日本が誇る国際的スターの三船敏郎(1920~97年)がこの世を去って、20年が過ぎた。日本では徐々に忘れられつつある中、世界のミフネの魅力に迫ったドキュメンタリー映画がアメリカからやってくる。手がけたのは日系3世のドキュメンタリー作家で、アカデミー賞を受賞したこともあるスティーヴン・オカザキ監督(66)。来日したオカザキ監督は「彼はクールな侍を演じてきただけではなく、コメディーをはじめ幅広い役ができる俳優だったということを改めて認識した」と語る。 巨匠のインタビューも 作品のタイトルは「MIFUNE:THE LAST SAMURAI」で、5月12日から東京・有楽町スバル座で公開される。三船敏郎の出演作、プライベート映像のほか、日本のチャンバラ映画の歴史も振り返りつつ、長男の三船史郎氏に、香川京子、司葉子、土屋嘉男、加藤武、八千草薫、夏木陽介、二木てるみといった共演者、さらにはスティーブン・