2018年、シンガポールで母親インタビューをし始めたころ。当初紹介してもらった女性たちは大卒のハイキャリアの女性たち。1時間強のインタビューが終盤に近づいたころ、こんなことを漏らす人たちがいた。 「一生困らないお金があったら専業主婦になりたいけどね……」 「高学歴で優秀だからって、働きたいとは限らない。専業主婦になれるものならなりたい。けど、シンガポールで子どもを育てるのにはお金がかかるから夫1人にそれを背負わせるのはストレスフルすぎる」 「今のプロジェクトが一段落して、夫の仕事が安定したら、専業主婦になるつもり。料理とか私は苦にならないタイプだから」 こちらからすると「こんなにハイキャリアな人が!?」という人が「専業主婦になれるものならなりたい」とこぼすことは一度や二度ではなかった。 中国にある「小学生神話」 実は、親族のネットワークや保育所など、子どもの預け先が十分にあるにもかかわらず
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