毎日新聞は27、28日、参院選(7月11日投開票)が24日に公示されたのを受け全国世論調査を実施した。菅内閣の支持率は52%で、組閣直後の前回調査(6月8、9日)の66%から1カ月もたたず14ポイントの急落となった。菅直人首相が消費税を引き上げる方針を表明したことが影響したとみられる。消費税引き上げについては賛成47%、反対50%となり、賛否は拮抗(きっこう)しているものの、前回の賛成52%、反対44%から逆転した。参院選比例代表の投票先では民主党が40%(前回41%)で自民党の17%(同14%)を大きく上回った。 【政権を審判】特集・2010年参院選 消費税を巡っては自民党が10%に引き上げる方針を参院選の公約に明記。菅首相も「自民党の10%という数字を参考にしたい」と表明し、2大政党の双方が増税を公約する異例の選挙戦に突入した。調査では消費税率10%について「もっと低い税率にすべき