAなどのプラグインを使うことが多いと思います。 ですが、基本的に商用、それもテスターが大勢いるようなQA組織向けのツールが主で、スタートアップなどでQA体制が未成熟なところにフィットする選択肢って少ないですよね。 そんな中、Qaseというツールを見つけたのでご紹介します。 Startup Plan というまさしく上記の悩みにドンピシャなプランが用意されており、複雑な設定が不要であれば無料で利用できるようです。 また、2019/09現在パブリックベータとして公開されており、有償プランの機能も自由に利用できるようです。 https://qase.io/pricing 試さない理由がないですね! というわけでレビューしてい
SPEEDAの開発チームの石橋です。 最近ではマイクロサービスでプロダクトを開発することが多くなってきていると思います。 そういった状況の中でマイクロサービスのテスト、特に異常系のテストをするコストがやや高いという話を何度か耳にしました。 本記事ではIstioのFault Injectionで「エラーが発生する」、「処理に時間がかかる」などの異常系のテストを容易に実現する方法を紹介します。 異常系のテストをする際の課題 環境構築 Gateway Service Deployment DestinationRule VirtualService Fault Injection Injecting HTTP Aborts Injecting HTTP Delays まとめ 参考 異常系のテストをする際の課題 サービスAとサービスBがあるとします。サービスAからサービスBにリクエストした際、サー
こんにちは。メルカリのテストエンジニアとして、スマホアプリのテスト自動化をぶりぶりしている@daipresentsです。 テスト自動化をすすめるにあたり、効率のよいテストを作るために、既存のテストケースについて調べる機会がありました。その過程で現状のQAプロセスも確認したのですが、以下のようなテストケース管理の課題があることがわかりました。 それぞれのテストエンジニアが、それぞれの方法で、それぞれのテストケースを管理しているため、ナレッジが横につながりにくい。 共有されているリグレッションテスト項目の更新が追いついておらず、情報が古くて使いにくい。 人数が増えてきて、ふりかえりや改善がやりにくい。 1については、現在、職能横断的なチーム構成になっているため、プロジェクトやプロダクトに集中できる環境である反面、それぞれのチームにいるQAエンジニアどうしのつながりが薄れてしまうことが原因に感じ
こんにちは、分析チームの坂本です。 テックブログ3回めの登場です。 ミラティブの分析チームは、もちろんBigQueryや機械学習を用いた定量的なデータ分析も行いますが、ユーザーを理解するための定性分析も行う「分析チーム」であることを掲げています。 ※最近では、データアナリストとUXリサーチャーの境界が溶けつつあるという議論があると思いますが、弊社もその流れを採用しています。 突然ですが、ユーザビリティテスト = お金と時間がかかる という認識の方もいらっしゃると思います。 ミラティブでは、ユーザビリティテストをやろう!と言ってから3日間&謝礼実費のみでユーザビリティテストが完了しました(被験者3名)。 どんなことをやったのかという内容を書きながら、ハマりどころををシェアしようと思います。 ユーザビリティテストの一般論 まずは、ユーザビリティテストってなんやねんという話を書いて行きます。とい
こんにちは。 一休.comの開発基盤を担当しています、akasakasです。 今回は、E2EテストをSelenium WebdriverからCypress.ioに移行した話をしたいと思います。 一休のE2Eテスト事情 あれから、数年が経過して、、、 どうしてこうなった??? SeleniumではSPAへの対応が難しくなってきた なんでもかんでもSeleniumで頑張ろうとした弊害 いざリプレイスへ・リプレイスをする上で気をつけたこと 開発者フレンドリー 安定性 然るべきレイヤーでテストする(何でもかんでもブラウザテストにしない) 技術選定 Cypress.io とは? Cypress.io のいいところ セットアップが楽 テストを書くことだけに集中できる CI連携が楽 Cypress.io の頑張って欲しいところ その他、移行に関しての細かい話 重複テストケースの排除 Page Objec
こんにちは!dely でフロントエンドの開発をしています @all__user です。 今回は kurashiru のフロントエンド開発に導入されたビジュアルリグレッションテストについてご紹介したいと思います。 【反応を多くいただいた点について記事の最後に追記しました】 目次 目次 ビジュアルリグレッションテストとは 導入の背景 フロントエンドのテスト? SPA移行前後の比較 ツール reg-suit Loki Wraith BackstopJS テストのフロー GitHub + CodeBuild + BackstopJS ステージング環境 テストケースは Google スプレッドシートで管理 結果を S3 にアップロードして Slack に通知 まとめ 【追記】 運用が大変ではないか? 1pxの違いにそこまで工数かける? 広告が差し込まれたり変わっただけでテストが壊れるのでは? ビジュ
メルカリWeb版のUIテスト自動化で目指している世界と、そのために作った Selenium Grid・Zalenium 環境 on Azure Kubernetes Service(AKS) メルカリの自動化&品質保証グループ(Automation & QA Group:通称AQA)の 根本 征 です。 私は普段、テスト自動化・CI / CD 改善・その他社内の生産性を上げるための自動化を行っています。 今回は、最近私たちが行なっているメルカリWeb版のUIテスト自動化と、その自動テスト環境についてご紹介したいと思います。 メルカリWeb版のUIテスト自動化について UI自動テスト環境に関する課題 Selenium Grid を Azure Kubernetes Service(AKS) 上で構築する Zaleniumを試す Azure Kubernetes Service(AKS)で受け
『我が名は神龍……どんなテストもひとつだけ自動化してやろう』 じゃ、じゃあ!このブラウザテストを自動化してください! Chromeで https://kids.yahoo.co.jp/ にアクセスして 検索ワードに ねこ と入力して さがすをクリックして 検索結果にネコ - Wikipedia が含まれていることを確認して 検索結果に 買い方 を追加して さがすをクリックして 探しているのは「猫の飼い方」?と表示されることを確認して クリックすると猫の飼い方で再検索されて 検索ボックスを不倫で上書きして さがすをクリックして このページは表示できませんと出ていることを確認 『よかろう……たやすい願いだ』 まずはライブラリのインストールと初期設定をしてやろう…… # [ライブラリのインストール] # CodeceptJSとPuppeteerをインストールします。nodeとnpmが必要ですので
みなさんこんにちは!ピクシブで唯一のテスト専任エンジニアの @shimashima です。 今日は昨年10月に全社向けに発表を行なった「品質“実質”無料キャンペーン」についてご紹介しようと思います。 キャンペーン開催の経緯 昨年10月より、それまで所属していたpixiv運営本部からコーポレートエンジニアリング部という間接部門に異動し、社内システム改善を行うとともに社内全般の品質向上を目指して動くことになりました。 入社した当時はソフトウェアテスト・品質を専門としているエンジニアは私一人でした。ピクシブのサービス全般についての品質向上を目的として入社したものの、社内での私自身の認知度もまだまだで、品質に関する相談もかなりまばらな状態でした。需要が少ないということもあるかもしませんが、まずは「社内に品質について相談する人・窓口がある・居る」ことを認知してもらおうと思っていました。そのとき、コー
こんにちは。メルカリでQA-SETチームのマネージャ兼自動化エンジニアとして、スマホアプリのテスト自動化をぶりぶりしている@daipresentsです。 僕のチームには、QAエンジニアとSET(Software Engineer in Test)が所属していますが、メンバーの人数が増えてくるといろんな問題がでてきます。たとえば、QAエンジニアの場合は、 開発の流れがプロジェクトごとにばらばらで、プロジェクトをまたいで手伝うときに戸惑ってしまう テストケースが個人レベルで管理されてしまい、再利用も個人レベルで行われてしまい属人性の高い蛸壺ができてしまう 1については、JIRAを使う文化がメルカリにあるので、徐々にプロセスが整っていますが、2については、QAエンジニアチーム全体の課題として認識されており、スケールする組織を考える上で、今のうちに解決しておきたい課題でもあります。 今回は、2の解
Quipper で Web Engineer 兼 Engineering Manager を務める @ohbarye です。スタディサプリの開発、その中でも特に合格特訓コースや決済周りの機能開発・保守が主な業務です。 弊社が開発するプロダクト「スタディサプリ」ではA/Bテストを用いたプロダクトの改善を行っています。Quipper の行動指針の一つに "Fact based" という言葉が含まれており、憶測や独断ではなく計測されたデータや事実に基づいて意思決定することが強く推奨されているためです。 このたびスタディサプリにおいて負債と考えられていた機能を「消してよいかどうか」、A/Bテストを通して判断しました。その際に用いた手法や結果、そこから見えたこと、考えたことをご紹介します。 プロダクトの負債とは プロダクトチームにとって負債と考えられていたのは「キャリア決済」という決済手段でした。そ
Documentation Driven Contractsについて調べてみた May 15, 2017 ( May 15, 2017 更新 ) モチベーション 最近業務で、社内の他のチームに提供するAPIを開発している。 関わっている人が少なければ、みんなで近くに座って都度仕様について相談していけばいい。(感覚的には〜7人くらい?) しかし、会社全体の人数が多く、関わるチームも複数いるため(サービスのモバイルアプリ担当、Webフロント担当、バックエンド担当…など)包括的で都度更新されるドキュメントがないと開発効率が悪い。 とはいえ、API提供チームとしては、実装になるべく多くの時間を使いたい。具体的には以下の条件を満たす手法があればよい: ドキュメント作成にかける時間を短くできる 作成したドキュメントの内容が正確(最新であることが必須) 一番原始的な手法として、ドキュメントをちまちま人手
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