ケニア北東部ガリッサからの情報によると、1日、同地区の二つのキリスト教会が武装集団に襲われ、市民ら少なくとも17人が死亡、60人以上がけがをした。死傷者は増える可能性がある。 覆面姿の複数の男が教会前で警備していた警官を射殺し、自動小銃を奪って教会内で乱射した。手投げ弾も投げ込まれたという。ケニア政府は昨年10月、イスラム武装勢力シャバブを掃討するため隣国ソマリアに軍を派遣しており、シャバブは報復を宣言していた。 先月24日には、沿岸部のモンバサのバーで手投げ弾が爆発し3人が死亡。29日にはソマリア国境近くのダダーブ難民キャンプで援助団体の車が襲われ、運転手1人が死亡し、ノルウェー人などの職員4人が誘拐されている。首都ナイロビでも爆発が相次いでおり、シャバブは高層ビルの爆破も予告している。(ナイロビ)
関連トピックスイラン イラン北東部ホラサンラザビ州の裁判所が、酒を飲んだとされるイラン人2人に死刑を言い渡した。イラン学生通信が24日伝えた。最高裁が支持すれば確定する。人権団体は反発している。 イスラム教国のイランでは、飲酒は厳禁。法律は3度目に逮捕されれば死刑もあり得ると定める。ただ、国際社会の批判を考慮してか、罰金刑やむち打ち刑にとどめているのが現実だ。 死刑判決について、ホラサンラザビ州の司法当局者は「2人は飲酒を繰り返し、逮捕は3度目となる」と正当化した。2人の性別や名前、逮捕日、一審判決日などはいっさい明らかにしていない。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら 関連記事スパイ事件の死刑判決破棄 イラン最高裁(3/6)〈ロイター〉イランが「米CIAスパイ」
印刷 関連トピックスエジプトカイロで9日、教会への攻撃に対する抗議デモの最中に軍治安部隊と衝突するコプト教徒ら=ロイター エジプト・カイロの中心部で9日夕(日本時間10日未明)、「信教の自由」の保障などを求めるキリスト教の一派コプト教徒らによる抗議デモと、軍治安部隊が衝突した。衛星放送アルジャジーラによると少なくとも23人が死亡、150人以上が負傷した。 投石や車両への放火などで、一帯は騒乱状態となった。ムバラク前政権崩壊後の全権を握る軍最高評議会は同日深夜、カイロ市内の一部を対象に10日午前2時から7時までの夜間外出禁止令を出した。 この日のデモは、コプト教会などに対する攻撃が国内各地で起きている事態に対し、軍政が「信教の自由」を十分に保障していないことへの抗議目的で組織された。同種のデモは第2の都市アレクサンドリアなどにも広がっている。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます関
【カイロ=石合力】エジプト中部ミニヤ付近で11日、走行中の列車内にいた男が銃を乱射。乗客の男性1人が死亡、5人が負傷した。エジプト内務省によると、死傷したのはいずれも同国のキリスト教の一派、コプト教徒で、女性4人が含まれているという。容疑の男は現場から逃げたが、その後拘束された。拘束されたのは23歳の非番の警察官でイスラム教徒だという。治安当局が動機などを調べている。 同国では、今月1日、北部アレクサンドリアのコプト教会の新年ミサを狙った爆弾テロで23人が死亡したばかり。今回の事件で、イスラム教徒とコプト教徒の緊張がさらに高まる可能性がある。
【ニューデリー=武石英史郎】ヒンドゥー教徒とイスラム教徒が所有権を主張し合い、宗教対立の火種となっているインド北部アヨディヤのモスク跡地をめぐり、同地に近いラクノウの高裁は30日、ヒンドゥー側が3分の2、イスラム側が3分の1を分割所有するよう命じる判決を言い渡した。判決をきっかけに対立が再燃する可能性があり、インド政府は全土で警戒態勢を敷いている。 アヨディヤには、ムガール帝国時代の16世紀に建造されたモスクがあった。しかし、ヒンドゥー教徒は、叙事詩「ラーマーヤナ」の主人公ラーマ神(最高神ビシュヌの化身)が生まれた聖地だと主張。1950年以降、双方が所有権の確認を求めて民事訴訟を起こしていた。訴訟が長期化する中、ヒンドゥー原理主義者が92年、モスクの破壊を強行。それをきっかけに全土で宗教暴動が起き、2千人以上の死者を出した。 判決は考古学的調査を基に、ヒンドゥー寺院の廃虚の上にモスクが
発明家ドクター・中松氏(81)が9日までに、インドでチベット仏教最大宗派「ゲルク派」トップから「金剛大阿闍梨(あじゃり)」の位を授与されたことが分かった。同氏によると、チベット仏教指導者として最高ランクという。世界的な知名度などが評価され、いきなり“特別選任”された模様。同氏は「平成の弘法大師になる」と宣言。近々、都内に「中松寺(ちゅうしょうじ)」を設立し、創造や頭脳に御利益があるパワースポットにしたいという。 中松氏によると、同氏は現地時間8日午前、インド・デリーの寺院で、チベット仏教ゲルク派のトップ(教主)である第102代ガンデン・ティパから「金剛大阿闍梨」に認定された。ティパから「『活仏(かつぶつ)』として仏教を日本に広めてほしい。そのため仏教界の最高位を授けます」という趣旨のことを言われたという。 同氏によると、金剛大阿闍梨とはチベット仏教の指導者として最高ランクの位。ゲルク派側か
【マニラ=松井健】フィリピン国軍によると、南部ミンダナオ島の南サンボアンガ州パガディアン市で11日夜、同市在住のアイルランド人神父(79)が武装した男たちに誘拐された。神父は海岸まで車で連れ去られ、モーターボートに乗せられたという。その後、同島の南ラナオ州で目撃されたという情報もある。これまでに犯行声明は出されていないが、フィリピン南部ではイスラム過激派アブサヤフが外国人の身代金目的誘拐を繰り返している。フィリピン・カトリック司教協議会によると、神父は長年、障害のある子どもたちを支援する活動をしていた。
出荷前のチェックを受ける「大型アンブレラ」=22日午前、大阪府枚方市、諫山卓弥撮影実際に設置されると、こんな日よけになる。サウジアラビアで取り付られた「アンブレラ」=太陽工業提供実際に設置されると、こんな日よけになる。サウジアラビアで取り付けられた「アンブレラ」=太陽工業提供 まるでアサガオの花をひっくり返した中にいるみたい――。実はこれ、大手テントメーカーの太陽工業(大阪市)がサウジアラビア向けに製作中の日よけ用テント。大阪府枚方市の工場で22日、従業員が近く出荷する製品の品質点検に追われていた。 約25メートル四方で、樹脂を素材にした生地をミシンで縫い合わせている。サウジアラビア・メディナにあるモスクの広場で支柱に据え付けられ、日傘代わりの「大型アンブレラ」になっている。07年から試作、生産に入っており、来年5月までに計250基作る。 同社は90年代以降、欧州などに販路を広げてき
バチカンとイスラム学者ら対話 法王発言の傷、修復図る2008年11月4日22時50分印刷ソーシャルブックマーク 【ローマ=喜田尚】バチカンが各国のイスラム学者代表を招き、カトリックとイスラムの対話促進のフォーラムが4日、始まった。イスラム教の「聖戦(ジハード)」を批判したとされる一昨年のローマ法王ベネディクト16世の発言で傷ついた関係の修復が狙い。発言後、ヨルダン王子ら43カ国のイスラム学者が書簡で相互理解を訴えたのがきっかけとなった。 フォーラムではバチカンの諸宗教対話評議会議長、トーラン枢機卿と、ボスニア・ヘルツェゴビナのスンニ派イスラム法学最高権威、ムスタファ・チェリッチ大ムフティを代表とする双方それぞれ29人が「人間の尊厳」「信教の自由」などについて意見を交わす。ヨルダン王立イスラム思想研究所を主宰するガジ王子も加わった。最終日の6日はベネディクト16世も代表らに謁見(えっけん)し
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