北海道函館市を中心に道南地方で17店舗を展開する外食チェーン「ラッキーピエログループ」の創業者で社長の王一郎氏(75)が、5月に社長を退任する意向を明らかにした。朝日新聞のインタビューに「5月に76歳になるのを機に社長を交代する。今後は会長として新社長を支えていきたい」と答えた。後任には15日付で長女の未来(みく)副社長(48)が就く。 王氏は1942年5月、神戸市の生まれ。高校を卒業後、千葉県の親族の会社に勤め、21歳で中華料理店を独立開業。27歳で函館市に移住し、パブなどの経営に携わったのちに、87年に函館市のベイエリアでラッキーピエロの1号店を開業した。 自らが考案した看板メニューの「チャイニーズチキンバーガー」は、年間55万食を超える人気商品となり、ご当地バーガーと言えば「ラッキーピエロ」と言われるまでに浸透。メリーゴーラウンドやサンタクロース、エルビス・プレスリーなど17店舗のテ