千葉県船橋市の県立高校の30代の男性教諭が、生まれたばかりとみられる子猫5匹を学校の敷地内で見つけ、少なくとも4匹は生きたまま埋めていたことが23日、県警などへの取材で分かった。同校の聞き取りに「混乱していてどうすればいいか分からなかった」と話しているといい、県警船橋東署が動物愛護法違反容疑での立件も視野に調べを進めている。 同校によると、6日午前、男性教諭は学校の敷地内で子猫5匹を見つけた。担任のクラスの男子生徒に、生き埋めの目的は伏せたまま、放課後にスコップを持ってこさせたり、穴を掘らせたりした。その後、教諭が1人で子猫を生き埋めにしたという。 9日に保護者からの連絡で発覚。10日にクラスの生徒に謝罪、期末テストが終わった20日に全校生徒を集めた臨時集会を行った。 同署は17日、子猫1匹の死(し)骸(がい)を確認した。男性教諭は「とんでもないことをしてしまった」と反省しているという。