愛知県岡崎市の全日写連会員、藤井哲也さん(61)が、月、火星、水星、木星、金星、土星が勢ぞろいした写真の撮影に成功した。名古屋市科学館によると、時期やタイミングなどがあり、1枚に収めることも、これほどきれいに写すことも極めて難しいという。 岡崎市山綱町で3日午前6時ごろ、魚眼レンズを使って撮影した。「狙っていたので撮れた時は興奮した。寒い中、展望台までの長い坂道を頑張って上ったかいがありました」と藤井さん。「『日』があれば一週間がそろったんですけどね」
国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ無人補給船「こうのとり(HTV)」を載せたH2Bロケット4号機が4日午前4時48分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。HTVの飛行が順調なら、9日夜に地上約400キロをまわるISSに到着する。 H2Bはカウントダウンのアナウンスがゼロになると、まばゆい光と爆音を響かせながら夜明け前の空を駆け上がった。2009年に初飛行し、これまで3回連続で成功していた。三菱重工業と宇宙航空研究開発機構によると、打ち上げ費用は約140億円。 HTVは今回、飛行士の生活物資や日本の実験棟「きぼう」に取り付ける実験試料用の冷蔵庫などを運ぶ。物資を運び出した後には、ISSで不要になった大型機器を載せ、大気圏で機体ごと燃やす新たな廃棄法にも挑む。大気圏への再突入技術を高めれば、地上に帰還できる新型機や、日本独自の有人宇宙飛行につながる技術が得られると期待さ
すばる望遠鏡の新型カメラがとらえたアンドロメダ銀河。230万光年先にある巨大銀河が1枚の画像に収まった=HSCプロジェクト提供 【鳴沢大】国立天文台や東京大などは31日、ハワイ島の標高4200メートルの山頂にある「すばる望遠鏡」の新型カメラ「ハイパー・シュプリーム・カム」(HSC)がとらえた銀河の画像を公開した。広角で知られた先代カメラの7倍もある視野の広さで、宇宙の歴史の解明に貢献する。 公開された画像は、地球から230万光年先にあるアンドロメダ銀河。地球からの見た目の大きさで知られ、望遠鏡で一度に観測するには大きすぎたが、満月9個分の広さの空を撮影できるHSCだと、1枚の写真にすっぽりと収まった。技術開発には浜松ホトニクスとキヤノン、三菱電機が協力した。 続きを読む関連記事巨大望遠鏡で宇宙誕生に迫れ 国立天文台が主鏡製作へ7/4レコメンドシステムによる自動選択最新トップニュースこの
埼玉県ときがわ町の堂平天文台付近で撮影された火球=20日午前2時41分、後藤史明さん撮影(16.8秒露光) 【杉本崇】関東地方の広い範囲で20日未明、大きな音とともに明るい流れ星(火球)を見たという目撃情報や画像、動画がネットに投稿されている。隕石(いんせき)である可能性がある。 埼玉県ときがわ町では午前2時40分すぎ、会社員後藤史明さん(28)が堂平天文台付近で天体撮影をしていて、たまたまとらえた。光は薄い緑から青白い光に変わって一気に強まったあと、赤っぽくなって茨城県方面に落ちていったという。車載カメラで撮影されたらしい投稿動画(http://goo.gl/SnZm0)は、20万回以上再生された。 アマチュア天文家らで作る「日本火球ネットワーク」にも15件以上の目撃情報が寄せられた。メンバーの下田力さん(55)によると、軌道計算の結果、隕石らしきものは高度30キロ付近で消えたとい
写真を撮ったあと、手前の人物にピントを合わせたところ(上)と後方の人物にピントを合わせたところ(下)=東芝提供東芝が開発したカメラモジュール。スマホなどに組み込んで使う=東京都内 【上栗崇】「ピンぼけ」よ、さようなら――。東芝は、写真を撮る前にピントを合わせなくても、撮ったあとで好きな部分や写真全体にピントを合わせられる特殊な写真を撮影するカメラを開発した。1辺約1センチの箱形で、スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット端末に組み込んで使う。 縦5ミリ、横7ミリほどの画像センサーの前に、直径0.03ミリのレンズを約50万個、ぎっしり並べた。「複眼」と呼ばれる昆虫の目と同じ構造だ。それぞれのレンズが少しずつずれた映像を捉えており、50万個の小さな写真を独自のソフトで組み合わせて大きな1枚の写真を作る。 二つのレンズがある3Dカメラと同じように、小さな写真同士のずれを利用して被写体ま
印刷 関連トピックスTwitterマリアナ海溝への潜水を終え、海面に戻ったジェームズ・キャメロン氏=AP 映画監督のジェームズ・キャメロン氏(57)が26日、特注の1人乗り潜水艇で、世界最深のマリアナ海溝チャレンジャー海淵(かいえん)への潜水に成功した。有人潜水としては52年ぶり2回目で、単身としては初めて。 キャメロン氏が乗った潜水艇「ディープシー・チャレンジャー(深海への挑戦者)」は、この探索のため、オーストラリアで開発された。潜水に協力している米ナショナル・ジオグラフィック協会によると、効率よく潜れるよう、細長く設計されている。 26日は2時間36分かけて深さ1万911メートルのチャレンジャー海淵に到着。海底付近で約3時間過ごしてから、70分間で海面に戻った。キャメロン氏は海底で試料を集めたほか、写真や3D動画を撮影した。公開の時期は未定だが、キャメロン氏はツイッターで「私が見
森本敏寛さんが撮影した国際宇宙ステーションの光跡(上方)。手前は海峡ゆめタワー=山口県下関市 宇宙飛行士の野口聡一さんを乗せた国際宇宙ステーション(ISS)の光跡を26日夕、山口県下関市豊浦町室津下のアマチュア天文家、森本敏寛さん(39)が撮影した(0.5秒露光の連続撮影を16回重ねた)。 撮影場所は、同市丸山町5丁目。森本さんによると、ISSは26日午後6時16分ごろ、西北西の空に肉眼で見え始め、関門海峡のランドマーク「海峡ゆめタワー」の上空を右から左に移動。約4分半後に南南東の空に消えていったという。森本さんは「一番星よりちょっと明るく、流れ星をスローモーションでみているようだった」と話した。
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