鹿児島県は21日、新型コロナウイルス感染症患者の死亡事例の統計を初公表した。今月8日までに死亡した55人のうち、ワクチンを接種していなかった人は54人。そのうち、高齢者を中心にワクチン接種が進んだ今年7月からの死亡者では、17人中16人が未接種だった。 県は感染拡大防止の観点から、死亡者の年代や性別、死亡の原因、経緯、基礎疾患の有無などを原則として3カ月ごとに公表するとしている。 最も死亡事例が多かったのは80代で19人、90代以上が15人、70代が13人と高齢者が多くを占めた。また、60代が6人、40代が1人、20代が1人となっている。性別では男性が30人、女性が25人だった。 死因は新型コロナウイルス感染症が27人、それ以外は28人。基礎疾患があった人は53人、無かった人は2人となっている。死亡の経緯は、医療機関に入院中が54人(そのうち2人が自宅待機中から救急搬送)、1人が死亡後に陽