自宅にある作曲部屋「音楽室」で、作曲をするときのポーズを取る佐村河内氏。座禅のように床に座り、ひたすら曲のイメージに集中する。降りてきた音はすべて記憶し、その後、一気に記譜するとメロディーが完成するという(撮影/安部俊太郎) 昨年6月、アエラは佐村河内(さむらごうち)守氏(50)に対し3時間に及ぶロングインタビューをした。心を動かされた部分は確かにある。だが、どこか腑に落ちなかった。そして、違和感の数々――。掲載は見送った。取材当時のことを振り返る。 インタビューは手話通訳者を介して行われた。それは、実に自然であった。会話にもっと苦労するだろうという先入観は、すぐに消えていた。 取材が始まると、佐村河内氏は実に饒舌だった。「HIROSHIMA」に込めた思い、この曲で全国ツアーが間もなく始まること、音楽の道を目指そうとした幼少期の話などが、よどみなく流れるように出てきた。全聾で耳鳴りも激しく
印刷 映画「トガニ」のポスター=ソウル市内、中野写す 韓国・光州市のろう学校で起きた教師による生徒への性暴力事件が映画化されたのをきっかけに、韓国政府は現場となった学校を廃校とし、全国の障害者学校を総点検するなどの対策に乗り出した。 映画を見た李明博(イ・ミョンバク)大統領が、障害者への関心の低さが事件の背景にあるとして「社会の意識改革」を訴えるなど、映画が政府や社会を突き動かしている。 映画「トガニ(るつぼ)」は、光州市のろう学校で2000年から05年にかけて、教職員らが8人の生徒に性暴力を繰り返していた事件が題材。9月22日の公開後、400万人を超える人たちが見たという。 加害者の教職員らの一部が執行猶予付きの判決を受け、一部は今も同校で勤務していることが上映を機に知れ渡ると、再捜査などを求める署名運動が起きた。反響の大きさに、警察庁も全容解明のための特別捜査チームを編成した。
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