2011年7月25日、中国共産党機関紙・人民日報系の国際情報紙「環球時報」は、浙江省温州市で発生した高速列車追突・脱線事故は各国メディアも高い関心を示しており、特に日本では人の不幸をあざ笑うような報道もあったと伝えた。以下はその内容。 【その他の写真】 23日晩、停車中の高速列車に後続車両が追突し、25日現在、死者35人、負傷者211人という大惨事となった。これに対し、24日付米紙ニューヨーク・タイムズは「中国の鉄道近代化計画にとって、過去最大の衝撃」、ドイツ通信社(DPA)は「国の誇りが受けた最大の挫折」、仏紙フィガロは「独自の知的財産権を持つと主張する当局もばつが悪いだろう」、ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)は「1度の暴風雨が中国高速鉄道の理想と大志まで打ち砕いた」と報じた。 中国高速鉄道計画に最も敏感に反応しているのは日本だ。アジアの大国に対して抱く自