高校野球の名門、PL学園(大阪)が13日、春季大阪大会の1回戦で清教学園と対戦し、7-5で勝った。昨秋の近畿大会に続き、野球経験のない正井一真校長が監督としてベンチ入り、サインは選手同士が出し合った。PL学園は不祥事で昨年4月に前監督が辞任。今春までに新監督が就任する予定だったが、後任人事が難航。正井校長は「見通しを言える段階でない」と話した。 プロ野球西武などでプレーしたOBの金森栄治氏ら、数人が候補として浮上したが、難航している要因は、黄金時代の復活を望んでいるOBらと「部の体質改善」を重要視している学校側との調整がつかないため。下級生が上級生の世話をする「付き人制度」が定着していたが、昨秋から廃止。2月中旬から1カ月間、「野球部朝礼」を実施し、「1年生が入ってきても、付き人制度を復活させないように」と改めて注意を促した。 主将の中川は「精神的に厳しいとき、『監督がいれば』と思うが、み